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  上野駅で583系「はくつる81号」を眺める  

 

  ☆上野駅に「国鉄時代」を求めて☆

 5月2日、仕事が早く終わった。それでは上野駅へ行ってみよう。目的は余命いくばくもない(?)臨時列車の583系「はくつる81号」である。

  入線は21時15分、既に行止り式ホームエンドにはたくさんのファンがカメラを構えている。昨年の「思い出の583系はつかり」には及ばずとも、かなりの人出、ざっと見て200人位のファンがいたと思う。

  面白いのは明らかに会社帰りと思しき30〜40代のスーツ姿のファンも少なからずいて、カメラを見ると「キャノンAV−1」「ミノルタXD」など、かつての東北特急全盛時から使っているようなカメラであった。(自分と同世代みたいで、惜別の上野駅参上かな?)

上野14番線の「はくつる81号」(1998年撮影)

    ☆青森運転所の583系は「もう限界」☆

  本日の編成は青森運転所のN21編成である。入線から出発まで30分もあるので、ゆっくりホームを行き来して車両を眺めると、外板の損傷が目立ち痛々しいほどである。内装は更新されているので、実際に利用する向きには影響ないのだろうが、少し悲しい気分になった。

  外板を修理しないのは、おそらく今年いっぱいで廃車にするからなのかな・・・。残念だが、そんな気がする。

  昭和50年代、九州ブルートレインと共に少年ファンの人気を二分していた東北・上越特急。この583系は当時から残る「最後の砦」であるが、その落城の日も今や秒読みとなったようである。

上野駅地平ホーム改札側から(1998年撮影)