番外編(川島雄三作品)
『風船』A 川島雄三監督
1958年 日活
NEW2019.4.19
ラスト。東京の邸宅から一人京都へ移り住んだ村上春樹=という役名!(森雅之)のいる西陣の路地の家の部屋にるい子(左幸子)がやってきて、
無理矢理手を引っ張って近くの寺の盆踊り大会に連れて行く。
寺の境内の盆踊り大会を眺める二人。
浴衣を着て盆踊りに参加している春樹の娘・珠子(芦川いづみ)の姿を見つけ、何とも嬉しそうな表情の春樹と横にいる笑顔のるい子。
幸福感に満ちた素晴らしいラストだ。
日活の公式HPには、日活時代の川島映画の紹介とともに主なロケ先が記述されている。
京都が登場する『風船』の中で、ラストの盆踊りのお寺は「光照院」とあった。
検索したら西陣にある寺で京都に行った時に撮影してきた。地下鉄烏丸線の「今出川駅」近く。
現在は境内の大部分が駐車場になっていた。
同HPには他に「西陣安楽小路の繊維街」と書かれている。一番下の写真の住所に安楽小路の文字が。