成瀬映画に登場する風景
NEW 2018.4.4 画面写真追加
『鰯雲』(1958年)B 2005.4.19
映画の前半、八重(淡島千景)と新聞記者・大川(木村功)がバスに乗って出かける神奈川県厚木郊外の「半原」(はんばら)。
家で八重が着物を着替えている時に、姑・ヒデ(飯田蝶子)が八重に向かって「半原行くんだべぇ」と言う台詞がある。
撮影したのは約1年前
バスを降り立った二人が歩くシーンに登場する坂道ではないかと思われる。
石垣の感じが似ていて、下の写真の川の景色が遠くに見下ろせる位置にある。
上の写真の手前の方で立ち止まり、大川が指を指して「あの橋の向こうの方なんです」と言い、
八重が「ああそうですか」と答えるシーンに映る橋と川の風景。
川と後ろの山と家のコントラストから見て、ここは間違いない。
地元の方に聞いたら、写真に写っている橋は新しくかけられたもので、映画に映っている橋は、
今の橋より少し手前にかかっていたとのこと(写真で少しでっぱった部分があるあたり)。
凄い取材力!(笑)