さあ、このサイトをご覧の訪問者のかた、夏休みの計画は？ 未曾有の不景気が続くなか、カネなしトラベラーのための黄金列車がこの夏に登場する。既にプレス等でも発表になっているが、定期「ムーンライトながら」の救済列車「ムーンライトながら９１・９２号」である。

   この列車は従来の１６５・１６７系等による全車自由席の救済列車を全車指定席の１０両編成に置き換えたもので、ＪＲ東日本の１８３･１８９系（「あずさ」から捻出）を使う予定である。

   特に下り列車は豊橋〜名古屋のノンストップダイヤが踏襲され、終点の大垣には定期列車よりも１時間も早く到着する。それでいて指定券さえ取れれば品川で夕方から並ぶ必要もなくなり、西をめざす「青春１８きっぷ」トラベラーにはそれこそ垂涎の列車となろう。

   実は６月１９日に１ヶ月先の連休を見据え、職場で指定券を取ろうとしたが、外出等の予定があって失念、夕方に発売日であることを思い出し慌てて端末をたたいたら意外にも１００席以上残っていた。これは６月の時刻表に当該列車の掲載が間に合わなかったことが原因であろう。  と言うのも正規列車は東京〜名古屋の指定席に限って言えば残り２席で、どちらがトクかは推して知るべし…。

本家の「ムナカラ」、救済臨に負けそうか？

   まあ、この列車の知名度が上がれば本家を凌ぐ人気になることは間違いなかろう。今後の推移を注目したい。