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  旧形国電の思い出(5)−浜川崎支線の17m車−

   72・73系と戦前形「省電」が出たところで、今回は17m級国電である。17m車と言えば武蔵白石〜大川のクモハ12が平成に入っても走っていたので覚えている方も多いと思われるが、今回は南武線浜川崎支線を取り上げて見よう。

   尻手〜浜川崎という貨物輸送が主体の線区であるが、昭和55年までクモハ11+クハ16の2連が活躍しており、鶴見線72・73系の撮影帰りに乗車したことが何度かあった。

   旧国の形式解読・改造歴研究は、年季の入った鉄道ファンでも難儀なジャンルである。もっとも旧国消滅に伴い「〜であった。」と言った方が良いかもしれない。特に17m車は旧国の草分け的存在で長い車歴の持ち主、こりゃ大変…。

浜川崎にて(昭和55年11月/以下同じ)

 

   大雑把に言うと、片運の制御電動車「クモハ11」、両運の制御電動車「クモハ12」、片運の制御車「クハ16」と理解しておけば足りる。浜川崎支線はクモハ11+クハ16の編成でトコトコとのんびり走っていた。それでも時折揺れると長い吊り革が左右にフンワフンワと振子振動していたものである。

   この来訪から1ヶ月ほどで旧国は淘汰されてしまうが、さよなら列車の運転はなく静かな幕切れとなった。この年の初めに鶴見線72・73系の「さよなら列車」 が運転された時には大勢のファンが押しかけ大変な騒ぎだったようで、この点が影響していたのかも知れない。

木張りの車内(クハ16)。のんびり走っている。

いかつい面構え(クモハ11)

午後の陽光がけだるい雰囲気…