成瀬映画に登場する風景


『山の音』(1954年)C 2008.12.25

映画の冒頭、尾形信吾(山村聰)が鎌倉の家に帰宅途中に、後ろから「おとうさまー」と自転車に乗って近づいてくる
菊子(原節子)のシーンに登場(すると思われる)道。
場所は鎌倉・二階堂の浄妙寺の近くの通称「稲荷小路」。
インターネットで検索すると「報国寺」とこの稲荷小路がロケ地として登場しているとの記述があります。

当時の風景とは変わっていますが、道のカーブの感じ、後ろの山、左の小川の跡、右の家と電信柱の位置などが非常に似ています。
映画では左の石垣は竹垣になっています。
この後の、原節子が自転車から降りて歩く二人の会話シーンは、鎌倉のロケーションではなく、東京・世田谷のオープン(屋外)セットのようです。


写真奥から自転車に乗った菊子(原節子)が登場する。
写真の右下あたりを魚の袋を持った尾形信吾(山村聰)が歩いている




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