成瀬映画に登場する風景

NEW 2018.4.8 画面写真とコメント追加


『秋立ちぬ』(1960年)A 2004.4.21

映画のファーストシーン。
信州から東京に出てきた茂子(乙羽信子)と息子の秀男(大沢健三郎)が降り立つ銀座4丁目の地下鉄の出口。(銀座・三越側)
この風景はあまり変わっていない。
→現在(2015年)はこの出口は無い

  


2018.4.8
正面に映っている新聞販売員は本作の助監督をされた石田勝心監督のエキストラ出演。生前にご本人からお聞きした。
    石田監督とはロケ地調べのため銀座・築地界隈、多摩川界隈、本郷などを一緒に散策した思い出もある。
    石田監督は成瀬映画8本の助監督に付かれているが、本作は『乱れ雲』と並んで特に愛着があったようだ。
    雑誌「東京人」の特集「映画の中の東京」(2009年11月号)の中の「大瀧詠一の映画カラオケのすすめ」の時は
    雑誌側から依頼があってロケ地散策取材に同行されたと雑誌発売前に聞いた。
    その時は「名刺はもらっていないが歌手のオオタキさんという方が一緒だった」と私にメールが届いたのだが、
    私はまさか大瀧詠一氏(私も昔からの大ファン)とは思わず、東京人を読んで驚いたことを覚えている。
    メールには「オオタキさんは本成瀬HPのことはもちろん知っていた」とも。

 


地下鉄出口から出た秀男が眺める銀座4丁目の交差点。
さすがに44年前とは建物は異なっているが三愛ビルの位置などはそのまま。


 


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