NEW2022.12.28 ロケ地修正
(旧)上のシーンに続いてのシーンに登場する(と思われる)東京・世田谷の「野川」。
正面には映画と同様、今でも小田急線らしき電車が通る。(成城学園前駅と喜多見駅の間)
川幅と電車の通る位置が似ている。
→(修正)
(新)ロケ場所は、小田急線「経堂駅」〜「千歳船橋駅」の間、当時流れていた川=鳥山川
(現在は鳥山川緑道の世田谷区経堂1丁目)に面した場所と判明した。
「東宝映画研究家・高田雅彦さんのロケ地探索チーム」(クレジット了承済み)からメールで情報提供をしていただいた。
今年の10月に東宝スタジオのイベントで知り合って、それ以来いろいろと情報交換させてもらっている高田さんに感謝したい。
高田さんによれば、本欄に写真を載せていた「野川」(小田急線「成城学園前駅」〜「喜多見駅」)は
『夫婦』封切時の1953年(撮影は1952年?)にはその場所を流れてはいなかったとの指摘をいただき、
小田急線と川がクロスしていたのは、現在は埋め立てられた「鳥山川」ではないかとのことで
高田さんの知人の探索チームの方に調べていただきこの場所を特定していただいた。
ここには写真を付けていないが、昭和32年国土地理院の航空写真もメールで送っていただき
それを見てもこの場所にほぼ間違いないと思われる。
映画ではほんの10秒くらいのショット。
小田急線が映っている画面写真の左側の場所はほぼ確実だが、右の写真(菊子役の杉葉子が渡っている橋)
がこの場所かどうかは不明。
地図の北側に「橋場橋」(経堂4丁目)という橋跡もある。地図にある「石仏橋」は小田急線の高架下なので画面写真を見る限り違うように思える。
当時鳥山川にこのような木橋がかかっていたのではないかと推察できるのだが・・・