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(update 2012/06/22)

 

時刻表が最も楽しかった頃

 

 

     明日は東北新幹線(大宮〜盛岡)の開業30周年である。時刻表の誌面はこれ以降新幹線のページが充実の一途を辿るようになったが、一方で並行在来線は優等列車が激減して無味乾燥な誌面となってしまった。

   いま「JR時刻表」2012年7月号の東北本線(上野〜黒磯)のページを開いてみる。優等列車が赤色で示されているがその数は少なく、特に19:03発の「北斗星」以降は全くの黒色表示の列車ばかり。あの特急・急行が次々と雁行して普通列車は所々に点在する程度だった華やかなりし東北“本線”は30年前の今日で終わったのであった。

   長距離の昼行特急、旧客の夜行列車、多層建て急行…乗り損ねた列車ばかりなのに、それでも30年前を時刻表が最も楽しかった頃と思えるのはやはり夢があったからかのかな?(おそらくそうなのだろうな…)


仙台へ向かう「ひばり」(鶯谷にて/昭和57年6月撮影)