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(update 2015/10/24)

 

さぁ今のうちに訪れよう、東追分駅

 

  (来訪日:平成27年9月25日)

   

    2015(平成27)年夏、鉄道ファンにとってショッキングなニュースが流れた。JR北海道が2016年(平成28年)3月ダイヤ改正で、多くの無人駅を廃止する旨を発表したのである。具体的には鷲巣(函館本線)、花咲(根室本線)、上白滝・旧白滝・下白滝・金華(石北本線)、東追分・十三里(石勝線)の8駅となっている。自分はここ数年北海道の秘境駅を折に触れて当HPで紹介してきたが、いずれの駅もこの廃止の対象からは外れていて少々不思議な気もする。

    今回は廃止が決まった駅の中から東追分(石勝線)を選んで訪れてみたので、そのレポートをお届けしたい。

   

    石勝線追分駅から新夕張方面にひと駅、東追分駅がある

 

    時刻表を見るとわかるが、この東追分駅は廃止になるだけあって普通列車でも通過するケースがあり、来訪スケジュールには少々工夫を要する。よって今回は隣の追分駅から歩いて訪れてみることにした。距離にして4.0キロ、道道462号線沿いに歩けば何とかなりそうと考え、追分駅を10時にスタートした。

    歩くこと50分、そろそろ駅らしき構築物が見えてくるはず…と進行方向左手を凝視すると右写真のように木々の端から跨線橋が見えて目的地到達とわかった。仮に跨線橋の無い単線駅だったら見落としてしまいそうな“何もない”駅、それが東追分駅である。

 

 

跨線橋が見えてきて、そこが東追分駅とわかる

   
    駅全体を俯瞰しよう。周囲はトウモロコシ畑や荒れ地のみで、人家は無い。石勝線の貨物列車対策として行違いの線路有効長が非常に長く取られているのと、駅前後のスノーシェルターが特徴である。

 

駅舎全景/跨線橋の後ろにシェルターがある

 

    跨線橋には扉があり、昇降時は手で開けて入る。内部は清掃が行き届いているが、利用者が極端に少なくて汚れないのかもしれない。秘境駅で良く見かける「駅ノート」がこの駅にも置かれているが、これもやがて無くなってしまう運命である。

    さて全体的な印象としては駅と言うよりは信号場であり、駅廃止後には専らその役割となることは容易にわかる。やがてやってきた下り列車の乗降客は自分だけ、ある意味で今まで駅であったことが不思議とも思える東追分駅であった。

   

  

列車交換用の線路有効長がとても長い