2001幡多水害
(2001.9.5〜6)

 今回は、台風でもなんでもない普通の雨・・・最初はそんな感じ
3年前の、高知豪雨のときもそうやったなあ。
あのときは、結局1日で900mm以上の雨が
国分川水系に降って、歴史的な水害になってしもうたけんど・・・。

今回は、土佐清水、大月、宿毛
(宿毛の中でも、大月よりの小筑紫あたりが酷かった)
に数百ミリ固まってどーんと降ったようで、完全な局所雨災害。
小さい川や谷に一気に水が集まって、氾濫したり、
堤防が決壊したりで、たいへんな被害となった。
床上浸水どころか、家が崩壊したり土砂で埋もれたり・・・
ハウスや畜産関係、養殖関係、水田でも
かなりの被害。その上、まだ台風の心配もあるし、
被災者・関係者の方はほんとうにたいへんだと思います


その1.ねこの手救援隊

パテ君とみえさんは、みえさんの実家の小筑紫町小三原へ
復旧お手伝い(あんまり役には立ちませんでしたが)に、
行って参りました。(9.7〜8)


写真左:てみ(これに泥や漂流物を入れて運んだりするのに便利)を持つみえさん、
写真右:たんぼにたまった漂流物をトラックにのせたパテくん・・・
小さいたんぼなのに、3車分あった。


災害復旧なのに・・・笑顔のヒンシュクみえさん。
パテくんはちょっとやっただけで体ガチガチなのに
いつもきつい農作業をしているおとうさんらには、
あんまりたいした仕事ではないのでしょうか?
もくもくと作業が進みます。

高知豪雨で、わが家そのものが床上170cmの
常識はずれた地獄を経験しているので
家族が元気であれば、それだけで、幸せな
わたしたち夫婦なのです。

小三原は普段は桃源郷のような良いところ。
標高も100m以上の山の中なので水害はあんまり
関係ない・・・って感じなのですが

今回は違ったようです。
(でも、今回の被災レベルからすれば、ここは
ぜんぜん軽い方なのだろう。)


みえさんの両親は、酪農をしているので、飼料畑はとっても大事。写真ではわかりにくいけど、
下の川の方に、隅の方が崩壊してしまった畑。
(写真左)
ここはさすがに、手作業での復旧は無理。でもそのままにしていたら、
ちょっとの雨でも、どんどん崩壊がすすんでしまう。

休憩中のパテくんとみえさんの両親
(写真中央)・・・・お茶がとってもおいしかった。
後ろのたんぼは、増水によって、なぎ倒されてしまった。
(写真右)

右の川幅3mくらいのちいさい水路のような川で、
もう濁りもなくなっているけど、これが2日前は濁流ですごかったらしい。
川底が2/3程埋まっており、今後の雨が心配。

お年寄りや、あちこちのうわさ話で、宿毛の方では、とにかく
『大正9年の大水以来やのう』

とゆうのがもっぱらのうわさで、行商の魚屋さんにいたるまで、
とにかく、今回の雨は、平成や昭和にはなかった大雨で、それは大正9年
には、ちょうど、今回並のすごい被害の出た大雨があったのだ。とゆうことみたいでした。

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