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(update 2008/04/27)

 

平成2年、「まりも」の思い出

 

 

   既に報じられているようにJR北海道の夜行特急「まりも」(札幌〜釧路)が今夏を以って廃止となる。これで道内発着となる夜行列車は全廃となるわけだが、既に廃止となった「利尻」(札幌〜稚内)と共に自分にとっては馴染みのある列車であった。

   もっとも実際に乗車したのは特急格上げ前の急行時代が専らで、写真の14系による客車列車の時代に何度か乗った。当時は指定席に「ドリームカー」として国鉄時代のグリーン車から転用されたリクライニングシートが充当(現在は「はまなす」に連結)されており有り難かった…が、平成2年に乗ったときは隣が若い女の人だったため当方が寝付けず困ってしまった思い出がある。

 

平成2年9月、釧路にて出発を待つ急行「まりも」

    思い返せば平成2年は社会人の2年目で、ようやく長めの年休も取れるようになったので遅めの夏休みを9月にもらい、当時あった「北海道ニューワイド周遊券」で道内を気ままに乗り歩いたものである。今はなき「C62ニセコ」や「上砂川支線」に初めて乗ったのもこの旅行の時であるが、釧路滞在の1日を除いて晴天の日がなかったのを覚えている。

   その晴天の一日、自分は釧路市内を半日ほど散策した。夕暮れの海岸に出ると、若い地元の男女が睦まじく遊んでいた。ジャンケンをして負けた方が一歩ずつ海へ進むという他愛ない遊びのようであったが、楽しそうにしていたので一枚ショットを切ったのが右写真である。

    あれから18年、二人は釧路を去ったのだろうか…。

   
(上記内容は「まりも」とは無関係ですが、当時の思い出として記述)
 

釧路の海岸、二人の「時」が流れる