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踏む?踏まない? 八雲神社の「石」

  今回は何やら奇妙なタイトル、はて?と思われるかもしれないが、紹介するのは北鎌倉駅から歩いて5分ほどの神社、「八雲神社」である。観光とは無縁の地元の神社であるが、この境内にある「石」には面白い逸話が伝わっている。(右下写真の石である。)

  まあ、いわれを知らなければ踏んで見ると良い。しかしその理由は言えない。郷土研究に携わっている人は多分踏まないだろう。

  種明かしをすると、古くからの言い伝えでこの石のいわれを知らずに踏むと足が丈夫になり、知っていて踏むと不具合になるとのことである。よってこの原稿を書いている私は踏めないし、あなたももう踏んではいけないというわけである。 

八雲神社の本殿

  その昔、高校1年の時の文化祭で鎌倉の史跡を取り上げる研究発表を行ったが、その時一緒に参加していたK君がこの史跡を取り上げて見ようと言い出し、原稿を書いていたのが思い出される。当時の私は北鎌倉〜大船にはたいした史跡はないと思いこんでいて、この石のことも全然知らなかったので、K君の知識に感心したものである。

  昔は道路の真ん中に埋められていたらしいが、後年の道路工事の際に八雲神社に移設されたそうである。この「石」は写真にもあるように境内にポツリと埋められているだけで、案内文等もない。しかし案内文がないほうが良いことは、もうおわかりですね。

 

これがその「石」である。(私は踏めない)