(update 2006/12/21)

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鉄道誌は国鉄懐古がブーム

 

 

   毎月21日は主要鉄道誌の発売日である。例により自分も定期購読の「鉄道ジャーナル」を買うが、ふと書店の陳列棚を見渡すと国鉄時代を扱った雑誌が多く目につく。ライバル誌「鉄道ファン」は“国鉄特急スピリット”と題した特集を組み、他にも季刊「国鉄時代」や「国鉄特急」(廣田尚敬氏の写真集)が並んでいる。「鉄道ピクトリアル」の特集“50系客車”も現車は消滅しており、懐古的な特集といった感が強い。

   このことは実は今月に限ったことではなく、ここ数年特に目立ってきた現象である。もちろん各誌とも編集方針には読者の嗜好を十分に考慮していると思われ、端的に言えば「国鉄時代を特集すれば売れる」という図式が成り立つのであろう。それは何故だろうか?理由を思いつくまま列挙すると…

 

東北特急全盛期の「いなほ」「みちのく」(上野/昭和53年8月)

   @JRの合理的施策に対する趣味的満足感の減退    近年の味気ない列車の内外装や、不採算路線の廃止・3セク移譲、長距離列車の廃止等がファンから否定的に見られ、国鉄時代の良さが再認識されている。

   A40〜50代のファン層が増えた   若い頃にSLや旧客・旧国を追い求め、ブルトレ&L特急の駅撮りに励み、廃止ローカル線を駆け巡ったファン層の懐具合が良くなり、複数誌の購読も可能となった。

   B写真画質の飛躍的な向上   当時からは想像もつかない技術革新(コンピュータ)により、古く色褪せた写真がきれいに誌面を飾るようになった。

   Cインターネットの普及   鉄道に関する情報はインターネットから収集するようになり、ファンが鉄道誌に求める内容が変わった。

国鉄色DCにスカイブルーの旧国(南小谷/昭和55年9月)