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  1月1日「正月パス」レポート

 

  1.新幹線のグリーン車…

  2003年となった。元旦は旅行しない主義を長く貫いてきたが、それをあっさり翻意させた「正月パス」、普通車用(10,000円)の予算に3,000円プラスでグリーン車用がGetできる。それならグリーン車用に「決まり」である。東北新幹線の未乗区間(盛岡〜八戸)と、代替の3セクも乗り潰そう。お恥ずかしながら、新幹線のグリーン車も「未乗」なので、そちらの体験も兼ねるとするか…。

 

「はやて/こまち1号」は満席である

 

 2.新線区間はあっという間にオシマイ

  さて、「はやて1号」に乗る。「正月パス」のせいで鉄道ファンばかりかと思いきや、帰省やスキーと思しき一般乗客が多くグリーン車・普通車とも満席(普通車はデッキに10人程の立ち客)である。しかしよく見ると我がグリーン車で車内放送のスピーカーにマイクを押し当てている輩もいて、少々カルティーな空気もあった。盛岡を過ぎるといよいよ初乗りの区間である。車窓はトンネルばかりで八戸着、予想していたがあっけなかった。しかし途中停車駅も含め、いずれもピカピカの新駅であるのが印象的だった。

 

 八戸に到着した「はやて1号」

 

 3.初登場、789系

  おつぎは「スーパー白鳥1号」、789系初乗りである。最後尾のクロハへ向かう。この列車も満席であるが、半室のグリーン席は見事にそのスジの乗客で占拠されており、写真やビデオ撮りに余念がない。革張りのシートは高級感こそあるが、背ずりの形状が掛心地を悪くしているように感じられた。座っていてしっくりこないのである。ただ列車としての乗り心地は新車とあって静粛、揺れない。

  野辺地では南部縦貫鉄道のホームが雪に埋もれており、5年前の来訪を思い出した。ここまでが一応晴天、青森へ西進すると雲行きはみるみる怪しくなり、降雪の青森へ到着。グリーン席の乗客はほとんど下車となった。

青森から函館へ、「スーパー白鳥1号」

 

 4.「八戸〜盛岡」、3セクとして初乗車

  「つがる16号」で八戸に戻り、盛岡までは3セク転換「青い森鉄道」「IGRいわて銀河鉄道」に乗る。電車は701系のままで転換路線の実感が湧かないが、盛岡までの運賃は両社合算で2900円、た、たけぇ〜。本来はワンマン運転のところ、試行期間として別乗の係員が車内案内にあたっていた。

 

  

青い森鉄道をブルーで表示

 

  5.アテンダント、頑張っているなあ

  盛岡から一気に東京まで戻っても良かったのだが、切符の性格上少し工夫を凝らそうと思い、「こまち222号」で仙台まで、「Maxやまびこ190号」で東京まで乗車する。こまちは車体断面が小ぶりのため2×2シートはスペース上狭い気もしたが、黒を基調とした落ち着いた室内である。このへんは好みの問題か。車内のアテンダントは私の席が盛岡で前客と交替したことをチェックしていたようで、ちゃんとドリンクサービスを受けられた。乗客ごとにサービスの漏れが無い様にするのは航空機よりも大変かもしれない。

  

盛岡で併結、「こまち222号」

  

  6.グリーン車のサービスは平準化が望ましい

最終の「〜190号」はE4系。Maxは今なお列車に乗るというよりは建物に入る感覚である。2階席は天井が低いものの座ってしまえば気にならず、読書灯&レッグレストもあり快適だった。その車内設備について言えば、車両の製造時期によってサービス内容がまちまちで、イスの形状(幅・枕・レッグレスト等)・読書灯の有無などはもっと統一すべきと感じた。アテンダントサービスも今のところ「はやて」「こまち」限定のため、最終ランナーの「〜190号」では当該サービスもなし。料金は同じなので漸次「やまびこ」はじめ他の列車にもサービスを拡張してほしいと思った。

仙台で出発を待つ「Maxやまびこ190号」