成瀬映画に登場する風景(59)


『杏っ子』(1958年)B 2007.11.10

『杏っ子』の前半の舞台のロケ地である箱根・仙石原周辺。


映画タイトルの後のファーストシーン、
杏子(香川京子)と弟・平之助(太刀川洋一)が自転車に乗って会話しているシーンに登場する箱根・仙石原のすすきの原。





上の写真のすすきの原の画面奥を右に曲がった通り。
映画では杏子と伊島(土屋嘉男)が自転車に乗って、亮吉(木村功)とすれ違うシーン、
夕暮れ時に同じく自転車に乗って、亮吉が杏子を送るシーンに登場する
映画当時と比べて、木が伸びているが、坂道、電信柱、画面右の道の感じはほとんど変わっていない。
地元のタクシーの運転手さんに画面写真のプリントアウトを見てもらって教えてもらった。
また、亮吉が自転車に乗って戻るこの写真の反対側が映るショットでは上のすすきの原が映っている。



杏子が最初に岡田(藤木悠)、次に伊島を自転車で案内する、箱根・芦ノ湖北側の湖尻。
当時と比べると整備されているが、山の形は変わっていない。





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