MANADO 2004

5月1日(火)レンベへの移動です

MUREXスタッフが細い舗装道路も何のその猛スピードで車を走らせます。遅い車が前を走ろうものならぴったり接近してあおりまくり、二重追い越しも常識のようです。クラクションを鳴らすと、なれたもので対向車も道を空けますが、そのたびにこちらはヒヤヒヤです。

メナドから行くと丁度スラウェシ島の反対側、東岸にあるビトンという港町に到着です。MUREXから車で約1時間30分。そのビトンの対岸に、狭いレンベ海峡を挟んでレンベ島があり、そこにMUREXが提携しているLEMBEH RESORTがありました。提携リゾートなので移動はMUREXスタッフが面倒を見てくれます。
島に渡った先にリゾートがあることを知らなかった私はちょっとびっくり、どこに宿泊するのだろうとちょっと不安になりました。が、ボートに乗って対岸がリゾートだとわかり一安心。
レンベ海峡で潜ることはわかっていましたが、地図を事前に見た限りではこんな狭い海峡だとはわかりませんでした。
後で知ったのですがここがポリスピアというポイントでした。ポリスピアからボートに乗って、レンベ海峡を渡り対岸にあるレンベリゾートまで船でたった約5分程度で到着。島の斜面を利用して立てられているリゾートは、木々や花々に囲まれた隠れ家的な雰囲気でかなり良い雰囲気です。

案内された部屋は2ルームもあり、広々としたコテージ。天井も高くて窓も大きくてすごく開放感があります。海峡を見はらせる高台に建っていて、良い加減で木々や花々に覆われているから、すごく落ち着ける。コテージが濃いブラウン系の木で統一された造りも渋い雰囲気で良い感じ。この空間を一人占めできるのはちょっと嬉しいかも。 3ルーム目はシャワー、トイレがオープンエアのスペースです。トイレもオープンエアでちょっと恥ずかしい気がします。

食事はメニューでオーダする方式で好きなものを好きなだけオーダーできるようです。スタッフも人の名前もすぐに 覚えてしまい気が利いていて親切なスタッフが食事の面倒を見てくれました。またシェフが日本語が出来るということで挨拶に来てくれました。これは便利ですがわれらにははぎさんと小川さんがいるのでお世話にはなりませんでした。

一本目は黒い砂のビーチが広がるLARRY’S CRACK(ラリークラック)。 海底は椀状に傾斜している黒い砂泥地です。なんだか大瀬崎のビーチに潜ってる様でした。
ガイドはブルースです。ここはベリーナイスだを連発していました。大げさなガイドだと思いましたが本当にベリーナイスでした。他に二人ほどガイドがつきましたがブルースは自分でもニコノスを持ってカメラ撮影に没頭していました。ガイドが何人もつくほど透明度は最悪でしたというか伊豆並みの透明度です。海底は椀状に傾斜している黒い砂泥地でなんだか大瀬崎のビーチに潜ってるようでした。
ガイドを見失わないようについてゆくと探してくれる、探してくれる、何か見たことのないような生き物を次々と さし棒で示してくれますが、これ何なの!!!!!
ガイドを独り占めでした。途中でかよちゃんを拾いました。なんか泣きそうな顔をしていましたが、後から聞くと はぐれて一人だったそうで尻尾を振って私の後についてきました。

二本目はレンベリゾートの丁度対岸くらいにあるNUDI FALLS(ヌーディー・フォールズ)です。
ポリスピアから5分ほど北に向かった断崖絶壁の壁沿いを移動しながら生物を探すポイントです。水深は深い場所で約18m。エントリーポイントは崖から張り出している木の枝の下です。エントリーポイントの水深は4m程、海峡の中心に向かって多少急な傾斜が続いているようです。何か薄暗いポイントでした。ここでピグミーシーホースを初めて見ました。が、あまりにも小さすぎて液晶ファインダーではどこにいるのかぜんぜんわかりません。

三本目はハウスリーフです。 ハウスリーフにニシキテグリがいるということでナイトを潜りました。ニシキテグリには遅すぎる時間という事でしたが、明日のセルフダイブの下見をかねてガイドしてもらいました。ハウスリーフは竹のポールが沖に向かって立ててあって黒い砂とサンゴの根が点在する緩やかなスロープであり明日早朝にセルフダイブをしても問題なさそうでした。

ポリスピアの港です レンベリゾートにわたる船の中で
レンベリゾートの全景です。隠れ家のようですね。 チェックインブリーフィング。右端がガイドのブルースです
ダイブセンターの器材置き場 プールからリゾートのメインハウスを望む
LARRY’S CRACKのポイントマップ イソギンチャクガニ(コホシカニダマシ)だそうです
ホタテウミヘビの口元をエビがクリーニングしています クマドリイザリウオです。これも初めて見ました
・・・・・・・ ぼろに覆われたイザリウオです。かわいいですね
この愛嬌で捨てるに忍びずその2 またまたその3です
NUDI FALLSのポイントマップ イソギンチャクからエビが顔を出しています
マダライロウミウシ(別名チータウミウシ) マダライロウミウシ(別名チータウミウシ)のペア
チリメンウミウシ ツバメウオ、ちょっと神秘的です
ミゾレウミウシ、きれいに取れたと思ったのですがごく一般的なウミウシとの事です クマドリイザリウオ
変な色のハギ 食事です。ここはブッフェスタイルではなくメニューでオーダーして食べ放題でした
5/1 Indonesia LEMBEH       REMBEH RESORT
Tank No. POINT 水 温 ENTRY 時 間 平均水深 最大水深 透視度 潮 流
389 LARRY’S CRACK 29℃ ボート 65min 11.6m 18.8m 10m 少々
390 NUDI FALLS 29℃ ボート 68min 11.4m 21.2m 10 なし
391 HOUSE REEF 30℃ ビーチ 57min 5.6m 9.6m ナイト なし
 レンベ海峡はマクロの宝庫だそうです。スラウェシ島と、細長いレンベ島とに挟まれた狭い海峡に数十ものダイビングポイントが点在しています。マニアックでレアなマクロが多く生息することで有名な海域だそうですが本当でした。レンベリゾートもナイスだし、マクロの見ものもたくさんいるしで本当にすごいです。

5月2日(水)恐るべしレンベリゾート

このツアーのダイビング最終日です。
5:30起床。(クマさんに起こされてしまいました。不覚にも自分で起きられなかったようです。) 顔も洗わずダイビングの準備へ。
リゾート前のハウスリーフで早朝ダイビングです。ニシキテグリ(マンダリン フィシュ)を目当てのダイビングです。いました、サンゴのガレ場の中から派手な色のニシキテグリがうろちょろ しています。サイズもでか〜〜い。で、ちょろちょろされすぎてうまくシャッターのタイミングが合わず残念ながら 写真がありません。残念ですがまたレンベに来いということですね。はぎさんは節操もなく前の晩飲みすぎて 起きられなかったそうで不参加です。
手ごろな被写体の黄色いリーフフィッシュ(ハダカハオコゼ)がのんびりとまってました。

2本目ボートダイブ。ウミウチワに結構大きなピグミーシーホースが数匹いました。これなんですが、いることはわかると思いますがどれが顔かはっきりしませんね。小川さんのビデオにはすごい絵が移っています。ピグミーシーホースがえらで呼吸しながらわっらっているような絵がばっちり取れていました。ビデオはすご〜〜い。(失礼、小川さんの腕がすごーい)

3本目ラストダイブ。ポリスピアポイントです。レンベに来た時にボートに乗った船着場がポイントです。はぎさんがモンハナシャコをビデオで長撮りしていたので私は写真をとるのをあきらめてガイドを見失わないように移動したのですが、はぎさんをここで置き去りにしてしまったようなのです。ごめんはぎさん。だけどはぎさんのバディは唐木さん。ビデオの長撮りには注意しましょうね。というわけで、はぎさんロスト。
この後、黄色い大きなイザリウオだのたくさんいたんです。はぎさんシャコふぜいに夢中になってはいけません。

ガイドが盛んに1〜2ミリのウミウシだとか小さな生き物を教えてくれるのですがさすがに写真には撮れません。 見るだけで楽しむことにしました。
バンガイカーディナルフィッシュが有名なようです。本来はスラウェシ島中部にあるバンガイ島にしかいない固有種のはずなのだが、何故かこのポリスピアポイントにいるのだそうです。
バンガイカーディナルは水深10mより浅い海域にあるイソギンチャクにグループを作って共生していているそうで これのようなのですがよくわかりません。マンジュウイシモチとどこがどう違うんだ〜〜〜。

で、早めにダイビングは終了で器材干しです。ここで器材が乾かないと後のパッキングで泣くことになります。 なりふりかまわず、部屋の前の見晴らしの良い、日当たりの良いテラスで干してしまいました。景観を損なってごめんなさいね。おかげできっちり乾きました。

バンガイカーディナルフィッシュ????? 黄色いリーフフィッシュ(ハダカハオコゼ)
ポイントマップ 始めてみたピグミーシーホースです。いるのはわかると思うのですが顔をこちら見むけてくれません
ピグミーシーホースその2 サラサハタ幼魚
ブチウミウシ別名ゼニガタウミウシ(フネブリス) 菊の花のようです
POLICE PIERのポイントマップ イザリウオ
でかいイザリウオ タテヒダイボウミウシ
バンガイカーディナルフィッシュの群れ??? ツマジロオコゼ?黒いハダカハオコゼとどこが違う??
リゾートですね〜〜 ひんしゅく?の器材干しの図
ボート乗り場です ガイドのブルースと
5/2 Indonesia LEMBEH       REMBEH RESORT
Tank No. POINT 水 温 ENTRY 時 間 平均水深 最大水深 透視度 潮 流
392 HOUSE REEF 29℃ ビーチ 52min 6.6m 9.4m 5〜8m なし
393 MAKAWIDE 30℃ ボート 59min 12.6m 25.6m 10 少々
394 POLICE PIER 30℃ ボート 75min 11.8m 17.4m 10 なし

5月3日(木)トランジットの合間にシンガポール観光です

レンベリゾートのスタッフに送られて一路メナド空港へ。 お土産を買おうと思いましたが、たいしたおみやげ物やさんはありません。
シンガポール到着。

5時間のトランジット時間があります。クマさんがガイドブックを片手に機内でどこへ行くかチェックをして いました。ダイビングをするよりシンガポール市内観光をする方が楽しそうな顔をしています。 定番のマーライオンははずせないだろう、という事になりました。クマさんに言わせると世界三大がっかりの 観光地だそうですが、それでもクマさんマーライオンとご対面したいらしいのです。 後で調べたのですががっかりのトップは押しも押されぬマーライオンのようです。次がシドニーのオペラハウス、 三つ目は意見がいろいろあるようですがブリュッセルの小便小僧だったり、コペンハーゲンの人魚だったり、 ライン川のローレライの岩だったり、各地にがっかりがあるようです。 ちなみに私はマーライオンにはがっかりしませんでした。やはり一度は見てみなければ。




次はかよちゃんが行きたがっていた屋台です。 MRTブギス駅を出たところに西友デパートがあり、通りを渡ると、まがい物を売っているような小さな面白い露店がぎっしり並んでます。ブギス・ヴィレッジだそうです。その奥にちょっとごみごみしたフードコート(屋台街)がありました。小川さんもこういうところが大好きなようです。マレーシアでも何度か連れて行ってもらった懐かしい感じです。 ビールを飲みながら麺類、おかゆ類を食しました。結構いけます。 街角には自転車の横に座るところをつけた輪タクがたむろしています。ツアー客がバスで乗り付けて、行列を作って この輪タクに乗っています。観光客にすごく人気があるようです。





次にもう一度MRTでシティーホール駅へ。小川さんがひそかに行きたがっていたシンガポールを代表するラッフルズホテル。ここのホテルの有名なバーのロング・バー名物カクテル 「シンガポールスリング」がどうしても飲みたかったようです。






結構話が長くなりました。ダイビングの後のこの市内ツアーがまた毎度のお楽しみです。せめてシンガポールで一泊 したかったな〜〜。出来れば贅沢にラッフルズホテルで・・・・、ま、このメンバーではラッフルズホテルは似合いませんね。



























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シンガポールの交通機関の1つのMRTです。すごくりっぱな 駅と車両です。 マーライオン近くの夕景です
マーライオン前での皆さんです 私もいたりします
マーライオンが背中合わせで二ついます。大きさはだいぶ違うの ですが・・・ 観光地のお決まりです。バカですね〜〜。
ブギス・ヴィレッジで食事です。 輪タクがたむろしています。観光客にすごい人気のようでした                  
ラッフルズホテルの正面です ロングバーにてみなさんと
これが有名なカクテル、シンガポールスリングです ご満悦の小川さん。結構うまかったですね。
なぜか、派手なライオンがそこここにおいてあるんです。                 派手好みのかよちゃんが近寄りました。 私はどちらかというと、このライオンの方が・・・。                  



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