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update 2010/03/10)

鶴岡八幡宮の大銀杏

 

   本日残念なニュースが飛び込んで来た。鶴岡八幡宮の大銀杏が早朝に根から折れ、倒れてしまったのである。鎌倉で育った者にとって八幡宮には多くの思い出があるが、この大銀杏は太鼓橋・舞殿等と共に八幡宮の象徴的存在であった。まさにポッカリ穴が空いてしまったような心境である。

   実朝暗殺の舞台として有名なこの大銀杏は樹齢を考えれば鎌倉時代の当時にはなかったようだが、相当の古木であることには間違いなく、史実を彩る文化財として貴重であった。それだけに非常に残念である。

   今後この場所はどうなるのだろう? 別の木を移植するのか更地にするのかは不明だが、安易な(無粋な)選択だけは避けて欲しいものである。

 

     平成10年4月の大銀杏