成瀬映画に登場する風景(41)
『杏っ子』(1958年)A 2004.12.21
杏子(香川京子)と亮吉(木村功)が東京で所帯をもったシーンに登場する 本郷6丁目の路地(旧森川町)。
当時の森川町が「杏っ子」のロケ場所の一つであることは、当時の助監督の方から聞いたので間違いない。
この路地の確信はないが、杏子の弟の平之助(太刀川洋一)が姉の杏子の家を訪ねて歩くシーン等にたびたび登場する。
板塀や木々の感じが非常に似ている。
本郷は昔ながらの東京の雰囲気が残っていると言われてる場所だが、実際歩いて見ると結構新築の家やビルが立っていて
このような路地は非常に貴重である。