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(update 2016/02/24)

 

さぁ今のうちに訪れよう、「天空の駅」

 

  (来訪日:平成28年1月1日)

   

    三江線。言うまでもなく過疎路線で今や廃止も現実味を帯びてきた線区である。当然ながら列車本数は極端に少なく、ちょっと降りてみたい駅があっても行程を考えると躊躇せざるをえない…時刻表を眺めながらそう思った鉄道ファンも少なくないだろう。しかしそれでも敢えて訪れるべき駅が今回紹介する宇都井(うづい)駅、別名「天空の駅」である。

    宇都井駅はその名の通り20メートルの高架上にあり、駅舎?らしき階段を116段登りきらなければホームに辿り着けない。そしてこのことが問題にならないのは1日の乗車人員がほぼ0人だからという、まことに特異な駅なのである(もちろん駅員もいない)。もっとも「青春18きっぷ」のシーズンにはファンの乗降が若干あり、今回の自分もその類であった。

    天空にそびえる構築物、それは駅だった

 

 

駅と言うよりは団地の階段のような入口

   
   階段は116段、登って息切れする段数ではないが高齢者が利用するにはキツいかも。地元客が皆無に近いとは言え、待合室スペースは良く清掃が行き届いていた。座布団や駅ノートもある。無人駅のため暖房がなく、寒いのはまぁ仕方なかろう。ホームに立つと下方に集落が見え、いわゆる「秘境駅」ではない。しかしこの線区にはいろいろと不便を感じているのだろうと思った。


階段の壁に貼物、ゆずりあおうにも…(苦笑)

 

116段を登り切ると待合室がある

 

    この駅に着いたのは11時で、次の列車が来るのは6時間半後である。但し三次〜口羽折り返しの運用が別に1往復あり、これに乗るために歩いてこの駅を去ることにした。次に訪れるのはいつだろう?あるいは見納めになるのか…そんなことを考えながら宇都井駅をあとにしたのであった。