成瀬映画に登場する風景
NEW 2023.5.2
『桃中軒雲右衛門』 P・C・L 1936
ロケ地ではないのだが、先日YouTube旧作日本映画ロケ地チャンネルの『幕末太陽傳』の撮影で品川・旧東海道に行った際に
グーグル地図で見つけた明治〜大正時代の名人浪曲師=桃中軒雲右衛門(とうちゅうけん・くもえもん)(1873-1916)の墓のある
品川「天妙国寺」(品川区南品川2-8-23)。
映画では若き月形龍之介が演じている。ロン毛の月形は少し不気味な感じだが・・・
成瀬映画の中で、実在の人物を描いた作品は、本作と『三十三間堂通し矢物語』(1945)、『放浪記』(1962)
くらいだろう。
本作は未DVD化だが、YouTubeで検索すると視聴可能。
1930年代〜40年代の成瀬芸道ものの1本だが、『鶴八鶴次郎』『歌行燈』『芝居道』などの
傑作と比較すると、出来はイマイチ。