安芸名人連韓国農業視察文化交流旅行報告
2005年2月1日(火)お天気:雪
AM4:00 高知駅発
吹雪の中出発
ほんとは5:30発の予定だったのだが
あまりにも寒波で四国自動車道がストップ
するということで、急遽室戸回りで関空まで
いくことになったのだ。
なんと今世紀初じゃないか!高知市内の猛吹雪!
2005年2月1日午前3時50分北本町付近にて
AM4:50 JAとさ安芸集合
さすがに安芸までくると雪もだいぶ小降りにはなって
道は積もっていなかった。
総勢13名で無事出発することはできたものの
関空まで、無事行けるのか、飛行機に間に合うのか
たいへん心配な出発だった。
室戸岬を回って甲浦をすぎて
徳島との境の峠道になってくると
いきなりまた雪国になってきて
ほんまにここは四国かいなというような
なかなかの雪景色だった。
バスはスタッドレス仕様で
運転手さんは飛行機に遅れてはならじと
ブイブイと飛ばして行った。
日も昇ってお天気もなかなか良くなってきたが
だんだんと通勤時間になってきて
徳島市内でいきなり大渋滞になってしまって
ぜんぜんすすまなくなってしまった。
橋の登りなどで、タイヤがすべって
登れない車などもあったりして
よけい混雑しているようだ。
2時間近くとろとろしていたが
酔い止めが効いてきたせいもあってか
やっと二日酔いがさめてきて
だいぶ楽になってきて助かった。
なんとか淡路への高速に乗ってからは
順調に流れ出して、
ギリギリで関空発の飛行機には間に合うだろうと
いうことになって
添乗員さんもほっとして
パスポートや航空券や出国カードなど
の説明をしてくれた。
あぶなく、大阪食い倒れツアーになるところ
だったが、まだその可能性がないこともないが
添乗員さんはわたしの力でなんとかします!
と力強く宣言してくれて
みなカードにサインをしながら
ちょっとホッとしたバスの中
それから、運転手さんはなかなか快調にとばし
なんとか無事空港に間に合って
お昼を食べて、ビールで軽く乾杯をして
無事全員出国となった。
ソウルまでは2時間もかからないくらいだが
機内食もあるにはあって
早速、ビールも韓国のビールに
なって、雰囲気もよかった。
あっという間にソウル上空について
下を見ると、けっこう島というか干潟というか
入り組んだ地形になっていて、
なんか海の浅いところは、全部この寒波で凍っているような
感じだった。
それから、あれよあれよという間に
広大な敷地のインチョン空港に
するすると飛行機は降りていった。
なんと最低気温はマイナス16℃だったらしく
一歩外へ出ると、ピリッと寒かった。
移動の貸し切りのバスも禁煙ということで
ヤニ族の方はみなヤニ貯めをして、さっそく
バスでソウル市内へ向かった。
パクさんという添乗員さんがいうには
ソウルはなんと1000万人住んでいるらしい。
まだまだ周辺の土地はいくらでもある感じなので
発展しそうだった。
空港から市内へは干潟のようなところを
でっかい産業道路になっていて、バスはビュンビュン飛ばしていった。
海の浅いところや、川は全部凍っていた。
ソウル周辺部になると、住宅地の付近に、けっこうたくさんハウスが
見えていた。
一戸建ては少なく、マンションに住んでいる人がほとんどだそうだ。
マンションは24〜32坪くらいが多く、一番高いところは坪200マンくらい
安い普通のところは60〜100マンくらいで、
普通のサラリーマンは、みな銀行のローンなどを組んで
先払いで契約して買うシステムらしい。
田んぼもいっぱいあった。
川に近いところなどは、北からの侵入に備えて
鉄縄文に囲まれた田んぼもかなりあって、許可をもらってから
入らないといけないところも多いらしい。
それから軍隊が刈り取ったりもするらしい。
台湾もそうだったが、見張り台みたいなのもいっぱいあった。
釜山の方はだいぶ南なのでまた全然違うと思うが
ソウル周辺のハウスは、葉菜類がほとんどのようだった。
冬場はさすがに、これだけ寒いとたいへんなので
作っていないハウスもかなりある感じだった。
写真では見にくいが、これは花や花鉢などの
マーケットで、ホームセンターとはちょっと違うが
こうゆう形態の店があちこちにあった。
そんなこんな、いろいろ前後左右キョロキョロしている間に
郊外のハウスへ到着した。
もう古かったが軒高のなかなかの施設
天窓も自動
サイドは破れているところもあったが
保温シートをまいていた。
よくわからなかったが
栽培管理から出荷包装作業まで含めて20人以上
雇用している法人のような農家で
有機無農薬のような認証もしていて
スーパーなどと契約して卸しているようだった。
出荷箱に貼られた認証マーク
生産者の住所や連絡先もきちんと表示されている
ようだった。
よく農業視察などもくるハウスのようで
栽培も水耕栽培だった。
培地温度は16℃以上になるように
注意しているとのことだった。
ECとpHも自動管理で
ちょうどECは1.3、pHはちょっと高めで10.3になっていた。
培地を暖めるのもたいへんそうだった。
加温機は重油じゃなくて軽油もあるそうで
韓国はガソリンは日本よりも高く140円くらいだったが
軽油も高いが、農業用は免税となって半額くらいに
なっているようだった。
それから、加温の装置はいろいろあるようで
練炭などもけっこう使っているようだった。
4重、5重になった構造のビニールハウスで水耕栽培で
有機の葉菜類を栽培中のソウル近郊のハウス
水耕で有機?というのがわからないが
まあそれはいいとして、いろいろみな質問をしたりした。
左が園主さん、中央がミキオくん、右がカズヨシ親分
このベットの上の簡単なアーチパイプは、
普段はあけているが、寒い日に、加温しても温度が維持できない
場合には閉めてベットの温度を守るそうで
なかなか寒さ対策には苦労しているようだった。
デジカメ写真で見るとけっこう明るく見えるが
もう夕方でハウスを保温のために内張も締め切った状態
となっているので、実際は、ハウスに入ったとたん
びっくりするくらい外よりは暗い状態だった。
普通に撮るとストロボがたけて
まっくろけっけ状態のハウス
高知でもピーマンなどでよくつかっている
温湯を利用するエロフィン
ヤガのフェロモントラップも置きっぱなしだったが
けっこう入るには入っていた。
循環扇もあって、粘着板も暖かい時期は
けっこう利用しているようだった。
セロリー
ベットごとに違う葉菜類が植わっていた。
韓国は日本よりも一人あたり野菜を倍くらい食べているとも
いわれていて、
なかなかソウル近郊の場合は、冬栽培は厳しいと思ったが
なんといっても1000万人の胃袋があるわけで
いろんな需要はいっぱいあるのだろう。
などなどいろいろ見せてもらっている間に
ハウスの中はまたどんどん暗くなっていって、
みなでお礼を言っておじゃました。
こちらはもっと簡易な普通の雨よけハウスで
秋に白菜のような野菜を収穫した後の状態だった。
簡易な灌水チューブをはずして固定してあった。
それから園主の方(右から2人目)と、ガイドのパクさん(女性)と
みなで記念撮影をしてもらった。
どうもどうもでした。
外はまだ全然明るかったが、寒さは半端じゃなく
なんというか数分で芯から冷えるお天気だった。
それから、またバスに乗って市内へ向かって
お土産物産屋さんみたいなところへよった。
特に珍しいものもなかったが、
今回はあんまりうろうろする時間もないので
わたしは、ウナギの皮のベルトを薦められて
おじいちゃんに、それから財布をみえさんに
それからかっちゃんに青磁のちっちゃいお茶碗をかった。
だんだん皆のお腹も減って、のども渇いて
いい感じに夜になっていったのであった。
日も暮れて、焼き肉やさんへ行った。
パクさんが言うには、韓国では牛肉はやっぱり高いので
なんかお祝いの時とかに食べて、そうしょっちゅう食べるもの
ではないのですよとのことだった。
たれ漬けしたカルビを店員さんが、ものすごく手際よく
切ってくれて、下に練炭があって、
水をためてくすらないようにした鉄板で
ジュージューと焼いてくれて、食べ放題だった。
なんとか大寒波の中の一泊二日の珍道中
無事、ソウルで夜を迎えることができて
よかったよかったと全員で乾杯した。
焼き肉は野菜に巻いて食べるのが一般的で
なかなかヘルシー、キムチはもちろんうまい。
ぼくはどうしても本場の冷麺を食っておきたかったので
頼んでみた。
あんまり酢はきいてなく、甘〜い感じのタレで
メンはかなり細麺でうまかった。
それから、Y補佐おすすめで、韓国のどぶろくを飲んだ
これも甘みもあって、飲みやすく、キムチの辛さとちょうど合い口で
ついつい飲み過ぎてしまうようなうまさだった。
お腹一杯というところで
ホテルへ到着した。
わたくしはどうしてもアカスリなるものを体験したかったので
アツシさんやみっちゃんらとアカスリへ連れて行ってもらった。
9000円コースで
最初、お風呂とサウナにとにかく30分入ったのちに
アカスリとなった。
力の強そうなおにいさんが
パシパシとたたきながら、ボリボリと垢を落としてくれた。
まな板の鯉というか、マグロ状態というか
ずらっと並んだ簡易ベットの上で
タオル一丁のすっぽんぽんで
なんとも間抜けなのだが
これが、なかなかなんとも気持ちよかった。
それからまたちょっと暖まってから
今度は、オイルマッサージと
顔はキュウリパックをしてもらった。
アカスリあとのマッサージはまた特に体のうら側のつぼや
足の裏や指など、イタタタタとなるくらい効くが
その辺の痛さと気持ちよさのバランスが絶妙で
左右表裏伸ばしてもらって
ちょっとギックリ腰気味だったのが
すっきり直ってしまうくらいよかった。
キュウリパックは、なんとも不思議な感じだったが
ヒヤッとして、キュウリの独特のにおいで
けっこうリラックス効果もあるような感じだった。
焼酎のカッパ割とセットで
キュウリの消費拡大には一番いいんじゃないか・・
それから、最後はシャンプー頭皮マッサージで
髪の毛もふさふさとなるはずだったが
これはわりと短めで、普通のシャンプーだった。
それから、アカスリ上がりのビールを飲んで
しばらく湯冷めをしてから、みなピカピカのお肌になって
また飲み直しに行こうということになった。
パクさんがカラオケおすすめだったが、
歌よりは飲む方がいいということで
3000円で、飲み放題のなかなかDEEPな居酒屋に
連れて行ってくれた。
壁にはヨンさまらのポスターなどがいっぱい貼ってあって
日本人向けのお店のようであったが、
実際入っていたお客さんは
みな韓国の人ばかりのようでなかなかいい雰囲気であった。
それから11時もすぎて
どうしようかと思ったが、
ここまで来たらやっぱり24時間営業しているというカジノへも
行ってこんといかんだろうと謎のブローカーさんが言うので
しょうがないじゃないか!ということになって、
タクシーでカジノへ行った。
バスも飛ばすがタクシーもものすごく
川沿いの5車線くらいの自動車道ではあるが
ものすごいスピードでカジノへすっ飛んで行った。
日本なら10000円近くは絶対かかる距離だと
思ったが1300円くらいでついてびっくりした。
どでかいホテルの地下がカジノになっていて
観光客が一杯だった。
最初換金のやり方がわからなかったが
みなそれぞれ別々のテーブルへと入っていき
ルーレット勝負をした。
わたしは、中国マフィアとタイマフィアみたいな
かっこいいお客さんばかりのテーブルについたが
ちょっとやっていると、なんてことはない
半分は日本人でちょっとがっくりだったが、
最初はけっこうつけてくれて
ザクザク状態になっていて、ムフムフとなっていた。
ところが、一時間くらいして
負け出すと負けまくり、結局
取っていたコインも全部使ってゼロになった!
他のみなもだいたい同じようなパターンで負けたが
さすが謎のブローカーさんだけは勝っていた。
それからまたタクシーで
今度は割と飛ばさない紳士タクシーだったが
それでも、走っているパトカーを120kmで
追い抜いて
街明かりというか、道路の街路灯や
橋のライトアップが煌々とついていて
夜景がすごかった。
やっとこさホテルについて、コンビニで
わたしはお茶を買ったが、ヒロミチさんらはまださらに
ビールなどを買ったりして・・・
ソウルの夜はどんどん更けていったのであった。
部屋からの夜景
次の日へゴー