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  3月29・30・31日「三連休パス」レポート

 

  1.3月29日(金)曇天/雨天のスタート

  ああ、曇天。それも時折雨がパラつく。第一走者は「あずさ53号」、E257系である。新車であるが「スーパー…」のように振り子装備でないため、やはり曲線通過時の速度は遅いなあ。もっとも車内設備の造作は183系より向上しており、まあ「かいじ」専用なら良いかなと言う感じだった。  車内は平日とあって甲府までのビジネスマンが多く、松本到着時はわが1号車は2割程度の乗車率だった。この次に乗った「しなの11号」(松本〜長野)の方は振り子を効かせて快調な走りっぷり。姨捨から善光寺平へ軽やかに駆け下り、長野に到着した。

新宿で出発を待つ「あずさ53号」。

 

 2.木島線はあさってが最終日

  長野電鉄に乗る。標題の通り、木島線(信州中野〜木島)は3月いっぱいで廃止となる。切符は長電全線フリー乗車券を2790円で買う。モトが取れるか微妙だったが、切符が手元に残るのと木島線を含む路線図が裏面に記載されているのが有難い。さて肝心の木島線に乗ると、2両編成の電車は立ち客もいて活況を呈している。金曜日とあってか、ファンの姿よりも地元客の乗り納め利用が目立った。まあ、明日明後日は土日なのでファンも増えるのだろう。木島線は今回が初乗車であるが、これが乗り納めである。 

 信州中野での「さよなら木島線」電車

 

 3.遂に登場、「ゴロンとシート」

  長野から「あさま」で帰京、すぐさま「あけぼの」に乗り継ぐ。さて、「あけぼの」+「三連休パス」とくればもうゴロンとシートしかない。もっとも今回が初乗車のこの車両、どんな寝心地かと興味深々だったが、さすがに「寝台」である。はまなすカーペットやサンライズのびのび座席より格段に居住性は良い。ただ毛布を始めリネン類が省略されているため、室温は高めの設定のようである。それで困ったことは缶ビールを2本買ったのだが、2本目がみるみる「ぬるく」なってしまっていやいや参った。高崎を過ぎるとビールが効いてきて程なく夢の世界へ・・・。

 4.五能線と津軽鉄道

 東能代から五能線に乗りかえる。過去2回はいずれも「ノスタルジックビュートレイン」で全区間通しての乗車だった。今回はキハ48のいわゆる「普通の」列車である。沿線には既に雪はなく、日本海の景観を時折雲間からのぞく陽光を仰ぎつつ鑑賞する。五所川原からは津軽鉄道に乗車、津軽中里まで「単振動」する。軽快気動車「走れメロス号」に揺られての往復、本当は金木あたりで途中下車してみたかったな・・・。

 

上野駅15番線で出発を待つ「あけぼの」

 

 5.うわ〜、「かもしか」が「こまち」にフラれる

 弘前から「かもしか4号」で秋田をめざすが、何と20分も遅れてきた。なんでも線路に木が投げ込まれた(???)とのこと。そのため予定の「こまち24号」(5分接続)とは接続を取らない旨の車内アナウンスがあった。しかし同じ5分接続の「いなほ16号」(新潟行き)のほうは秋田で待ってくれると聞いてガクッ。時刻表を見ると、たしかに「いなほ」は代替列車がもうなく、「こまち」はまだあるのだが・・・。結局臨時の「こまち74号」に廻されるハメになり、東京着が1時間遅れてしまった。 

臨時列車のためかすいている「こまち74号」

  6.最終日は銚子電鉄に乗りました

  未乗私鉄を乗りつぶす目的から最終日(31日)は銚子電鉄のある銚子へ。かつて総武線沿線に住んでいながら、初めて「しおさい」に乗る。そして単行の銚子電鉄に出会う。路線は短距離ながら町外れの丘陵を登ったり、キャベツ畑をのどかに走ったりする。駅舎も近代的な犬吠・タイムスリップの外川と興味は尽きず、やや東京からは距離があるがファンの関心を引き付けずにはおかなかった。

  さて、東金線を乗り継いで「ビューわかしお」に初乗りと思って銚子に戻ったら、自分が乗る予定の普通電車は動労千葉のストで運休とわかりショック。平常の9割運転と駅ポスターにあったが、なんと自分の予定した列車は残り1割に入っていたのだった・・・。元気喪失、予定変更で東京へ直帰してしまったのであった。動労のバカ、ストなんて聞いてねえゾ。

ファンを呼べる潜在需要がありそうな銚子電鉄