(update 2005/12/24)

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来年3月でついに「出雲」も廃止決定

 

 

   ダイヤ改正には「光と影」がつきものである。

   JR東日本が来年3月に実施する改正情報を発表した。東武鉄道との特急相互乗入れをはじめ華やかな話題が目につく中、最後にチョロッと「出雲」の廃止が載っていた…流行の表現で言えば「想定の範囲内」と言えなくもないが、やはり決定となると淋しいものがある。

   この「出雲」、国鉄時代には「日本一指定券(寝台券)が取り難い列車」とまで形容された時期があり、補完列車として「いなば」が設定されるほどの人気であった。(のちに「出雲」に愛称統一)  しかし他の寝台列車同様、この「出雲」も新幹線・航空機・夜行高速バスの充実により近年は利用客が減り、新型の「サンライズ」車両でない旧式の寝台「出雲」の方は特に減少が著しく、こちらが今回廃止となる。 自分はかつて「出雲1号(東京〜浜田)」に乗車した経験があるが、長距離夜行とは言え今思えばよく15時間も乗り続けたものである。

   「さくら」「あさかぜ」の廃止からほぼ一年後に今度は「出雲」が消える。最終日の東京駅ホームは再びごったがえすのだろうな…。

EF65Pが牽引する全盛期の「出雲」 (昭和53年8月撮影)