(update 2006/01/17)  トップページへ      夢は鉄路を駆けめぐるへ      最近の話題へ

 

「かすが」今春に廃止、急行全廃へ秒読み?

 

 

   今春のダイヤ改正では先に取り上げた「出雲」の廃止の他にも、「日本海1/4号」の函館乗入れ廃止、道内一部夜行列車の臨時格下げ・ローカル駅の廃止等々、ファンにとっては残念な内容も少なくない。そんな中で標題の“急行”「かすが」(名古屋〜奈良)も廃止が決定した。

   この列車は首都圏では馴染みが薄い、いやほとんど知られていない列車と言っても良いだろう。自分は平成5年に奈良→名古屋を乗車したが、その際に当時勤務先(秋葉原)のビル1階にあった旅行代理店で指定席券を購入したのを覚えている。申込書を書いて係員(チーフクラスの男性社員)に渡すや「…んっ、かすが?これは何ですか?」と聞き返されてしまったので今なお覚えているわけだ。奈良→名古屋であれば京都経由の新幹線か大和八木経由の近鉄が一般的であり、この店員の応対も止むを得なかったのであろう。

キハ58+65時代の「かすが」(奈良にて/平成5年11月) 

   当時の「かすが」は右上写真にあるように国鉄型のDCで、2両のうち1両が指定席車であった。列車自体は終始すいていたのだが、なぜか自席の券番はB席で隣席にも客がいたため、自由席車に移動して車窓から暮れゆく伊賀の里を眺めていたものである。

   さて今回の「かすが」廃止によってJRの急行列車は更にその数を減らし、残るは「はまなす」「能登」「銀河」「きたぐに」「つやま」「みよし」のみとなってしまった。国鉄時代は時刻表の本文を開けば必ず見つかった急行列車も今や全廃まで秒読みとなりつつある。特に昼行の「つやま」「みよし」はいつ快速or普通格下になってもおかしくない現状のようである。他方の夜行急行は多少存続の余地もあるが、ブルートレインも含めた夜行列車全体の縮小傾向の中でどのような道を辿るのか、予断を許さないところである。

最後まで残るか“急行”「きたぐに」(米原にて/平成16年5月)