銚子電鉄脱線事故に思う
本日の朝、銚子電鉄の電車が笠上黒生（かさがみくろはえ）駅構内のポイント上で脱線してしまった。幸い１０名程度の乗客にケガは無くて良かったが、当然ながら全線で運休とのことである。
この線区には半月前（昨年末）に乗ったばかり。当日は土曜日とあって鉄道ファンも多く乗り合わせており、銚子電鉄としてはいわゆる“外貨獲得”的な乗客が目立っていたように見えた。
そして本日も連休中の日曜日とあって首都圏から訪れてこの電車に乗ろうとしたファンも多かったと思われるが、現地で運休の報に接して残念な思いをしたことだろう。
さて今回の事故を思うに、残念であると共に大いに心配でもある。鉄道ファンにとっては周知の事実であるが、銚子電鉄の経営はハッキリ言って苦しい。脱線の復旧作業に時間・費用がかかるうえ、枕木やポイントの修理・交換も必要かもしれない。なにより全線運休とくれば運賃収入が見込めず、それを補う物販等のサイドビジネスにも限度がある。
まさかこのまま…と言うことはさすが無かろうが、自分が半月前に乗った時にも窓の汚れが気になるほどのメンテナンス状態だったことも事実。趣味的にはたいへん面白い路線でもあり、ファンとしても今後の推移が気になるところである。
キャベツ畑をコトンコトンと（犬吠〜外川）