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  2004年夏に乗った列車A 「ムーンライトながら91号」

 

 この列車の前身である全車自由席の「臨時大垣夜行」を時刻表で見た時、改良された豊橋〜名古屋のノンストップダイヤに魅了され、こりゃ接続良く西のほうまでいけるナ、と思ったものである。しかし繁忙期の全車自由席には選択肢としてのためらいもあった…。

 かくしてこの列車は、ためらい不要の全車指定席として昨年デビューし、自分はやっと今夏に乗車機会を得たわけである。(7月末と8月上旬の2回利用した。)

 いざ使ってみると大変便利で、定期「ムーンライトながら」から足が遠のきそうである。やはり大垣に1時間早着できるのが強味だ。そのうえ全車「全区間」指定席のため、定期「〜」のように小田原駅での車内突撃(この駅から自由席となる4〜9号車めがけ)もない。この小田原突撃は指定券を持ち着席している乗客には迷惑この上なく、通路・デッキに座り込む客のせいで洗面所へ行くのもままならぬことが多かったものである。

品川駅ホームで発車を待つ10両編成 

 さて発車。車内改札は予想していたとは言え、遅々として進まない。ほとんどの乗客が「青春18きっぷ」で、しかも横浜からの新しい日付印を押してもらっている人ばかり。さらに日付が変わる横浜までの乗車券を不所持で、その分を精算する人も多い。 その部分の節約?(東急線を使うと便利)か知らぬが横浜からの乗客も結構多く、ここでほぼ満席となった。

 寝入りは良かったのだが浜松でちょっと目が覚めてしまい、ホームを歩く。隣の定期「〜」共々コンテナ列車に道を譲る停車である。定期の方は案の定デッキにへたり込んでいる若者が多く、小田原乗車を推察させる。

 列車は定期「〜」の後を追うように浜松を出発、豊橋で抜き去った後は名古屋まで48分ノンストップ運転で、5:19に名古屋着。(速い!) 途中の主要駅にいくつか停車して大垣に5:55着、駆け上がるのも面倒ながら周囲が皆そうするので、自分も乗換えに走ってしまった。 

 座席について一件付記すると、実は1号車と10号車のみグレードのより良いシートが充当されているそうだ。今回は取れなかったが、機会あればまたトライしてみたいものである。 

浜松で定期「ムーンライトながら」共々小休止