「青春１８きっぷ」赤券が密かな人気
「青春１８きっぷ」を知っている方は多いと思う。近年ではシーズンごとに書店で利用ノウハウを取り上げた雑誌・ムックを数種類見かけるようになり、鉄道ファン以外の旅行者層にも十分受け入れられているのがわかる。
さてこの切符、駅や旅行会社で注文すると通常は青色の券が機械から印刷されてくるわけだが、かつての印刷済み券タイプ（赤券と呼ばれている）も一部の駅で取扱われており、ノスタルジーや珍しさにこだわるファンの間で人気が高いようである。もっとも現在ではＪＲ東日本とＪＲ東海では取扱いが無く、他の４社（北海道・西日本・四国・九州）の限られた駅でのみ販売されている。そこで今回の北海道旅行で現地ゲットにチャレンジしてみた。
これが赤券。今年はどこへ行こうかな？
今回の旅行では７月１４日に宗谷本線に乗る機会があり、ＪＲ北海道宗谷北線運輸営業所のＨＰによれば名寄・美深・音威子府・幌延・南稚内・稚内の各駅で取扱いがあるとのこと。それではと停車時間のある音威子府駅で早速窓口へ駆けつけ「青春１８きっぷの赤券をお願いします。」と言ってみた。
駅員サン「えっ、赤券？残り２枚だけど予約済みで…」／私「そ、そうなんですか？」／駅員サン「ちょっと待って。今の列車で美深から社内便が届いていて、その中に頼んどいた赤券の追加補充分があるかも…（中略）…ありました！」
と、こんなやりとりがあって幸いにもゲット。念のため駅員サンに聞くと首都圏からの通信販売依頼（現金書留で購入）が非常に多いとのこと。いやはや参ったね！
＜追記＞本日（7/25）、例の宗谷北線運輸営業所のＨＰを再度確認したところ、「青春１８きっぷ」赤券の宣伝は削除されていた。おそらく管内で用意した印刷分が完売したものと思われる。ＪＲ北海道グッジョブ！
稚内行き普通列車（音威子府で６分停車の間に購入）