スカイパーフェクTVでの
成瀬作品他お勧め日本映画 放送情報

2004年1月 1.11 NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「サーカス五人組」(成瀬巳喜男監督 1935 PCL
)

1/13 11:00他

成瀬巳喜男劇場
「君と行く路」(成瀬巳喜男監督 1936 PCL)

1/17 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「おかあさん」(成瀬巳喜男監督 1952 新東宝)

1/24 12:00他

成瀬巳喜男劇場
めし(成瀬巳喜男監督 1951 東宝)

1/31 12:00他
黒澤明監督特集

「天国と地獄」

1/12 21:00他

「デルスウザーラ」

1/19 21:00他
増村保造監督特集 「闇を横切れ」」 1/13 0:00他
「足にさわった女」 1/20 0:00他
「氾濫」 1/27 0:00他
「プーサン」(市川崑監督) 1/14 17:00他
「私は2歳」(市川崑監督) 1/25 21:00他
「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」(新藤兼人監督) 1/15 2:10他
「長谷川・ロッパの男の花道」(マキノ雅弘監督) 1/18 3:30他
「人も歩けば」(川島雄三監督) 1/25 2:30他
「イチかバチか」(川島雄三監督) 1/25 6:00他
「月と接吻」(小田基義監督) 1/26 8:00他
衛星劇場 310

「稲妻」(成瀬巳喜男監督 1952大映)

1/11 14:00他
「暁の合唱」(清水宏監督) 1/13 11:00他
「とらばいゆ」(大谷健太郎監督) 1/13 15:15他
「悪女の季節」(渋谷実監督) 1/12 11:00他
「君も出世ができる」(須川栄三監督) 1/14 19:00他

<コメント>

すでに1/10過ぎてしまいましたが、これからの放送ということで。
成瀬作品では、一度放送されてますが「サーカス五人組」が貴重です。
梅園龍子が可愛い。しかし「秋立ちぬ」放送しないなぁ。
「月と接吻」は、成瀬作品「女優と詩人」のリメイク作品で
三木のり平、淡路恵子出演です。

清水宏監督「暁の合唱」も未ビデオ化のはずで貴重。
私は以前三百人劇場で観ましたが、地方のバス会社で運転手を
めざす若い女性の奮闘を描いた清水宏らしいほのぼの映画で傑作です。
若き木暮実千代、佐分利信が出演。

「とらばいゆ」は私がここ5年くらいに観た新作の日本映画で
最も好きな作品の一つです。
女流棋士の姉妹(瀬戸朝香、市川実日子)とそれぞれの夫と恋人
(塚本晋也、村上淳)の2組のカップルの日常生活をユーモラスに
描いた作品。音楽もとてもいいです。
弱くてやさしい塚本晋也の自然な演技がとてつもなく可笑しい。
大谷健太郎監督の描く夫婦もの(前作アベック・モン・マリも)は、
撮り方はぜんぜん違いますが、強い女性、だらしない男性の点で
成瀬「夫婦三部作」の現代版ではないかとまで思っているのですが。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


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衛星劇場

NHK BS

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2003年12月 11.27 NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「愉しき哉人生」(成瀬巳喜男監督 1944 東宝)

12/4 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「俺もお前も」(成瀬巳喜男監督 1946 東宝)

12/13 13:30他

成瀬巳喜男劇場
「銀座化粧」(成瀬巳喜男監督 1951 新東宝)

12/20 12:00他

成瀬巳喜男劇場
旅役者(成瀬巳喜男監督 1940 東宝)

12/4 9:00

成瀬巳喜男劇場
「女優と詩人」(成瀬巳喜男監督 1935 PCL)

12/5 13:00他

成瀬巳喜男劇場
「女の中にいる他人」(成瀬巳喜男監督 1966 東宝)

12/1 15:00他
成瀬巳喜男劇場年末スペシャル

成瀬巳喜男劇場
「妻よ薔薇のやうに」(成瀬巳喜男監督 1935 PCL)

12/27 12:00

成瀬巳喜男劇場
「回想録」

12/27 13:20

成瀬巳喜男劇場
「晩菊」(成瀬巳喜男監督 1954 東宝)

12/27 14:00

成瀬巳喜男劇場
「浮雲」(成瀬巳喜男監督 1955 東宝)

12/27 16:00

成瀬巳喜男劇場
「回想録」

12/27 18:10

成瀬巳喜男劇場
「女が階段を上る時」(成瀬巳喜男監督 1960 東宝)

12/27 19:00
黒澤明監督特集

「酔いどれ天使」

12/1 21:00他

「赤ひげ」

12/8 21:00他
「わが映画人生 黒澤明×大島渚」 12/31 13:00
「デルス・ウザーラ」 12/31 15:00
「七人の侍」 1/1 0:05
増村保造監督特集 「親不幸通り」 12/1 23:00他
「氾濫」 12/9 2:30他
「わが映画人生 小林正樹インタビュー」 12/6 9:30他
ゴジラ特集 「ゴジラ」他 12/4 21:00他
「わが映画人生 本多猪四郎インタビュー」 12/13 3:10
「真白き富士の嶺」(佐伯幸三監督) 12/5 7:30他
時代劇専門チャンネル718

「いのちぼうにふろう」(小林正樹監督)

12/7 0:00他
「荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻」(森一生監督) 12/7 23:00他
衛星劇場 310  

小津安二郎監督特集

「出来ごころ」 12/3 8:15他
「和製喧嘩友達」 12/4 8:45他
桑野通子特集 「恋も忘れて」(清水宏監督) 12/1 7:00他
「兄とその妹」(島津保次郎監督) 12/2 7:00他
「天狗倒し」(井上金太郎監督) 12/3 7:00他
「女の足あと」(渋谷実監督) 12/5 8:30他
「地方記者」(丸山誠治監督) 12/12 7:00他

<コメント>

わーい。12月の成瀬作品は、11月の再放送分も含めて10本と回想録。
「銀座化粧」が渋いですね。
12.27SPでの「浮雲」は久々の放送かも。年末なので、観て暗くならないように(笑)
「女が階段を上る時」の銀座のママ役=デコちゃんの和服姿は色っぽいです。

「真白き富士の嶺」は、内容もよく知らないのですが、
若き南田洋子が出ているので挙げてみました。

小林正樹監督のインタビューと時代劇専門チャンネルの「いのちぼうにふろう」
は楽しみ。

「決闘鍵屋の辻」は、脚本・黒澤明で、三船、志村、加藤、千秋と四人の侍が出演して
ます。11の放送で見ましたが、なかなかの迫力ある作品でした。

桑野通子特集では、「天狗倒し」というのは未見ですが、貴重な放送かも。

NHKのBSでは小津作品の大特集をやるようですね。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


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2003年11月 11.3 NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「驟雨」(成瀬巳喜男監督 1956 東宝)

11/4 19:00他

成瀬巳喜男劇場
「放浪記」(成瀬巳喜男監督 1962 東宝)

11/8 12:00他

成瀬巳喜男劇場
旅役者(成瀬巳喜男監督 1940 東宝)

11/15 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「女優と詩人」(成瀬巳喜男監督 1935 PCL)

11/22 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「女の中にいる他人」(成瀬巳喜男監督 1966 東宝)

11/29 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「妻の心」(成瀬巳喜男監督 1956 東宝)

11/5 11:00

成瀬巳喜男劇場
「あらくれ」(成瀬巳喜男監督 1957 東宝)

11/7 10:00
黒澤明監督特集

「蜘蛛巣城」(黒澤明監督)

11/3 21:00他

「わが青春に悔なし」(黒澤明監督)

11/10 21:00他
増村保造監督特集 「氷壁」(増村保造監督) 11/3 23:30他
「不敵な男」(増村保造監督) 11/10 23:30他

「わたしの凡てを」(市川崑監督)

11/9 8:00他

「愛人」(市川崑監督)

11/15 8:30
永遠のヒロイン原節子

「嫁ぐ日まで」「女医の診療室」「東京の恋人」「ノンちゃん雲に乗る」驟雨「」「最後の脱走」「わが青春に悔なし」

その他各日放送あり
「街に出たお嬢さん」(大谷俊夫監督) 11/23 8:00他
森田芳光監督特集より 「家族ゲーム」 11/4 1:30他
「メインテーマ」 11/6 1:30他
「(ハル)」 11/11 1:30他
「の・ようなもの」 11/14 21:00他
時代劇専門チャンネル718

「人情紙風船」(山中貞雄監督)デジタル高画質版

11/9 21:00他
衛星劇場 310  

小津安二郎監督特集

「非常線の女」 11/6 9:00他
「その夜の妻」 11/7 9:30他
「陽気な女」(佐伯清監督) 11/5 9:00他
「秀子の応援団長」(千葉泰樹監督) 11/15 14:15他

<コメント>

成瀬作品は、今月は充実してます。
「驟雨」「放浪記」(CS初)「旅役者」「女優と詩人」「女の中にいた他人」の5本
と再放送の「妻の心」「あらくれ」。

市川崑監督「わたしの凡てを」は先日フィルムセンターで観ましたが
、あわただしく、強引なストーリー展開を除けば、なかなか
面白い作品でした。有馬稲子がとてもチャーミングです。
「愛人」は先月放送しましたが、見逃した方は是非

森田芳光特集では、好きな作品のみ4本紹介しました。
特に「(ハル)」は、主演の深津絵里とともに素晴らしい作品。
ラストがいいです。

言うまでもない名作「人情紙風船」ですが、デジタル高画質版というのは
初めてなので楽しみです。
この作品で好きなシーンは3つあって、1つは河原崎長十郎が豪雨の中に
立ち尽くすシーン。何度見てもぞくぞくとさせられるモノクロ映像です。
2つ目は、ラスト前 中村かん右衛門の髪結い新三が、居酒屋から
喧嘩に呼び出された時に、居酒屋の親父に対して***に俺が借りた傘をちゃんと
返しておいてくれと2回ほど念をいれて伝えるシーン。これからおそらく生きては
帰れないと思われる喧嘩の前にも、自分が借りた傘を返すことを気にする江戸っ子の
ダンディズムにしびれます。
3つ目は、有名なラストシーン。
子供がどぶに落とした紙風船がゆらゆらと流れていくシーンですね。

小津のサイレント作品「非常線の女」では、若き日の田中絹代が見られます。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


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2003年10月 10.1 NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「雪崩」(成瀬巳喜男監督 1937 PCL)

10/4 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「白い野獣」(成瀬巳喜男監督 1950 東宝)

10/11 12:00他

成瀬巳喜男劇場
あらくれ(成瀬巳喜男監督 1957 東宝)

10/18 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「妻の心」(成瀬巳喜男監督 1956 東宝)

10/25 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「鰯雲」(成瀬巳喜男監督 1958 東宝)

10/3 16:00他

成瀬巳喜男劇場
「石中先生行状記」(成瀬巳喜男監督 1950 新東宝)

10/1 13:30他
黒澤明監督特集

「乱」(黒澤明監督)

10/6 21:00他

「椿三十郎」(黒澤明監督)

10/13 21:00他
「青空娘」(増村保造監督) 10/6 0:00他
「暖流」(増村保造監督) 10/13 23:00他

「愛人」(市川崑監督)

10/19 8:00
24時間まるごと森繁久弥 10/11 21:00-

「三等重役」「猫と庄造と二人の女」「雨情」「暖簾」「」「地の涯に生きるもの」「青べか物語」「喜劇 とんかつ一代」「恍惚の人」

その他各日放送あり
衛星劇場 310 小津安二郎監督特集 
「東京の合唱」 10/2 15:00他
「浮草物語」 10/3 15:00他
原節子特集
「大いなる感情」(藤田潤一監督) 10/1 7:00他
「誘惑」(吉村公三郎監督) 10/2 7:00他
「白雪先生と子供たち」(吉村廉監督) 10/3 7:00他
「たそがれ酒場」(内田吐夢監督) 10/5 19:00他
チャンネルNECO 261

マキノ雅弘特集 天の巻

「江戸の悪太郎」 10/1 7:00他
「続清水港」 10/2 7:00他

「世紀は笑う」

10/3 7:00他
「おかる堪平」 10/6 7:00他
「すっ飛び籠」 10/7 7:00他
「弥太郎笠 前篇」 10/8 7:00他
「弥太郎笠 後篇」 10/9 7:00他
「人生とんぼ返り」 10/10 7:00他
「恋山彦 総集編」 10/13 7:00他
「街燈」(中平康監督) 10/18 13:00他

<コメント>

成瀬作品は、「雪崩」「白い野獣」「あらくれ」「妻の心」の4本
と再放送の「石中先生行状記」「鰯雲」。

「雪崩」「白い野獣」は作品の出来はよくありません。
「あらくれ」「妻の心」はなかなかの作品です。

11月は「放浪記」放送のようです。

成瀬作品以外では今月はとても充実しています。

まずは、市川崑監督「愛人」。以前一度「衛星劇場」でも
放送されましたが、未見の方は是非お薦めします。
和田夏十のシナリオ、市川崑の演出、玉井正夫の撮影、
越路吹雪、三國連太郎、岡田茉莉子、有馬稲子、菅井一郎の
演技など、すべて最高。

森繁特集では、川島作品「暖簾」「青べか物語」「喜劇 とんかつ一代」
の3本は必見。未見の「恍惚の人」が個人的には楽しみ

チャンネルNECOのマキノ特集も凄い。
特に、「世紀は笑う」は、現存していないと言われていた作品が
ロシアで発見されたもので、この放送が初披露とのこと。
正に歴史的な放送のようです。
中平康特集のうち「街燈」一本を選んだのは、南田洋子が
出ているからです。この時期の南田洋子は素晴らしく
綺麗なので楽しみ。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


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衛星劇場

NHK BS

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2003年9月 8.27 NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「噂の娘」(成瀬巳喜男監督 1935 PCL)

9/6 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「女の歴史」(成瀬巳喜男監督 1963 東宝)

9/13 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「石中先生行状記」(成瀬巳喜男監督 1950 新東宝)

9/20 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「鰯雲」(成瀬巳喜男監督 1958 東宝)

9/27 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「杏っ子」(成瀬巳喜男監督 1958 東宝)

9/1 7:00他

成瀬巳喜男劇場
「コタンの口笛」(成瀬巳喜男監督 1959 東宝)

9/2 15:00他

成瀬巳喜男劇場
「乱れ雲」(成瀬巳喜男監督 1967 東宝)

9/1 14:00他
黒澤明監督特集

「用心棒」(黒澤明監督)

9/1 21:00他

「続姿三四郎」(黒澤明監督)

9/8 21:00他
「素晴らしき求婚」(小田基義監督) 9/1 11:00他
「幸福さん」(千葉泰樹監督) 9/21 8:00他
「恋する女たち」(大森一樹監督) 9/28 21:00
わが映画人生 今井正監督インタビュー 9/6 10:00他
「にごりえ」(今井正監督) 9/20 9:30他
24時間まるごと増村保造 9/13 21:00-
「巨人と玩具」「卍(まんじ)」「赤い天使」「盲獣」「でんきくらげ」
「美貌に罪あり」「黒の試走車」「くちづけ」「からっ風野郎」「最高殊勲夫人」
その他各日放送あり
衛星劇場 310 小津安二郎監督特集 
「母を恋はずや」 9/4 8:45他
「東京の宿」 9/5 8:45他
清水宏監督特集
「しいのみ学園」 9/1 10:00他
「按摩と女」 9/3 10:00他
「次郎物語」 9/5 10:15他
「蜂の巣の子供たち」 9/9 19:00他
「簪」 9/10 19:00他
「歌女おぼえ書」 9/11 19:00他
「ハナ子さん」(マキノ正博監督) 9/1 7:00他
「女性操縦法」(島耕二監督) 9/2 7:00他
「下郎の首」(伊藤大輔監督) 9/4 7:00他
「母の初恋」(久松静児監督) 9/5 7:00他
「(ハル)」(森田芳光監督) 9/7 9:00他

<コメント>

成瀬作品は、「噂の娘」「女の歴史」「石中先生行状記」「鰯雲」の4本
と再放送の「杏っ子」「乱れ雲」「コタンの口笛」。

「女の歴史」と「石中先生行状記」の2本の放送は久々ではないかと
思います。後者は3話構成ですが、第3話の田舎の素朴な青年に扮する
三船敏郎がなんといっても素晴らしい。黒澤作品のギラギラ感とは
対極にあるほのぼの系(眼光はけっこう鋭いのですが)の三船が
見られます。馬車をひきながら「青い山脈」を唄うシーンもいいです。
第2話に出てくる杉葉子も可愛い。相手役が池部良なので
「青い山脈」のようでもあるのですが。
実は、杉さんと私は現在メル友なんですね。この前も電話いただいたし。
個人的なことを書いてしまった!(笑)
成瀬作品ではないですが、「素晴らしき求婚」「幸福さん」というのは
私が未見の杉葉子出演作品としていれてしまいました。

HP上でも紹介してますが、私がとにかく好きな映画「恋する女たち」
が放送されます。未見の方は是非ご覧あれ。
金沢を舞台に高校生の女の子3人(斉藤由貴、相楽晴子、高井麻巳子)
の揺れ動く恋心をユーモラスに描いています。
台詞に高校生とは思えない深い言葉があって、どきっとさせられます。
野球部の高校生役で出てくる若き柳葉敏郎もなかなかいい味を出して
います。
ラストシーンの演出も素敵な、大森一樹監督の最高傑作。

増村保造監督、清水宏監督の特集は嬉しいかぎり。
赤文字の作品が特におすすめです。

「日本映画専門チャンネル」のHPにはすでに10月の放送予定
の成瀬作品も掲載されていて「雪崩」「白い野獣」「あらくれ」「妻の心」
の4本のようです。
また、10月には、24時間まるごと森繁特集で数本の川島作品の他
「おはよう宝塚スター」で市川崑監督「愛人」も放送されるようです。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


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2003年8月 8.3 NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「鶴八鶴次郎」(成瀬巳喜男監督 1938 東宝)

8/2 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「浦島太郎の後裔」(成瀬巳喜男監督 1946 東宝)

8/9 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「杏っ子」(成瀬巳喜男監督 1958 東宝)

8/16 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「コタンの口笛」(成瀬巳喜男監督 1959 東宝)

8/23 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「乱れ雲」(成瀬巳喜男監督 1967 東宝)

8/30 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「山の音」(成瀬巳喜男監督 1954 東宝)

8/6 14:00他

成瀬巳喜男劇場
「女人哀愁」(成瀬巳喜男監督 1937 PCL)

8/3 23:00他
黒澤明監督特集

「姿三四郎」(黒澤明監督)

8/4 21:00他

「生きものの記録」(黒澤明監督)

8/11 21:00他
衛星劇場 310 小津安二郎監督特集 
「落第はしたけれど」 8/7 10:30他
「青春の夢いまいづこ」 8/8 14:15他
「小原庄助さん」(清水宏監督) 8/5 19:00他
映画監督「山本薩夫」 8/11 22:00他
チャンネルNECO 261 「ラストシーン」(中田秀夫監督) 8/7 21:00他

<コメント>

成瀬作品は、「鶴八鶴次郎」「浦島太郎の後裔」「杏っ子」「コタンの口笛」「乱れ雲」の5本
と再放送の「山の音」「女人哀愁」。

今月の5本は、バラエティに富んでます!

「浦島太郎の後裔」、「コタンの口笛」(初放送)は未ビデオ化で貴重です。
「コタンの口笛」は以前映画館で見たときは、脱色と部分的に欠落していた
ので、綺麗な状態で完全版が見られるのではと期待しています。
北海道を舞台にアイヌを題材とした、これも成瀬作品の異色作の一つ
でしょう。

個人的には、衛星劇場の清水宏監督「小原庄助さん」(1949)が嬉しい。
以前、フィルムセンターで見ましたが、清水宏らしいほのぼのとした傑作です。
人によっては清水作品の最高傑作と評す方(「シネマ大吟醸」:太田和彦氏)もいるほど。

「ラストシーン」(2001)は最近の日本映画の中では傑作の1本かと。
撮影所を舞台にした作品ですが、小道具係役の麻生久美子がとてもいいです。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


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2003年7月 7.2 NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「乙女ごころ三人姉妹」(成瀬巳喜男監督 1935 PCL)

7/5 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「舞姫」(成瀬巳喜男監督 1951 東宝)

7/12 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「山の音」(成瀬巳喜男監督 1954 東宝)

7/19 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「女人哀愁」(成瀬巳喜男監督 1937 PCL)

7/26 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「お国と五平」(成瀬巳喜男監督 1952 東宝)

7/4 7:30 他

成瀬巳喜男劇場
「芝居道」(成瀬巳喜男監督 1944 東宝)

7/3 11:30他
黒澤明監督特集

「七人の侍」(黒澤明監督)

7/7 21:00他

「一番美しく」(黒澤明監督)

7/14 21:00他
「小早川家の秋」(小津安二郎監督) 7/6 21:00他
「わが映画人生 山村聰監督インタビュー 7/5 11:00他
「黒い潮」山村聰監督) 7/12 10:00他
「妻は告白する」(増村保造監督) 7/13 21:00他
「おかる勘平」(マキノ雅広監督) 7/20 8:00他
衛星劇場 310 小津安二郎監督特集 
「学生ロマンス 若き日」 7/7 19:00他
「大学は出たけれど」 7/8 19:00他
「突貫小僧」 7/8 19:15他
「淑女と髭」 7/9 19:00他
「朗らかに歩め」 7/10 19:00他
「東京の女」 7/11 19:00他
「生まれてはみたけれど」 7/12 19:00他

<コメント>

成瀬作品は、「乙女ごころ三人姉妹」「舞姫」「山の音」「女人哀愁」の4本
と再放送の「お国と五平」「芝居道」。
最初の3本はすべて川端康成原作です。

「舞姫」は未ビデオ化で貴重です。「妻」のくたびれた女房役とは異なり
とても美しい夫人役の高峰三枝子に注目です。
戦前の傑作「女人哀愁」と「乙女ごころ三人姉妹」も必見です。

増村作品には、直接的な描写で苦手な作品もあるのですが、
「妻は告白する」は一番好きな作品ですし、やはり増村/若尾コンビ
の最高傑作といえるでしょう。
ラスト近く、雨に濡れてずぶぬれの着物姿で、年下の恋人(川口浩)
を会社に訪ねていくシーンの若尾文子の表情は、何度見てもふるえがきます。

成瀬作品にも出演している山村聰の監督インタビューは貴重です。
社会派ドラマの監督・主演作品「黒い潮」もなかなかの秀作です。

「衛星劇場」の小津作品はすべてサイレント期の作品です。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


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2003年6月 5.30NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「流れる」(成瀬巳喜男監督 1956 東宝)

6/7 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「晩菊」(成瀬巳喜男監督 1954 東宝)

6/14 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「お国と五平」(成瀬巳喜男監督 1952 東宝)

6/21 12:00 他

成瀬巳喜男劇場
「芝居道」(成瀬巳喜男監督 1944 東宝)

6/28 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「女の座」(成瀬巳喜男監督 1962 東宝)

6/2 10:00他

成瀬巳喜男劇場
「歌行燈」(成瀬巳喜男監督 1943 東宝)

6/2 0:00他
黒澤明監督特集

「どん底」(黒澤明監督)

6/2 21:00他

「虎の尾を踏む男達」(黒澤明監督)

6/9 21:00他
「ひまわり娘」(千葉泰樹監督) 6/1 8:00他
東宝特撮シリーズ「宇宙怪獣ドゴラ」(本多猪四郎監督) 6/11 21:00他
「西鶴一代女」(溝口健二監督) 6/29 21:00他
衛星劇場 310 小津安二郎監督特集 

「生きてはみたけれど・小津安二郎伝」(1983 井上和男監督 松竹)

6/2 13:00他
「早春」(1956 松竹) 6/3 13:00他
「有りがたうさん」(清水宏監督) 6/2 7:00他
「どっこい生きてる」(今井正監督) 6/4 7:00他
「若き日の歓び」(佐藤武監督) 6/4 8:45他

<コメント>

成瀬作品は、傑作「流れる」「晩菊」と芸道物の「芝居道」、珍しい時代劇「お国と五平」の4本
と再放送の「女の座」「歌行燈」。

「流れる」「晩菊」は必見ですが、放送が珍しいのは「芝居道」と「お国と五平」です。
「お国と五平」は、成瀬作品としてはイマイチですが、木暮実千代がともかく
綺麗で色っぽい。

小津作品「早春」は、「東京暮色」と並んで好きな作品です。
サラリーマン、OLの若者に焦点を当てた作品で、小津作品には珍しく
キスシーン(池部良、岸恵子)もあります。といっても暗示のようなカット割でしたが。
この作品の岸恵子も綺麗ですが、顔や体の細さに驚きます。

清水宏監督「有りがたうさん」は、上原謙が伊豆のバスの純朴な運転手、
桑野通子が、わけありの乗客で、今でいうロードムービーです。
戦前の伊豆ののどかな風景が魅力の清水宏の傑作です。

「若き日の歓び」というのは未見ですが、原節子、轟夕起子、高峰秀子
が共演する青春映画とのことで興味あり。1943年の作品です。

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2003年5月 4.29NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「めし」(成瀬巳喜男監督 1951 東宝)

5/3 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「夫婦」(成瀬巳喜男監督 1953 東宝)

5/10 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「妻」(成瀬巳喜男監督 1953 東宝)

5/17 12:00 他

成瀬巳喜男劇場
「歌行燈」(成瀬巳喜男監督 1943 東宝)

5/24 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「女の座」(成瀬巳喜男監督 1962 東宝)

5/31 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「妻よ薔薇のやうに」(成瀬巳喜男監督 1935 PCL)

5/2 8:30他
黒澤明監督特集

「隠し砦の三悪人」(黒澤明監督)

5/5 21:00他

「どですかでん」(黒澤明監督)

5/12 21:00他
「細雪」(市川崑監督) 5/11 21:00他

「陸軍中野学校」(増村保造監督)

5/18 21:00他
東宝特撮シリーズ「ガス人間第一号」(本多猪四郎監督) 5/7 21:00他
「続社長太平記」(青柳信雄監督) 5/20 21:00他
衛星劇場 310 小津安二郎監督特集 

「戸田家の兄弟」(1941松竹)

5/9 7:00他
「風の中の雌鳥」(1948 松竹) 5/10 7:00他
「風の中の子供」(清水宏監督) 5/1 7:00他
「山びこ学校」(今井正監督) 5/5 7:00他
「おはん」(市川崑監督) 5/3 17:00他

<コメント>

成瀬作品は、夫婦三部作「めし」「夫婦」「妻」と戦前の芸道物の傑作「歌行燈」と「女の座」の5本
と再放送の「妻ばら」。
夫婦三部作の中では個人的には「夫婦」が一番好きです。杉葉子さんだし。
「夫婦」「妻」の二作に出ている三國連太郎は若くてハンサム!
「歌行燈」の放送は珍しいかと。山田五十鈴の海岸の林での舞のシーンの映像美!
「女の座」もユーモラスなタッチで結構深刻な家族問題を描いている傑作です。

その他では、増村作品の「陸軍中野学校」。全5作のシリーズの1作目で
これが一番評価高いみたいです。私はエンターティメントしている
2作「雲1号指令」、3作「竜3号指令」もとても好きですが。1作目は増村らしく少し暗い(笑)。
市川雷蔵の軍服や背広姿のりりしさ。恋人役の小川真由美の綺麗さ、
そして上官の草薙中佐役の加東大介がまたとてもいい。加東大介はほんとうに役柄が広い。
雷蔵は時代劇より現代劇(本作、「ある殺し屋」等)の方が断然魅力的だと思います。

「ガス人間1号」は、微妙に怖い(笑)。確か、ガス人間を演じている土屋嘉男の勤務先
は、現在「国立こども図書館」になっている旧上野の図書館だったと記憶しています。
確かめてみてください(笑)。

小津作品「風の中の雌鳥」は、失敗作といわれていますが、もう一度じっくり
見てみようかと。

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2003年4月 3.26NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「妻として女として」(成瀬巳喜男監督 1961 東宝)

4/5 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「春のめざめ」(成瀬巳喜男監督 1947 東宝)

4/12 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「乱れる」(成瀬巳喜男監督 1964 東宝)

4/19 12:00 他

成瀬巳喜男劇場
「妻よ薔薇のやうに」(成瀬巳喜男監督 1935 PCL)

4/26 12:00他
黒澤明監督特集

「素晴らしき日曜日」(黒澤明監督)

4/7 21:00他

「天国と地獄」(黒澤明監督)

4/14 21:00他
私が好きな日本映画 イッセー尾形
「人も歩けば」(川島雄三監督 1960 東京映画)
4/29 12:00他
衛星劇場 310 小津安二郎監督特集 
「一人息子」 4/1 13:00他
「東京暮色」(1957 松竹) 4/2 13:00他
「男性対女性」(島津保次郎監督 1936 松竹) 4/1 7:00他
チャンネルNECO 261 「黒の超特急」(増村保造監督) 4/4 16:40他
CSN1 ムービーチャンネル 312 「悪魔のような女」(アンリ・ジョルジュメクルーゾー監督) 4/3 8:00他

<コメント>

成瀬作品は、「妻として女として」、放送が貴重な「春のめざめ」、60年代の最高傑作と評価の高い
「乱れる」、キネマ旬報第一位の「妻よ薔薇のやうに」の4本。全部忘れずに見ましょう。

今月のおすすめは、何と言っても川島雄三監督の最高傑作と私が評価する「人も歩けば」です。
まだ、あまりスカパーが定着しない3−4年前の同チャンネルの「川島雄三監督特集」にて
一度放送されたようなのですが、放送されるのはそれ以来でしょう。
イッセー尾形氏がどのようなコメントをするのか楽しみです。

小津生誕100年で毎月放送されている特集には、やはりこれも私が小津の最高傑作と
評価する「東京暮色」が登場です。
かれこれ10年前くらいに、大船撮影所にて小津組の進行を担当されていた清水富二さん
と酒を片手に立ち話する機会があったのですが、私が「暮色が一番好きなんです」
と言うと「あんちゃん、うれしいねぇ。おっちゃん(=小津監督)はあの作品はとても
のっていたんだよ。おっちゃんも喜んでると思うよ」などとお褒めにあずかった
ことが印象的です。撮影の裏話もお話ししてくれました。
この作品は他の小津作品と比較すると当時の評価(キネ旬など)はとても低いのですが
小津作品には珍しい冬の季節、ドラマチックなストーリー展開、坂道の映像の使い方、
そして母親役の山田五十鈴の演技など、素晴らしい作品です。
また、冒頭の飲み屋の笠智衆、田中春男、浦辺粂子の会話シーンは、酒飲みにはたまらない。
原節子のマスク姿にも注目です。

黒澤作品「天国と地獄」、クルーゾー監督「悪魔のような女」は言うまでもないでしょう。

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2003年3月 2.26NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「まごころ」(成瀬巳喜男監督 1939 東宝)

3/1 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「三十三間堂通し矢物語」」(成瀬巳喜男監督 1945 東宝)

3/8 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「おかあさん」(成瀬巳喜男監督 1952 新東宝)

3/15 12:00 他

成瀬巳喜男劇場
「娘・妻・母」(成瀬巳喜男監督 1960 東宝)

3/22 12:00他
成瀬巳喜男劇場
「夜の流れ」(成瀬巳喜男/川島雄三共同監督 1960 東宝)
3/29 12:00他
黒澤明監督特集

「酔いどれ天使」(黒澤明監督)

3/3 21:00他

「野良犬」(黒澤明監督)

3/10 21:00他
「ハナ子さん」(マキノ正博監督) 3/9 8:00他
「黒い画集 ある遭難」(杉江敏男監督) 3/16 21:00他
「黒い画集 寒流」(鈴木英夫監督) 3/23 21:00他
衛星劇場 310 小津安二郎監督特集 
「父ありき」 3/10 19:00他
「お早よう」 3/13 19:00他
笠智衆特集
「手をつなぐ子等」(稲垣浩監督) 3/6 8:45他
「嵐」(稲垣浩監督) 3/3 8:30他
「女であること」 3/4 7:00他
「女は二度生まれる」 3/7 7:00他

<コメント>

成瀬作品は、大傑作「まごころ」「三十三間堂通し矢物語」「おかあさん」「娘・妻・母」
「夜の流れ」のなんと5本。全部忘れずに見ましょう。

その他、色をつけた作品は特にオススメです。

「手つなぐ子等」「嵐」の稲垣浩監督、笠智衆出演作品は2本とも最高です。
個人的には、小津作品の笠智衆より、稲垣作品の笠智衆の方が好きです。


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2003年2月 1.25NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「噂の娘」(成瀬巳喜男監督 1935 東宝)

2/1 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「桃中軒雲右衛門」(成瀬巳喜男監督 1936 東宝)

2/8 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「女の中にいる他人」(成瀬巳喜男監督 1966 東宝)

2/15 12:00 他

成瀬巳喜男劇場
「ひき逃げ」(成瀬巳喜男監督 1966 東宝)

2/22 12:00他
黒澤明監督特集

「わが青春に悔なし」(黒澤明監督)

2/3 21:00他

「悪い奴ほどよく眠る」(黒澤明監督)

2/10 21:00他
「虞美人草」(中川信夫監督) 2/2 8:00他
「プーサン」(市川崑監督) 2/11 12:00他
「今宵ひと夜を」(千葉泰樹監督) 2/9 8:00他
時代劇専門チャンネル718 特集「唄う時代劇」
「鴛鴦歌合戦」(マキノ正博監督) 2/8 10:00他
「猿飛佐助」(井上梅次監督) 2/15 10:00他
「弥次喜多道中記」(マキノ正博監督) 2/22 10:00他
衛星劇場 310 小津安二郎監督特集 
「浮草」 2/9 7:00他
「淑女は何を忘れたか」 2/9 19:00他
川島雄三監督特集
「あした来る人」 2/3 19:00他
「洲崎パラダイス赤信号」 2/5 7:00他
「純潔革命」 2/6 10:15他
「しとやかな獣」 2/8 7:00他
「飼育」(大島渚監督) 2/12 23:00他
「続雲の上団五郎一座」(青柳信雄監督) 2/4 10:45他
チャンネルNECO 261 「黒の試走車」(増村保造監督)  2/1 6:00他
「黒の報告書」(増村保造監督) 2/5 9:00他
清水宏監督特集
「蜂の巣の子供たち」 2/3 7:00他
「その後の蜂の巣の子供たち」 2/4 7:00他
「しいのみ学園」 2/5 7:00他

<コメント>

成瀬作品は、「噂の娘」「桃中軒雲右衛門」「女の中にいる他人」「ひき逃げ」
の4本。全部録画して見ましょう。

その他、色をつけた作品は特にオススメです。

「弥次喜多道中記」(マキノ正博監督)は、私が一番好きなマキノ作品です。
遠山の金さん=片岡千恵蔵と鼠小僧=杉狂児がお互いに身分を隠して
東海道を旅して・・・という奇想天外なストーリー(脚本=小国英雄)
の楽しいミュージカル時代劇。洒落たラストが特に素晴らしい。

川島作品はすべて必見ですが、貴重なのは「純潔革命」でしょう。
私も未見です。

清水宏作品特集、増村作品で私が大好きな「黒シリーズ」の2本、
そして市川崑監督の傑作「プーサン」も是非どうぞ。

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2003年1月 12.31NEW

日本映画専門チャンネル 707

成瀬巳喜男劇場
「なつかしの顔」(成瀬巳喜男監督 1941 東宝)

1/11 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「俺もお前も」(成瀬巳喜男監督 1946 東宝)

1/18 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「驟雨」(成瀬巳喜男監督 1956 東宝)

1/25 12:00 他
黒澤明監督特集

「わが映画人生 黒澤明監督インタビュー」
聞き手 大島渚

1/1 8:00他

「生きる」(黒澤明監督 1952 東宝)

1/1 10:00他

「赤ひげ」(黒澤明監督 1965 東宝)

1/1 13:00他
+「蜘蛛巣城」「影武者」「デルスウザーラ」
「空の大怪獣ラドン」(本多猪四郎監督 1956 東宝) 1/8 21:00他
「恋化粧」(本多猪四郎監督 1955 東宝) 1/12 8:00他
「女心はひと筋に」(杉江敏男監督 1955 東宝) 1/19 8:00他
「初恋物語」(丸山誠治監督 1957 東宝) 1/26 8:00他
衛星劇場 310

「あにいもうと」(成瀬巳喜男監督 1953 大映)

1/6 7:00他

「妻の心」(成瀬巳喜男監督 1956 東宝)

1/7 7:00他
小津安二郎監督特集 
「鏡獅子」(小津安二郎監督 1936 松竹) 1/1 7:00他
「お茶漬けの味」(小津安二郎監督 1952 松竹) 1/13 7:00他
「千客万来」(中村登監督 1962 松竹) 1/5 13:00他
「暖春」(中村登監督 1965 松竹) 1/6 13:00他
「月は上りぬ」(田中絹代監督 1955 日活) 1/6 19:00他
「霧の旗」(山田洋次監督 1965 松竹) 1/6 21:00他
「暗夜行路」(豊田四郎監督 1959 東京映画) 1/8 7:00他
「雲の上団五郎一座」(青柳信雄監督 1962 東京映画) 1/9 7:00他
チャンネルNECO 261 「赤西蛎太」(伊丹万作監督 1936 日活)  1/1 6:05他
「鴛鴦歌合戦」(マキノ雅弘監督 1939 日活) 1/1 7:25他
「神坂四郎の犯罪」(久松静児監督 1956 日活) 1/1 12:50他
「ビルマの竪琴 総集編 市川崑監督 1956 日活) 1/1 16:40他
「幕末太陽傳」(川島雄三監督 1957 日活) 1/1 20:10他
「アベック・モン・マリ」(大谷健太郎監督 1999) 1/6 16:00他


<コメント>

成瀬作品は、TV初放送、未ビデオの貴重作「なつかしの顔」「俺もお前も」と「驟雨」「あにいもうと」
「妻の心」と5本も。正月から嬉しい限りです。
何といっても未見の「なつかしの顔」と「俺もお前も」が楽しみです。
2月の成瀬劇場は「噂の娘」が放送されるようです。

その他、色をつけた作品は特にオススメです。

日本映画専門チャンネルでは、これから毎月黒澤作品を
2本ずつ放送するとのこと。1/1のインタビューと「生きる」「赤ひげ」の
ラインナップは凄すぎる。

個人的には未見の「月は上りぬ」と「神坂四郎の犯罪」に期待です。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


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2002年12月 11.26NEW

日本映画専門チャンネル707

成瀬巳喜男劇場
「旅役者」(成瀬巳喜男監督 1940 東宝)+ 人間・成瀬巳喜男 篇

12/7 12:00他

成瀬巳喜男劇場
「禍福」前篇/後篇(成瀬巳喜男監督 1937 PCL)+ 人間・成瀬巳喜男 篇

12/14 12:00他

「わが映画人生 筧正典監督インタビュー」

12/7 10:00他

「泉へのみち」(筧正典監督 1955)

12/14 10:00他

「都会の横顔」(清水宏監督 1953)

12/15 8:00他
「女の学校」(佐伯幸三監督 1955) 12/1 8:00他
「けものみち」(須川栄三監督 1965 東宝) 12/1 21:00他
衛星劇場310

「稲妻」(成瀬巳喜男監督 1952 大映)

12/2 7:00他

「あらくれ」(成瀬巳喜男監督 1957 東宝)

12/5 7:00他
小津安二郎監督特集 
「秋刀魚の味」(小津安二郎監督 1962 松竹) 12/1 7:00他
「長屋紳士録」(小津安二郎監督 1947 松竹) 12/9 22:00他
「晩春」(小津安二郎監督 1949 松竹) 12/10 22:00他
「麦秋」(小津安二郎監督 1951 松竹) 12/11 22:00他
「シネマ紀行 東京物語」 12/12 21:45他
「東京物語」(小津安二郎監督 1953 松竹) 12/12 22:00他
「彼岸花」(小津安二郎監督 1958 松竹) 12/13 22:00他
「秋日和」(小津安二郎監督 1960 松竹) 12/14 22:00他
「愛情の系譜」(五所平之助監督 1961 松竹) 12/4 19:00他

「ギター弾きの恋」(ウディ・アレン監督 1999 米国)

12/4 23:00他
時代劇専門チャンネル718 「次郎長三国志」シリーズ(マキノ雅弘監督 東宝) 全9作 12/31 9:00-

「わが映画人生 マキノ雅弘監督インタビュー」

12/7 6:00他

「家光と彦左」(マキノ雅弘監督 1941 東宝)

12/8 0:00他
日本テレビ 月曜映画

「花影」(川島雄三監督 1961 東京映画)

12/24 2:35-4:30
(12/23深夜)

<コメント>

成瀬作品は、名作「旅役者」と先月放送の「禍福」と「稲妻」「あらくれ」の4本です。
「旅役者」は未ビデオ、スカパー初放送かと。

その他、色をつけた作品は特にオススメです。

筧正典監督は、成瀬作品の助監督だった方なので、成瀬監督についての発言可能性大です。
清水宏監督作品「都会の横顔」は、銀座を舞台にした有馬稲子と池部良主演。
戦後のこの時期の清水宏監督は評価が低いようなので、じっくりと見てやろうと
思っています。成瀬作品も含めて、封切当時の評価って当てにならないことが多いので。
また、マキノ雅弘監督インタビューは必見でしょう。

小津作品は、来年2003年が生誕100年とのことで
小津作品をこれからすべて放送するとのことです。
ちなみに成瀬監督は、2005年が生誕100年です。

洋画ですが、「ギター弾きの恋」は、フェリーニの「道」みたいで泣けます。
特に、ジャズファンで未見の方は必見です。

地上波の日本テレビ「月曜劇場」では、以前放送の成瀬作品に続いて
今度は川島雄三監督のレアな作品「花影」の放送です。
バーのホステスのヒロインを演じる若き日の池内淳子が綺麗です。
前に「三百人劇場」で見たときは、色が脱色していて<ピンク映画>
になっていたので、カラーの状態がいいと良いのですが。
そういえば「けものみち」もヒロインが池内淳子です。
しかし、この番組のチョイスって渋いですね。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


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日本テレビ「月曜映画」


2002年11月 10.27NEW

日本映画専門チャンネル707

成瀬巳喜男劇場
「禍福」前篇/後篇(成瀬巳喜男監督 1937 PCL)+ 人間・成瀬巳喜男 篇

11/16 0:00他

成瀬巳喜男劇場
「雪崩」(成瀬巳喜男監督 1937PCL)+回想 白井佳夫篇

11/2 8:00他
「わが映画人生 吉村公三郎インタビュー」 11/4 23:00他
「アベックモンマリ」(大谷健太郎監督 1998) 11/3 16:00他
「足摺岬」(吉村公三郎監督 1954) 11/11 23:00他
「若い瞳」(鈴木英夫監督 1954) 11/12 9:30他
「無法松の一生」(稲垣浩監督 1958 東宝) 11/17 21:00他
「こころの山脈」(吉村公三郎監督 1965) 11/19 19:00他
「黒い画集 あるサラリーマンの証言」(堀川弘通監督 1960 東宝) 11/24 21:00他
衛星劇場310

「夫婦」(成瀬巳喜男監督 1953 東宝)

11/4 19:00他
「警察日記」(久松静児監督 1955 日活) 11/1 7:00他
「紀ノ川」(中村登監督 1966 松竹) 11/1 13:00他
「恐山の女」(五所平之助監督 1965) 11/6 7:00他
「もず」(渋谷実監督 1961 松竹) 11/6 19:00他
「黒の超特急」(増村保造監督 1964 大映) 11/8 15:15他
「お遊さま」(溝口健二監督 1951 大映) 11/11 7:00他
時代劇専門チャンネル718 「次郎長三国志」シリーズ(マキノ雅弘監督 東宝)  毎週土日
5作目「殴込み甲州路」(1953) 11/2 6:00他
6作目「旅がらす次郎長一家」(1953) 11/9 6:00他
7作目「初祝い清水港」(1954) 11/16 6:00他
8作目「海道一の暴れん坊」(1954) 11/23 6:00他
9作目「荒神山・前編」(1954) 11/30 6:00他
チャンネルNECO  高峰秀子特集
「綴方教室」(山本嘉次郎監督 1938 東宝) 11/4 7:00他
「虹を抱く処女」(佐伯清監督 1948 新東宝) 11/5 7:00他
「春の戯れ」(山本嘉次郎監督 1949 新東宝) 11/6 7:00 他
「朝の波紋」(五所平之助監督  1952 新東宝) 11/7 7:00他

<コメント>

成瀬作品は引き続き戦前の超レアものの未ビデオ化「禍福」と名作「夫婦」です。

その他、色をつけた作品は特にオススメです。

「黒の超特急」は、ストーリー展開が読めず引き込まれます。
加東大介の悪役ぶりもすばらしい。
次郎長三国志では、8作目の「海道一の暴れん坊」の石松=森繁久弥
ですね。シリーズ最高傑作と言われています。

高峰秀子特集では未見の「朝の波紋」が楽しみです。共演は池部良。
監督は五所平之助です。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


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2002年10月 9.24NEW

日本映画専門チャンネル707

成瀬巳喜男劇場
「雪崩」(成瀬巳喜男監督 1937 PCL)+ 白井佳夫インタビュー篇

10/16 22:30他

成瀬巳喜男劇場
「朝の並木路」(成瀬巳喜男監督 1936 PCL)+回想 中古智篇

10/3 0:30他
「わが映画人生 松林宗恵インタビュー」 10/2 9:30他
「アベックモンマリ」(大谷健太郎監督 1998) 10/27 21:00他
衛星劇場310

「鰯雲」(成瀬巳喜男監督 1958 東宝)

10/1 19:00他
「肖像」(木下恵介監督 1948 松竹) 10/2 19:00他
「黒の報告書」(増村保造監督 1963 大映) 10/4 16:45他
「噂の女」(溝口健二監督 1954 大映) 10/6 19:00他

「大阪の宿」(五所平之助監督 1954 新東宝)

10/7 15:00他
時代劇専門チャンネル718 「次郎長三国志」シリーズ(マキノ雅弘監督 東宝)  毎週土日
1作目「次郎長売出す」(1952) 10/5 6:00他
2作目「次郎長初旅」(1953) 10/12 6:00他
3作目「次郎長と石松」(1953) 10/19 6:00他
4作目「勢揃い清水港」(1953) 10/26 6:00他

<コメント>

成瀬作品は引き続き戦前の超レアものの未ビデオ化「雪崩」と渋い「鰯雲」です。

その他、色をつけた作品は特にオススメです。
「大阪の宿」は、五所平之助の最高傑作と評価の高い作品です。
タイトル通り大阪の旅館を舞台に、東京から転勤してきた佐野周二
を取り巻く人情劇。ラストの別れの酒宴のシーンが感動的です。

新文芸座での特集や、ワイズ出版での書籍の出版、平凡社の復刻など、
マキノブームのようですが、次郎長三国志は気楽に見れて楽しい作品です。
5作目以降は11月にも続くようです。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


日本映画専門チャンネル

衛星劇場

NHK BS

時代劇専門チャンネル

チャンネルNECO




2002年9月 9.3NEW

日本映画専門チャンネル707

成瀬巳喜男劇場
「朝の並木路」(成瀬巳喜男監督 1936 PCL)+回想 中古智篇

9/18 23:00他

成瀬巳喜男劇場
「君と行く路」(成瀬巳喜男監督 1936 PCL)+回想 玉井正夫篇

9/4 2:50他
「わが映画人生 鈴木英夫インタビュー」 9/5 11:00他
「彼奴を逃すな」(鈴木英夫監督 1956 東宝) 9/8 9:30他
「灯台」(鈴木英夫監督 1959 東宝) 9/10 3:30他
「その場所に女ありて」(鈴木英夫監督 1962 東宝) 9/15 8:00他
「花の慕情」(鈴木英夫監督 1958 東宝) 9/15 10:00他
衛星劇場310 「グラマ島の誘惑」(川島雄三監督 1959 東京映画) 9/8 8:30他
「風前の灯」(木下恵介監督 1957 松竹) 9/5 7:00他
「山椒太夫」(溝口健二監督 1954 大映) 9/7 7:00他
「黒い画集 寒流」(鈴木英夫監督 1961 東宝)) 9/15 9:45他
「我が家は楽し」(中村登監督 1951 松竹) 9/11 19:00他
「女因と共に」(久松静児監督 1956 東京映画) 9/13 7:00他
チャンネルNECO 「トキワ荘の青春」(市川準監督 1996) 9/3 19:00他
「狙われた男」(中平康監督 1956 日活) 9/5 7:00他

<コメント>

成瀬作品はまたまた超レアものの未ビデオ化「朝の並木路」です。
成瀬自身のオリジナルシナリオで、千葉早智子主演です。私も未見です。
先月の「君と行く路」も再放送されます。路シリーズですね。
日本映画専門チャンネルHPによると
10月は「雪崩」(1937 PCL)が放送されるようです。

今年の5月に亡くなられた鈴木英夫監督のインタビューと主要作品4本。
鈴木監督って最近結構人気がありますね。
サスペンスいっぱいの「彼奴を逃すな」と司葉子のキャリアウーマンぶり
がかっこいい「その場所に女ありて」は見ていますが、とても面白い作品です。
鈴木作品は、衛星劇場でも1本放送されます。

チャンネルNECOでは日活の超レア作品を多く放送するようです。
中平監督の作品1本のみを紹介しときました。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


日本映画専門チャンネル

衛星劇場

NHK BS

時代劇専門チャンネル

チャンネルNECO



2002年8月 8.2NEW

日本映画専門チャンネル707

成瀬巳喜男劇場
「君と行く路」(成瀬巳喜男監督 1936 PCL)+回想 玉井正夫篇

8/21 21:00他

成瀬巳喜男劇場
「サーカス五人組」(成瀬巳喜男監督 1935 PCL)+回想 成瀬つね子篇

8/4 11:00他
「本陣殺人事件」(高林陽一監督 1975 ATG) 8/4 22:30他
「わが映画人生 杉江敏男監督インタビュー」 8/5 20:00他
私が好きな日本映画:高田文夫
「雲の上団五郎一座」(青柳信雄監督 1962)
8/7 21:00他
「(ハル)」(森田芳光監督 1995) 8/8 21:00他
「三十六人の乗客」(杉江敏男監督 1957 東宝) 8/12 23:00他
日本テレビ 月曜映画

「ひき逃げ」(成瀬巳喜男監督 1966 東宝) 
ノーカット

8/20 (8/19深夜)
午前2:30-4:23
衛星劇場310 「朱と緑」(中村登監督 1956 松竹) 8/5 16:30他
「結婚行進曲」(市川崑監督 1951 東宝) 8/9 9:00他
「黒い画集 ある遭難」(杉江敏男監督 1961 東宝)) 8/30 20:30他
CNS1 ムービーチャンネル 「NY ニューヨーク検事局」(シドニー・ルメット監督 1997 米国) 8/5 23:00他

<コメント>

成瀬作品は超レアものの未ビデオ化「君と行く路」です。
先月の「サーカス五人組」も再放送されます。
9月は「朝(あした)の並木路」(1936 PCL)が放送されるようです。
(キネマ旬報に情報あり)
未ビデオですし、私も未見の作品です。
成瀬自身のオリジナルシナリオで、千葉早智子主演です。
楽しみ。

地上波の日本テレビでは「女の中にいる他人」に続いて
「ひき逃げ」です。
題材や映像表現など、かなりの異色作ですが、
晩年にこのような題材にチャレンジした成瀬はやはり
凄いと思います。舞台は横浜です。

その他詳細は下記のHPでどうぞ。


日本映画専門チャンネル

日本テレビ 月曜映画

衛星劇場

NHK BS

時代劇専門チャンネル

チャンネルNECO


2002年7月 6.24NEW

日本映画専門チャンネル707

成瀬巳喜男劇場
「サーカス五人組」(成瀬巳喜男監督 1935 PCL)+回想 成瀬つね子篇

7/17 21:00他
「谷口千吉監督インタビュー」 7/1 18:00他
「銀嶺の果て」(谷口千吉監督 1947 東宝) 7/7 17:00他
「吹けよ春風」(谷口千吉監督 1953 東宝) 7/22 23:00他
衛星劇場310

「愛人」(市川崑監督 1953 東宝)

7/8 9:15他
「青色革命」(市川崑監督 1953 東宝) 7/3 7:00他
「学生社長」(川島雄三監督 1953 松竹) 7/4 8:45他
「東京の女性」(伏水修監督 原節子主演 1939 東宝) 7/9 9:00他
「恋文」(田中絹代監督 1953 新東宝) 7/11 13:00他
CNS1 ムービーチャンネル 「フロントページ」(ビリー・ワイルダー監督 1974 米国) 7/1 16:00他
日本テレビ(7.2追加NEW) 

「女の中にいる他人」(成瀬巳喜男監督 1966 東宝) ノーカット

7/30 (7/29深夜)
午前2:30-4:30

<コメント>

成瀬作品は超レアものの未ビデオ化「サーカス五人組」です。
堤真佐子、梅園龍子、大川平八郎、藤原釜足など、この時期の
成瀬作品の常連俳優が出ています。
私も未見ですので楽しみです。

そして、ついに、市川崑監督の「愛人」の放送です。
私の知る限り、BSでもCSでも放送されたことはないと
思います。
同じく市川崑監督の「青色革命」もおそらくスカパー初登場では。
両作品とももちろん未ビデオです。
「愛人」は私が市川崑監督作品のNo1だと思う作品です。
若き有馬稲子と岡田茉莉子の綺麗+可愛らしさ、
三國連太郎と越路吹雪のコミカルな演技も素晴らしい。
撮影は、成瀬組の玉井正夫。
屋外の木漏れ日シーンを見れば、すぐにわかります。

川島雄三作品もレアです。松竹時代の「学生社長」
私は昨年の三百人劇場の川島特集で見ました。
若い頃の鶴田浩二のハンサムさにびっくりです。

谷口千吉監督の「吹けよ春風」は、以前フィルムセンター
で観ましたが、三船敏郎がタクシーの運転手役で
黒澤作品とは違う魅力がありました。

<追加>なんと地上波の民放(日本テレビ)で成瀬の未ビデオ作品
      「女の中にいる他人」がノーカットで登場です。
      素晴らしい!


その他詳細は下記のHPでどうぞ。


日本映画専門チャンネル

衛星劇場

NHK BS

時代劇専門チャンネル

チャンネルNECO


2002年6月 5.27NEW

日本映画専門チャンネル707

成瀬巳喜男劇場
「山の音」(成瀬巳喜男監督 1954 東宝)

6/8 13:00他
衛星劇場310

「おかあさん」(成瀬巳喜男監督 1952 新東宝)

6/4 7:00他
「ジャコ萬と鉄」(谷口千吉監督 1949 東宝) 6/3 7:00他
「にごりえ」(今井正監督 1953 新世紀映画) 6/5 7:00他
「黒の試走車(テストカー)」(増村保造監督 1962 大映) 6/4 19:00他
「処刑の部屋」(市川崑監督 1956 大映) 6/6 7:00他
「土砂降り」(中村登監督 1957 松竹) 6/6 8:45他
「歓呼の町」(木下恵介監督 1944 松竹) 6/6 15:15他
「大江戸五人男」(伊藤大輔監督 1951 松竹) 6/7 10:30他
「還って来た男」(川島雄三監督 1944 松竹) 6/13 7:00他
「三つの愛」(小林正樹監督 1954 松竹) 6/18 9:00他
時代劇専門チャンネル 市川雷蔵「忍びの者」祭り 8本
「忍びの者」(山本薩夫監督 1962 大映)他
6/15 0:00-
6/16 5:40

<コメント>

成瀬作品は「山の音」と「おかあさん」の2本。
「山の音」は、成瀬の「目線の芸」が大活躍の作品です。

掲示板にいただいた情報によれば
成瀬巳喜男劇場で7月に未ビデオ化の「サーカス五人組」
(1935 PCL)が放送予定とのこと。凄すぎる!
もちろん私も未見です。

川島作品はデビュー作の「還って来た男」。
増村作品の「黒の試走車(テストカー)は、新車開発をめぐる
自動車会社の産業スパイの話で、ストーリー展開が面白い。
中村登監督「土砂降り」は三百人劇場の特集でも上映されていました。


詳細は下記のHPでどうぞ。

日本映画専門チャンネル

衛星劇場

NHK BS

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チャンネルNECO




2002年5月 4.27NEW

日本映画専門チャンネル707

成瀬巳喜男劇場
「晩菊」(成瀬巳喜男監督 1954 東宝)

5/11 13:00他
「樋口一葉」(並木鏡太郎監督 1939 ) 5/12 8:30他
特集 監督市川崑の全貌  以下特にお奨め作品
「こころ」(1955 日活) 5/6 3:10他
「結婚行進曲」(1951 東宝) 5/7 1:10他
「プーサン」(1953 東宝) 5/12 6:30他
「眞知子より 花ひらく」(1948 新東宝) 5/9 9:30他
「東京オリンピック」(1965) 5/17 16:00他
「ビルマの竪琴」(1956 日活) 5/4 21:00他
衛星劇場310

「女が階段を上る時」(成瀬巳喜男監督 1960
東宝)

5/7 11:00他
「シミキンのスポーツ王」(川島雄三監督 1949 松竹) 5/2 7:00他
「お嬢さん社長」(川島雄三監督 1954 松竹) 5/10 15:30他
「六篠ゆきやま袖」(松山善三監督 1965 東京映画) 5/7 7:00他
「蟻の街のマリア」(五所平之助監督 1958) 5/1 7:00他
チャンネルNECO 「人形佐七捕物帖シリーズ」(新東宝 1956-1958) 5/1 7:00他

<コメント>

成瀬作品は「晩菊」と「女が階段を上る時」の2本。
成瀬巳喜男劇場は今後続くようでよかったです。
6月は「山の音」が放送予定のよう。

川島雄三監督の「お嬢さん社長」は、美空ひばり主演の
作品で、未見なので楽しみです。
「六篠ゆきやま袖」は高峰秀子主演で共演がフランキー堺です。
これも前から見たいと思っていました。

詳細は下記のHPでどうぞ。

日本映画専門チャンネル

衛星劇場

NHK BS

時代劇専門チャンネル

チャンネルNECO




2002年4月 3.28NEW

日本映画専門チャンネル707

成瀬巳喜男劇場
「妻」(成瀬巳喜男監督 1953 東宝)

4/6 13:00他
特集 監督市川崑の全貌 31作品 以下特にお奨め作品
「こころ」(1955 日活) 4/1 9:00他
「結婚行進曲」(1951 東宝) 4/3 7:00他
「プーサン」(1953 東宝) 4/5 7:30他
「恋人」(1951 新東宝) 4/4 8:00他
「眞知子より 花ひらく」(1948 新東宝) 4/6 9:30他
「おとうと」(1960 大映) 4/13 17:30他
「東京オリンピック」(1965) 4/14 1:20他
「恋にめざめる頃」(浅野正雄監督 1969 東宝 ) 4/21 12:00他
衛星劇場310 「ラッキーさん」(市川崑監督 1952 東宝) 4/9 16:15他
「とんかつ大将」(川島雄三監督 1952 松竹) 4/18 14:30他
「黒線地帯」(石井輝男監督 1960 新東宝) 4/27 13:00他
NHK BS

「流れる」(成瀬巳喜男監督 1956 東宝)

4/18 15:40-17:37

「放浪記」(成瀬巳喜男監督 1962 東宝/宝塚映画)

4/19 15:55-17:59
「恋する女たち」(大森一樹監督 1986 東宝) 4/22 20:00-21:39

<コメント>

成瀬作品はBSもあわせて3本です。

「恋にめざめる頃」は、成瀬作品「妻よ薔薇のやうに」のリメイクで
千葉早智子役は、酒井和歌子とのこと。未見なので見てみます。
市川崑特集では「結婚行進曲」「花ひらく」「東京オリンピック」が
特にお奨めです。
BSの「恋する女たち」も未見の方は是非見てください!

詳細は下記のHPでどうぞ。

日本映画専門チャンネル

衛星劇場

NHK BS

時代劇専門チャンネル

チャンネルNECO




2002年3月 2.27NEW

日本映画専門チャンネル707

成瀬巳喜男劇場
「夫婦」(成瀬巳喜男監督 1953 東宝)
+回想-白井佳夫インタビュー

3/9 13:00他
私が好きな日本映画 立川談志
「これは失礼」(岡田敬監督 1936 P・C・L/吉本興業)
3/3 12:00他
私が好きな日本映画 立川談志
「歌くらべ荒神山」(斉藤寅次郎監督 東宝1952 )
3/10 12:00他
「女性に関する十二章」(市川崑監督 東宝 1954) 3/3 8:30他
24時間まるごと伝説のヒロイン第1部
・青い山脈 ・続青い山脈 ・鴈 ・痴人の愛 ・殉愛 他
3/16 10:00-
3/17 10:00
24時間まるごと伝説のヒロイン第2部
・青空娘 ・雪国 ・女人の館 ・忘却の花びら ・ひまわり娘 他
3/21 10:00-
3/22 10:00
時代劇専門チャンネル718 「人情紙風船」(山中貞雄監督 1937 P・C・L)
デジタル高画質版版
3/10 18:00他
「河内山宗俊」(山中貞雄監督 1936 日活京都) 3/10 19:30他
「丹下左膳余話 百万両の壷」(山中貞雄監督 1935 日活京都) 3/10 21:00他
衛星劇場310 原節子特集
「安城家の舞踏会」(吉村公三郎監督 1947 松竹) 3/4 10:00他
「晩春」(小津安二郎監督 1949 松竹) 3/5 22:00他
「白痴」(黒澤明監督 1951 松竹) 3/6 22:00他

「山の音」(成瀬巳喜男監督 1954 東宝)

3/7 22:00他

「驟雨」(成瀬巳喜男監督 1956 東宝)

3/8 22:00他
「ふんどし医者」(稲垣浩監督 1960 東宝) 3/9 22:00他
「彼奴を逃すな」(鈴木英夫監督 1956 東宝) 3/5 10:30他
「日本ゼロ地帯・夜を狙え」(石井輝男監督 1966) 3/8 14:30他

<コメント>

3月の成瀬作品は日本映画専門チャンネルの「夫婦」
+回想 映画評論家 白井佳夫インタビュー
そして、衛星劇場の原節子特集での「山の音」「驟雨」
の計3本です。成瀬作品の紹介だけ字が大きい(笑)
3本とも、私の大好きな成瀬作品です。

〜私が好きな日本映画〜は立川談志師匠。
作品の「これは失礼」(岡田敬監督)は私は観てます。
エンタツ・アチャコのギャグ一杯の楽しい作品です。
間違って冷蔵庫にはいってしまった冷凍アチャコ
をとかすシーンが笑えます。
この作品は「不良少年の映画史」(筒井康隆著 文春文庫)
で紹介されています。
「歌くらべ荒神山」は未見なので楽しみ。

「女性に関する十二章」は未見で、東宝時代の市川作品
なので期待しています。

時代劇専門チャンネルの山中貞雄特集では「人情紙風船」
のデジタル高画質版というのが気になります。
もちろん3本とも日本映画の宝のような作品です。

詳細は下記のHPでどうぞ。
また、NHKBSで4月に「放浪記」と「流れる」を放送するようですが
下記のHPで確認してください。

日本映画専門チャンネル

衛星劇場

時代劇専門チャンネル

チャンネルNECO

NHK BS


2002年2月 1.24 NEW

日本映画専門チャンネル707 成瀬巳喜男劇場
「めし」(成瀬巳喜男監督 1951 東宝)
+回想-監督術・編集編インタビュー
2/9 13:00他
私が好きな日本映画 立川志らく
「にっぽん昆虫記」(今村昌平監督 1963 日活)
2/3 12:00他
衛星劇場310 川島雄三監督特集 6本
「青べか物語」(川島雄三監督 1962 東宝) 2/1 15:30他
「昨日と明日の間」(川島雄三監督 1954 松竹) 2/4 22:00他
「銀座二十四帖」(川島雄三監督 1955 日活) 2/5 22:00他
「女は二度生まれる」(川島雄三監督 1961 大映) 2/6 22:00他
「しとやかな獣」(川島雄三監督 1962 大映) 2/8 22:00他
「イチかバチか」(川島雄三監督 1963 東宝) 2/9 22:00他
「変態家族 兄貴の嫁さん」(周防正行監督 1983 新東宝) 2/4 2:00他
「生きている孫六」(木下恵介監督 1943 松竹) 2/4 7:00他
「波影」(豊田四郎監督 1965 東宝) 2/4 14:45他
「夫が見た 「女の小箱」より(増村保造監督 1964 大映) 2/5 7:00他
「三十六人の乗客」(杉江敏男監督 1957 東宝) 2/8 8:30他
チャンネルNECO 261 原節子レア・コレクション
「幸福の限界」(木村恵吾監督 1948 大映) 2/4 7:00他
「白雪先生と子供たち」(吉村廉監督 1950 大映)  2/5 7:00他
「女医の診察室」(吉村廉監督 1950 新東宝) 2/6 7:00他
「風ふたたび」(豊田四郎監督  1952 東宝) 2/7 7:00他
時代劇専門チャンネル 718 「昨日消えた男」(マキノ正博監督 1941 東宝) 2/3 10:20他


<コメント>

2月の成瀬作品は日本映画専門チャンネルの「めし」
+回想 監督術・編集編インタビューです。
〜私が好きな日本映画〜には立川志らく師匠が登場します。
作品は「にっぽん昆虫記」(今村昌平監督)

衛星劇場の川島雄三監督特集では、なんといっても貴重作はビデオ未発売で
おそらくTV初放送の「昨日と明日の間」です。松竹最後の作品で、今村昌平監督
もエッセイの中で結構評価していました。
昨年の三百人劇場での川島特集でもなぜかこの作品は上映されませんでした。
その他の作品では「青べか物語」が一番おすすめです。

「三十六人の乗客」は、深夜スキーバスを舞台にしたサスペンスものですが、
深夜の雰囲気がとてもよく出ていてなかなかいい作品です。
バスガイド役は、なんと現国土交通省大臣の扇千景です。とても可愛い。

「変態家族 兄貴の嫁さん」は、周防監督のデビュー作で、小津に捧げた
全編小津調のピンク映画として名高いものです。前に映画館で見たとき
電車の踏み切りを、マスクをかけた女性が渡る短いシーンにうなりました。
「東京暮色」の原節子+「麦秋」の踏み切りシーンでしょうね。

原節子といえば、チャンネルNECOの「原節子レア・コレクション」は凄そう。
もちろん私も1本も見たことありません。
「白雪先生と子供たち」以外の3本は、CS初、ビデオ未発売、ニュープリント
とのこと。

日本映画専門チャンネル

衛星劇場

チャンネルNECO



2002年1月 12.26 NEW

日本映画専門チャンネル707 「浮雲」(成瀬巳喜男監督 1955 東宝)+回想-人間・成瀬巳喜男インタビュー 1/12 13:00他
「少年」(大島渚監督 1969 ATG) 1/4 9:00他
「洲崎パラダイス 赤信号」(川島雄三監督 1956 日活) 1/5 14:30他
「風船」(川島雄三監督 1956 日活) 1/6 8:00他
「小早川家の秋」(小津安二郎監督 1961 宝塚映画) 1/6 12:00他
「わが映画人生 岡本喜八インタビュー」 1/6 16:30他
24時間まるごと社長シリーズ 1/3 6:00-1/4
衛星劇場310 「若い人」(市川崑監督 1952東宝) 1/8 8:30他
「その場所に女ありて」(鈴木英夫監督 1962 東宝) 1/22 8:30他
チャンネルNECO 261 「BU・SU」(市川準監督 1987) 1/18 19:00他
スター・チャンネル名画座317 「生きていた男」(マイケル・アンダーソン監督 1958 英国) 1/2 14:20他
「テキサスの五人の仲間」(フィルダー・クック監督 1966 米国) 1/1 6:00他
「デストラップ 死の罠」(シドニー・ルメット監督 1982 米国) 1/20 20:00他

<コメント>
成瀬作品は「浮雲」+関係者インタビュー。

「生きていた男」は未ビデオで、ミステリー映画の大傑作。貴重です。
ビデオ化されていますが、「テキサスの5人の男」「デストラップ 死の罠」
も、先の読めないストーリー展開の傑作映画です。

各チャンネルの詳細は下記のHPでどうぞ

日本映画専門チャンネル

衛星劇場

チャンネルNECO

スター・チャンネル 名画座



2001年12月 

日本映画専門チャンネル707 「女が階段を上る時」(成瀬巳喜男監督 1960 東宝)+美術監督 中古智インタビュー 12/8 13:00他
「わが映画人生 本多猪四郎監督インタビュー」 12/5 0:50他
衛星劇場310 「夫婦」(成瀬巳喜男監督1953 東宝) 12/3 7:00他
「君も出世ができる」(須川栄三監督 1964東宝) 12/4 8:45他
「切られ与三郎」(伊藤大輔監督 1960 大映) 12/4 10:30他
「流転の王妃」(田中絹代監督 1960大映) 12/4 14:30他
「おとうと」(市川崑監督 1960大映) 12/5 7:00他
「霧の旗」(山田洋次監督 1965松竹) 12/5 10:15他
チャンネルNECO 261 「狐の呉れた赤ん坊」(丸根賛太郎監督 1945大映) 12/6 7:00他
NHK BS2 「めし」(成瀬巳喜男監督 1951 東宝) 12/4 15:50-
「晩菊」(成瀬巳喜男監督 1954 東宝) 12/5 15:45-
「浮雲」(成瀬巳喜男監督 1955 東宝) 12/6 15:25-
「四つの恋の物語」(1947 東宝 4話オムニバス:第2話「別れも愉し」成瀬巳喜男監督) 12/7 16:05-
「アンリエットの巴里祭」(ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 1952 フランス) 12/18 15:45-
「決闘鍵屋の辻」(森一生監督/脚本 黒澤明 1952 東宝) 12/31 12:15-

<コメント>

12月の成瀬作品は日本映画専門チャンネルの「女が階段を上る時」+中古智インタビュー
と衛星劇場の「夫婦」の2本+NHK BSで「めし」「晩菊」「浮雲」「四つの恋の物語」(第2話のみ)
です。

「女が階段を上る時」は、高峰秀子が銀座のバーのママを演じていますが、
着物姿がとても色っぽいです。成瀬出演作の中でも一番綺麗かと。
美術監督 中古智インタビューは、先月の玉井正夫インタビューに続いて
これも貴重です。中古さんの本は読んだことありますが、肉声は聴いた
ことがないので、とても楽しみです。
「夫婦」は、個人的には「めし」「妻」「夫婦」のいわゆる<夫婦3部作>の中で
一番好きな作品です。なんといっても若妻を演じる杉葉子が魅力的で、
演技も非常に素晴らしいです。

NHK BSの放送では「晩菊」と「四つの恋の物語」が放送の少なさという点では
貴重です。
ただ「四つの恋の物語」の4話の中では、私は山本嘉次郎監督「恋はやさし」
が一番出来がいいと思います。成瀬監督の「別れも愉し」は、ともかく暗すぎて(笑)

衛星劇場では田中絹代監督の「流転の王妃」は未見なので楽しみ。
田中絹代って監督として6本もとってるんですよね。
また松本清張原作の「霧の旗」は、山田洋次監督の唯一のミステリー作品
ですが、なかなか見ごたえがあってこれもお気にいりの作品です。

BSの「アンリエットの巴里祭」は、例えば川島雄三作品などが好きな方
には面白く観てもらえるのではと思います。ともかくストーリー展開の
アイデアが凄いし、遊び心いっぱいでラストもとてもお洒落な作品です。
未見の方でBS加入者は是非。

各チャンネルの詳細は下記のHPでどうぞ

日本映画専門チャンネル

衛星劇場

チャンネルNECO

NHK BS


2001年11月NEW(10/26)

日本映画専門チャンネル707 「あらくれ」(成瀬巳喜男監督監督 1957 東宝)
+撮影監督玉井正夫インタビューパート2
11/12 21:00他
「わが映画人生 市川崑監督インタビュー」〈1999) 11/4 23:00他
「盗まれた恋」(市川崑監督 1951 新東宝) 11/11 0:00他
「恋人」(市川崑監督 1951 新東宝) 11/12 2:30他
「三百六十五夜」(市川崑監督 1948 新東宝) 11/18 18:30他
「ブンガワンソロ」(市川崑監督 1951 新東宝) 11/19 1:30他
「シコふんじゃった」(周防正行監督 1992 大映) 11/4 21:00他
24時間まるごとATG作品特集 11/17 10:00-
衛星劇場310 「娘・妻・母」(成瀬巳喜男監督 1962 東宝) 11/8 7:00他
「大番」(千葉泰樹監督 1957 東宝) 11/3 16:00他
「妻二人」(増村保造監督 1967大映 ) 11/5 22:00他
「刺青」(増村保造監督 1966大映 ) 11/4 7:00他
「お早よう」(小津安二郎監督 1959 松竹) 11/9 14:30他
「海の花火」(木下恵介監督 1951 松竹) 11/6 7:00他

<コメント>

11月の成瀬作品は日本映画専門チャンネルの「あらくれ」+玉井正夫インタビュー
パート2と衛星劇場の「娘・妻・母」の2本です。
「あらくれ」は徳田秋声原作の文芸作品で、高峰秀子が気性の荒い女性を演じています。
亭主(加東大介)に部屋の中で水をぶっかけたり、大変です(笑)
玉井正夫インタビューは、パート1に続きパート2です。
「娘・妻・母」は、オールスターキャストの「大家族もの」で、私はとても好きな作品です。
高峰秀子と原節子の共演は、成瀬作品ではこれ1本だったかと思います。

市川崑監督のインタビューと新東宝時代の4作品もお勧めですが、
作品では特に「恋人」と「盗まれた恋」が個人的には好きです。
ATG作品特集は、私はあまり得意でないのですが、
高校生(25年くらい前!)の頃に見たきりの大島渚監督「絞死刑」と
60年代後半の新宿の映像が懐かしい「新宿泥棒日記」の2本は
もう一度見てみようかと思っています。でも結構難解なんでつらい!

「シコふんじゃった」は地上波でも何度も放送されていますしビデオも
ありますが、本木の弟が相撲部の部室に最初に登場するシーン
での<本木><竹中><清水>の「目線の芸」は、絶対意識的に
周防監督が<成瀬へのオマージュ>としてやったのだと信じているのですが。
よかったら注意して見てみてください。

各チャンネルの詳細は下記のHPでどうぞ

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チャンネルNECO


2001年10月NEW(9/28)

日本映画専門チャンネル707 「妻の心」(成瀬巳喜男監督監督 1956 東宝)
+撮影監督玉井正夫インタビューパート1
10/6 13:00他
「わが映画人生 堀川弘通監督インタビュー」〈1992) 10/1 23:00他
「あすなろ物語」(堀川弘通監督 1955 東宝) 10/7 16:00他
「女殺し油地獄」(堀川弘通監督 1958東宝) 10/14 17:00他
衛星劇場310 「女の座」(成瀬巳喜男監督 1962 東宝) 10/3 7:00他
「やっさもっさ」(渋谷実監督 1953松竹) 10/1 7:00他
「わが町」(川島雄三監督 1956 日活) 10/2 7:00他
「青空娘」(増村保造監督 1957大映 ) 10/2 22:00他
「巨人と玩具」(増村保造監督 1958大映 ) 10/3 22:00他
「花嫁募集中」(野村芳太郎監督 1956 松竹) 10/4 10:00他
「張込み」(野村芳太郎監督 1958 松竹) 10/7 9:00他
「笛吹川」(木下恵介監督 1960 松竹) 10/7 21:00他
「彼岸花」(小津安二郎監督 1958 松竹) 10/8 14:30他
「つぐみ」(市川準監督 1990) 10/16 22:00他
シネフィルイマジカ260 「マダムと泥棒」(アレクサンダー・マッケンドリック監督 1955 英国) 10/8  23:00他

<コメント>

10月の成瀬作品は日本映画専門チャンネルの「妻の心」+玉井正夫インタビュー
パート1と衛星劇場の「女の座」の2本です。

10月の注目作品は、洋画ですが「マダムと泥棒」でしょう。
文春文庫「洋邦名画ベスト150中・上級篇」の洋画部門の第一位
の作品です。英国のブラックユーモア溢れる傑作コメディとのこと。
前からこれ見たかったんだなぁ。

評価の高い木下恵介作品「笛吹川」(高峰秀子の老け役メイクも注目)
も未見なので楽しみです。

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衛星劇場

チャンネルNECO



2001年9月(8/27)

衛星劇場310 「善魔」(木下恵介監督 1951 松竹) 9/3 7:00他
「西鶴一代女」(溝口健二監督 1952 新東宝) 9/4 7:00他
「東京暮色」(小津安二郎監督 1957 松竹) 9/3 21:00他
「東京五人男」(斎藤寅次郎監督 1945東宝 ) 9/10 8:45他
日本映画専門チャンネル 24時間まるごと成瀬巳喜男 下記8作品 9/15 10:00-
9/16 10:00
「はたらく一家」(成瀬巳喜男監督 1939 東宝) 9/2 8:00他
「女優と詩人」(成瀬巳喜男監督 1935 PCL) 9/3 7:00他
「母は死なず」(成瀬巳喜男監督 1942 東宝) 9/9 8:00他
「愉しき哉人生」(成瀬巳喜男監督 1944 東宝) 9/11 0:00他
「怒りの街」(成瀬巳喜男監督 1950 東宝) 9/16 17:00他
「浦島太郎の後裔」(成瀬巳喜男監督 1946 東宝) 9/17 3:00他
「女の歴史」(成瀬巳喜男監督 1963 東宝) 9/23 7:00他
「白い野獣」(成瀬巳喜男監督 1950 東宝) 9/24 8:00他
「クレージーのメキシコ大作戦」(坪島孝監督 1968東宝) 9/9  10:00他

<コメント>

9月は日本映画専門チャンネルの成瀬特集8本放送につきます。
私はビデオを2本ずつとり、1本は鑑賞用、1本は永久保存版
にします。
その他、衛星劇場の小津作品「東京暮色」はおすすめです。

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2001年8月NEW(7/25)

衛星劇場310 「春のめざめ」(成瀬巳喜男監督 1947 東宝) 8/6 7:00他
「雲の上団五郎一座」(青柳信雄監督 1962) 8/2 11:30他
「楢山節考」(木下恵介監督 1958 松竹) 8/4 22:30他
「(ハル)」(森田芳光監督 1996 ) 8/5 19:00他
「自由学校」(渋谷実監督 1951 松竹) 8/7 7:00他
「早春」(小津安二郎監督 1956 松竹) 8/10 10:30他
「接吻泥棒」(川島雄三監督 1960 東宝) 8/8 23:15他

<コメント>

今月の成瀬作品は衛星劇場の「春のめざめ」。
これはビデオもないし、超レア作品です。
戦後の低迷期といわれる作品の一つ。
本当に低迷してたか検証しましょう。
私も未見ですので絶対にビデオとります。
久我美子が主演。
木下作品も未ビデオで貴重です。
川島作品は以前、日本映画専門チャンネルで
放送されていました。
現東京都知事原作で、ラストに出演もしています。

日本映画専門チャンネルは9月の成瀬特集を楽しみ
にしましょう。

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2001年7月 NEW(6/27)

衛星劇場310 「鶴八鶴次郎」(成瀬巳喜男監督 1938 東宝) 7/2 7:00他
「三百六十五夜」(市川崑監督 1948 新東宝) 7/11 19:00他
「女殺し油地獄」(堀川弘通監督 1957 東宝) 7/1  7:00他
日本映画専門チャンネル707 「わが映画人生 今村昌平インタビュー」 7/2 0:00他
「樋口一葉」(並木鏡太郎監督 1937) 7/1 8:00他
「クレージー黄金作戦」(坪島孝監督 1967 東宝) 7/8 10:00他
「母の曲」(山本薩夫監督 1937) 7/29 8:00他

<コメント>

今月の成瀬作品は「鶴八鶴次郎」。現在特集上映されているラピュタ阿佐ヶ谷
のプログラムにははいっていないのでいいかも。
「三百六十五」の若き高峰秀子は綺麗。

「日本映画専門チャンネル」のお奨めは「クレージー黄金作戦」
なんといっても、クレージーの面々がラスベガスに着いて
大通りで唄い踊る有名なシーンは何度観ても感動します。
「カネだカネだよ、きんきらきんのきん」という挿入歌も耳に残ります。
「わが映画人生」は映画監督が先輩映画監督にインタビュー
するもの。毎月1本放送するとのこと。これはなかなかの企画です。
私は、1996年にBOX東中野で「黒澤明(インタビュアー:大島渚!)」
というのを観ました。マキノ雅弘や今井正、小林正樹などもありました。

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<コメント>

11月の成瀬作品は日本映画専門チャンネルの「あらくれ」+玉井正夫インタビュー
パート2と衛星劇場の「娘・妻・母」の2本です。
「あらくれ」は徳田秋声原作の文芸作品で、高峰秀子が気性の荒い女性を演じています。
亭主(加東大介)に部屋の中で水をぶっかけたり、大変です(笑)
玉井正夫インタビューは、パート1に続きパート2です。
「娘・妻・母」は、オールスターキャストの「大家族もの」で、私はとても好きな作品です。
高峰秀子と原節子の共演は、成瀬作品ではこれ1本だったかと思います。

市川崑監督のインタビューと新東宝時代の4作品もお勧めですが、
作品では特に「恋人」と「盗まれた恋」が個人的には好きです。
ATG作品特集は、私はあまり得意でないのですが、
高校生(25年くらい前!)の頃に見たきりの大島渚監督「絞死刑」と
60年代後半の新宿の映像が懐かしい「新宿泥棒日記」の2本は
もう一度見てみようかと思っています。でも結構難解なんでつらい!

「シコふんじゃった」は地上波でも何度も放送されていますしビデオも
ありますが、本木の弟が相撲部の部室に最初に登場するシーン
での<本木><竹中><清水>の「目線の芸」は、絶対意識的に
周防監督が<成瀬へのオマージュ>としてやったのだと信じているのですが。
よかったら注意して見てみてください。

各チャンネルの詳細は下記のHPでどうぞ

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2001年6月 NEW(5/27)

衛星劇場310 「日本橋」(市川崑監督 1956 大映) 6/5 8:45他
「夜の鼓」(今井正監督 1958 現代プロダクション) 6/7  8:15他
日本映画専門チャンネル707 「白鷺」(島津保次郎監督 1941東宝) 6/10 15:00他
「彦六大いに笑ふ」(木村荘十二監督 1936) 6/17 15:30他
「100発100中」(福田純監督 1965 東宝) 6/18 1:20他
「兄いもうと」(木村荘十二監督 1936 P・C・L) 6/24 15:00他
「100発100中黄金の眼」(福田純監督 1968 東宝) 6/25 2:50他

<コメント>

今月は成瀬作品はありません。

「日本映画専門チャンネル」は、戦前の文芸作品から
60年代のアクション映画など充実しています。
「100発100中」シリーズの2本は、和製007映画のようで
面白そうです。主演女優の浜美枝や前田美波里は綺麗で
スタイルもいいですね。
「白鷺」の入江たか子も楽しみです。
「兄いもうと」は成瀬版と比べてみるのもいいかも。

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日本映画専門チャンネル

衛星劇場

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2001年5月 NEW(4/25)

衛星劇場310 「あらくれ」(成瀬巳喜男監督 1957 東宝) 5/1 7:00他
「銀座化粧」(成瀬巳喜男監督 1951 新東宝) 5/11 15:30他
「暖簾」(川島雄三監督 1958 宝塚映画) 5/2 7:00他
「炎上」(市川崑監督 1958 大映) 5/3 7:00他
シネマ紀行「麦秋」 5/2 17:45他
日本映画専門チャンネル707 「暁の脱走」(谷口千吉監督 1950 東宝) 5/1  19:30他
「三十六人の乗客」(杉江敏男監督 1957 東宝) 5/21 1:00他

<コメント>

今月は「衛星劇場」が充実。
成瀬作品が2本放送されます。
「あらくれ」「銀座化粧」とも放送は珍しい。

「銀座化粧」は、昭和26年当時の銀座や築地
界隈や上野公園などが興味深いです。
田中絹代と香川京子の「おかあさん」コンビ
ですが、今度は親子ではなくバーの女給同士です。

それと現在三百人劇場での特集が人気の川島作品「暖簾」です。
森繁と山田五十鈴というコンビの名作との評価が高いですね。
映画の舞台やエピソードを紹介するシネマ紀行は
小津作品「麦秋」です。これも必見かも。

「日本映画専門チャンネル」では、東宝アクション映画の特集があります。
「暁の脱走」は共同脚本が黒澤明のアクション映画。
「三十六人の乗客」は、以前「文芸座」で見て、なかなか
出来のいいミステリー調の作品で面白かったです。
深夜バスが舞台となっていて、バスという空間と時間経過で
はらはらさせられます。
「日本映画専門チャンネル」では5/5−5/6と「48時間まるごと手塚治虫」
という特集もあります。
私が一番好きな手塚作品「ワンダースリー」や「バンパイヤ」
「ビッグX」、そして実験アニメでは「ジャンピング」がお勧めです



2001年4月 NEW(3/27)

衛星劇場310 「にごりえ」(今井正監督 1953 大映) 4/6 8:00他
「破戒」(木下恵介監督 1948 松竹) 4/9 19:00他
「恋人」(市川崑監督 1951新東宝) 4/13 19:00他
チャンネルNECO261 「雲の上団五郎一座」(青柳信雄監督 1962 宝塚映画) 4/1 21:00他
「続雲の上団五郎一座」(データ不明 1963) 4/1 22:30他
「不敵な男」(増村保造監督 1958大映) 4/6 19:00他
「音楽」(増村保造監督 1972 行動社=ATG 4/3 8:00他
日本映画専門チャンネル707 「暗夜行路」(豊田四郎監督 1959 東宝) 4/8 6:30他
「綴方教室」(山本嘉次郎監督 1938 東宝) 4/15 15:00
時代劇専門チャンネル718 「稲妻草紙」(稲垣浩監督 1951 松竹) 4/23 0:40他

<コメント>

4月は成瀬作品は無し。ううぅショック!!

チャンネルNECOの増村作品2本は貴重かも。

「日本映画専門チャンネル」は、先月に引き続き若き日のデコちゃん
映画第二弾の「綴方教室」がお勧め。
といっても私は未見なのですが、名作と評価が高いですね。
先月の「秀子の応援団長」もとても楽しい作品でした。

衛星劇場では、木下作品の方の「破戒」。私は市川作品しか観ていない
ので比較したいと思っています。
市川崑監督「恋人」は以前も放送されていましたが(今度DVDでも発売
されるよう)ラストの演出が本当にお洒落で大好きな作品です。
さすが和田夏十の脚本ですね。
最後の方に出てくるロケの新宿駅の小田急線のホームも現在と比較
すると興味深いです。

時代劇専門チャンネルの「稲妻草紙」は阪東妻三郎、三國連太郎、
木暮実千代、田中絹代が共演。宿の女将の木暮実千代が美しいです。



2001年3月 NEW(2/24)

衛星劇場310 「女が階段を上る時」(成瀬巳喜男監督 1960 東宝) 3/7 7:00他
「山椒太夫」(溝口健二監督 1954大映) 3/6 7:00他
「わが愛」(五所平之助監督 1960 松竹) 3/8 7:00他
「陸軍中野学校 密命」(井上昭監督 1967大映) 3/7 20:30他
チャンネルNECO261 「くちづけ」(増村保造監督 1965 大映)  3/5 8:00他
「日本人のへそ」(須川栄三監督 1976 ATG) 2/4 7:00他
「暖流」(増村保造監督 1957 大映) 3/1 15:20他
日本映画専門チャンネル707 「鰯雲」(成瀬巳喜男監督 1958東宝 ) 3/11 15:00他
「ある殺し屋」(森一生監督 1967 大映) 3/4 23:00他
「越前竹人形」(吉村公三郎監督 1963 大映) 3/5 0:30他
「ある殺し屋の鍵」(森一生監督 1967 大映) 3/11 23:00他
特集 24時間まるごと宮川一夫 「宮川一夫&淀川長治映画の天使」 3/17 10:00他
3/17 6:00-3/18 5:50 「宮川一夫&アンリ・アルスカン 反射する眼」 3/17 16:10他
「秀子の応援団長」(千葉泰樹監督 1940 南旺映画) 3/18 17:30他
「武蔵野夫人」(溝口健二監督 1951 東宝) 3/25 15:30他
「おとうと」(市川崑監督 1960大映 ) 3/26 0:00他
「夜の河」(吉村公三郎監督 1956 大映) 3/26 1:50他
「乱菊物語」(谷口千吉監督 1955 東宝) 3/25 8:30他
時代劇専門チャンネル718 特集:長谷川一夫祭り 3/20−3/21
「藤十郎の恋」(山本嘉次郎監督 1938 東宝) 3/20 8:10他
「昨日消えた男」(マキノ正博監督 1941 東宝) 3/20 13:40他

<コメント>

成瀬作品は2本。「女が階段を上る時」「鰯雲」

チャンネルNECOでは前月に続き増村作品を2本。
デビュー作の「くちづけ」と戦前の吉村作品のリメイク「暖流」
初期の増村作品は、中後期のように残酷な描写が少ないので
安心して観られます(笑)。
須川監督の「日本人のへそ」は未見なので前から観たいと
思っていました。

今月は「日本映画専門チャンネル」が充実です。
成瀬作品は上記の「鰯雲」。
溝口健二「武蔵野夫人」も必見です。この作品の撮影は珍しく
成瀬作品のコンビ、玉井正夫なんですね。モノクロ映像に注目です。
「24時間まるごと宮川一夫」の作品は、みんなお勧めですが、
ドキュメンタリーの2本(淀川長治/アンリ・アルカン)は貴重です。
「ある殺し屋」「ある殺し屋の鍵」は、宮川一夫のカラーの映像と
市川雷蔵の渋い殺し屋役がかっこいい。陸軍中野学校シリーズと
並ぶ雷蔵のはまり役でしょうね。必見です。
吉村作品「越前竹人形」では、若尾文子がまたまた不幸な女を演じて
います。これも宮川一夫キャメラです。
市川崑監督の代表作の一つ「おとうと」は有名ですが、宮川キャメラマン
の「銀残し」手法によるカラーとモノクロの中間のような独特な色合い
が楽しめます。岸恵子の姉さんは細い!

「秀子の応援団長」は高峰秀子ファンには楽しみですね。私も未見です。

長谷川一夫特集の「昨日消えた男」。遠山の金さんに扮した長谷川一夫の
ミステリー調の作品で、面白いです。山田五十鈴、高峰秀子も出演。


2001年2月 NEW(1/24)

衛星劇場310 「歌行燈」」(成瀬巳喜男監督 1943 東宝) 2/7 7:00他
「妻は告白する」(増村保造監督 1961大映) 2/1 10:00他
「愛ふたたび」(市川崑監督 1971 東宝) 2/5 15:30他
「一人息子」(小津安二郎監督 1936松竹) 2/5  7:00他
チャンネルNECO261 「清作の妻」(増村保造監督 1965 大映)  2/2 21:00他
「女の小箱より 夫が見た」(増村保造監督 1964 大映) 2/4 7:00他
「赤い天使」(増村保造監督 1966 大映) 2/4 23:00他
「刺青」(増村保造監督 1966 大映) 2/9 2:00他
「卍」(増村保造監督 1964大映) 2/9 10:00他
日本映画専門チャンネル707 「宝塚夫人」(小田基義監督 1951東宝 ) 2/4  8:30他
「ハナ子さん」(マキノ正博監督 1943 東宝) 2/11 7:00他
「足にさわった女」(市川崑監督 1952 東宝) 2/11 8:30他
「巨人傳」(伊丹万作監督 1938 東宝映画) 2/18 16:30他

<コメント>

成瀬作品は戦前の芸道物の傑作「歌行燈」。
若き山田五十鈴の芸達者ぶりに驚きます。

やっと念願の増村/若尾コンビの最高傑作と評したい「妻は告白する」が
衛星劇場に登場します。嬉しい!
若尾文子の人妻役にはまってください。
最近のハリウッド映画「バーティカル・リミット」にも影響ありか(!?)

チャンネルNECOでも増村作品を5本も放映します。
個人的には「夫が見た」は未見なので楽しみですが、
「赤い天使」「清作の妻」は、増村らしく極限状態の人間の描写で、
雰囲気も暗く、私はとても苦手です。名作だとは思いますし、若尾文子の演技
と美しさも素晴らしいですが。実際、何か所か画面から目を伏せました。
成瀬作品とは対極にある作風と言えるでしょう。
ただ、ニュープリント版で未ビデオという貴重な機会なので
あえて紹介しました。(「卍」以外はニュープリントとのこと)
「刺青」「卍」は言うまでもなく谷崎文学の映画化ですね。
「刺青」の撮影は宮川一夫です。

「ハナ子さん」は見たかった作品です。
戦時中の映画なのに、不謹慎なほど楽しいミュージカル映画のようです。
轟夕起子(ハナ子さん)が自転車に乗って「お使いは自転車に乗って」を
唄うシーンがいいとのこと。高峰秀子も出ています。
「巨人傳」は、伊丹万作監督作品で「レ・ミゼラブル」を翻案した作品とのこと。
さあどんな映画でしょうか。


2001年1月 NEW(12/23)

衛星劇場310 「乱れ雲」(成瀬巳喜男監督 1967 東宝) 1/5 16:00他
「喜劇 とんかつ一代」(川島雄三監督 1963 東宝) 1/3 19:00他
「夜来香」(市川崑監督 1951 新東宝) 1/11 9:00他
「妻と女の間」(豊田四郎/市川崑共同監督 1975東宝) 1/9  19:00他
「女の園」(木下恵介監督 1954松竹)  1/9  7:00他
「お茶漬の味」(小津安二郎監督 1952松竹) 1/8 7:00他
「デルスウザーラ」(黒澤明監督 1975 モスフィルム) 1/4 13:00他
日本映画専門チャンネル707 「鶴八鶴次郎」(成瀬巳喜男監督 1938東宝 ) 1/14 15:00他
「しとやかな獣」(川島雄三監督 1962 大映) 1/7 15:00他
「雪国」(豊田四郎監督 1957 東宝) 1/21 14:30他
「雲の上団五郎一座」(青柳信雄監督 1962 宝塚映画) 1/21 6:15他
「続雲の上団五郎一座」(データ不明 1963) 1/28 6:30他

<コメント>

成瀬作品は遺作の「乱れ雲」と戦前の芸道物の傑作「鶴八鶴次郎」。
「鶴八鶴次郎」は最近あまり上映もされないので貴重。
鶴次郎(長谷川一夫)が鶴八(山田五十鈴)に温泉場の池のほとりで
愛を打ち明けるシーンの、計算されつくしたショットごとの2人のポジション、
光線の美しさは、驚嘆すること間違い無し。冒頭のサイレント映画のような
出だし(説明的な映像の対極のリズミカルなショットの積み重ね)も素晴らしい。

川島作品も「喜劇 とんかつ一代」と「しとやかな獣」の2本。
「喜劇 とんかつ一代」は、タイトルバックの森繁久弥の歌「とんかつの歌」
が最高。クロレラ食品の研究家の怪しげな科学者 三木のり平がいう
「これ(:のりの佃煮)が何はなくても江戸みどり」の台詞には爆笑。
舞台になった「とんかつ屋」は、東京・御徒町に今でもある「井泉」です。
「しとやかな獣」は、団地の一室の怪しい家族を描いたシュールな舞台劇の
ような作品。金のもみあげで出てくる小沢昭一(確かピノ吉とかいう役)が凄い。

市川崑監督の2本(「妻と女の間」は共同監督)も非常に貴重でしょうね。
個人的には今回一番注目しているのは、ビデオにもなっていないのと
どんなストーリーかまったく資料がない(私が知っているかぎり)
「続雲の上団五郎一座」です。「雲の上団五郎一座」はもちろん必見です。
黒澤明「デルスウザーラ」は、私は結構好きです。


2000年12月 NEW(11/26)

衛星劇場310 「石中先生行状記」(成瀬巳喜男監督 1950 新東宝) 12/5 7:00他
「億万長者」(市川崑監督 1954 新東宝) 12/6 19:00他
「青銅の基督」(渋谷実監督 1955 松竹) 12/7  8:45他
「東京物語」(小津安二郎監督 1953松竹) 12/4  22:00他
「カルメン故郷に帰る」(木下恵介監督 1951松竹)  12/5  22:00他
日本映画専門チャンネル707 「ゴジラ」(本多猪四郎監督 1954東宝 ) 12/3 6:30他
時代劇専門チャンネル 「むっつり右門捕物帖 鬼面屋敷」
(山本嘉次郎監督 1955東宝)
12/30 11:30
チャンネルNECO 261 「丹下左膳余話 百萬両の壷」(山中貞雄監督
日活1935)
12/4 19:00他
「鴛鴦歌合戦」(マキノ正博監督 日活 1939) 12/6 19:00他
CSN1ムービーチャンネル 「AFIアメリカ映画ベストスター」 12/30 19:00
「AFIアメリカ映画ベスト100」 12/31 19:00

<コメント>
もう今年も12月なんですね。
成瀬作品は「石中先生行状記」。
3話オムニバスで、第2話の杉葉子と第3話の三船敏郎が絶品。
戦後の成瀬は「めし」ではなく、この作品あたりから復活したように
思います。東北の牧歌的な雰囲気が素晴らしい。私は大好きな作品です。
市川崑監督の「億万長者」は未ビデオで貴重。
「青銅の基督」も確かビデオはないように思います。
「東京物語」「カルメン故郷に帰る」「丹下左膳余話 百萬両の壷」「鴛鴦歌合戦」
等は言うまでもない名作です。
「むっつり右門捕物帖 鬼面屋敷」は、ミステリータッチで犯人が意外というのを
何かの本で読んだので、楽しみです。
AFIの2つは、永久保存版です。未見の方は絶対にビデオの用意を。


2000年11月 NEW(10/26)

衛星劇場310 「ラッキーさん」(市川崑監督 1952 東宝) 11/2 10:00他
「満員電車」(市川崑監督 1957大映) 11/6 19:00他
「銀座の猛者」(市川崑監督 1950 新東宝) 11/10 19:15他
「淑女は何を忘れたか」(小津安二郎監督 1937松竹) 11/6  7:00他
「太陽とバラ」(木下恵介監督 1951松竹)  11/7 7:00他
日本映画専門チャンネル707 「赤い鳥逃げた?」(藤田敏八監督 1973東宝 ) 11/5−11 17:00他
「その場所に女ありて」(鈴木英夫監督 1962東宝) 11/19−25 15:00
CSN1ムービーチャンネル312 「生きるべきか死ぬべきか」(エルンスト・ルビッチ監督 1942米) 11/9 10:15他
シネフィル・イマジカ260 「悪魔のような女」(アンリ・ジョルジュ・クルーゾ監督 1954仏 11/9 15:10他

<コメント>
悲しいことに、今月は成瀬作品はなし。
市川崑監督の新東宝、東宝時代の「ラッキーさん」「銀座の猛者」は
未ビデオで貴重。ラッキーさんは小林桂樹主演のサラリーマンもの。
杉葉子さんも出ています。
私は70年代の日本映画はあまり好きではないのだが、
「赤い鳥逃げた?」は原田芳雄、桃井かおり、大門正明のしらけた
演技に、高校生の頃はまった思い出深い作品。
「その場所に女ありて」は、司葉子が広告会社の営業ウーマン
を好演していると評判の作品。未見なので楽しみです。
鈴木英夫監督の作品は結構好きです。
「悪魔のような女」は古典的なミステリー映画の大傑作。
ラストの20分くらいはどきどきして怖い。
最近のリメイク(酷かった)観た方も、本家を観るべし。
ルビッチ監督「生きるべきか死ぬべきか」も是非ご覧あれ。
大人の映画ですな。タイトルはもちろんハムレットの台詞です。


2000年10月 NEW(9/26)

衛星劇場310 「妻」(成瀬巳喜男監督 1953 東宝) 10/4 7:00他
「東京マダムと大阪夫人」(川島雄三監督 1953松竹) 10/3 19:00他
「黒い画集・あるサラリーマンの証言」(堀川弘通監督 1960 東宝) 10/4 14:45他
「女の暦」(久松静児監督 1954新東宝) 10/5 8:15他
「結婚行進曲」(市川崑監督 1951 東宝)  10/11 19:00他
日本映画専門チャンネル707 「雨情」(久松静児監督 1957 東京映画)) 10/8−14 14:35

<コメント>

今月は「衛星劇場」が充実。
成瀬作品は「妻」。愛人役の丹阿弥谷津子がなかなか綺麗である。
下宿している美大生の三國連太郎も若い。
「東京マダムと大阪夫人」も川島ファンには貴重なはず。
今月最もおすすめは市川崑監督の都会的なコメディ「結婚行進曲」。
はりきり営業ウーマンの杉葉子さんが綺麗でかっこいい。
マシンガントークも炸裂である。このころの市川崑監督の作品は
本当に洒落ているなあ。先日のBSの「東京オリンピック」に感動した
人も東宝時代のお洒落な崑タッチにはまってください。
未見の「女の暦」にも杉さんが出ている。ファンとしては嬉しいです。
「黒い画集・あるサラリーマンの証言」は、小林桂樹のシリアスな演技が
光るミステリー劇。意外なストーリー展開が魅力的である。

今月は「衛星劇場」につきます。


2000年9月

衛星劇場310 「小早川家の秋」(小津安二郎監督 1961 宝塚映画) 9/4 7:00他
「お遊さま」(溝口健二監督 1951 大映) 9/5 7:00他
「海の花火」(木下恵介監督 1951松竹) 9/6 7:00他
「こんな私じゃなかったに」(川島雄三監督 1952 松竹) 9/13 7:00他
「煙突の見える場所」(五所平之助監督 1953新東宝/スタジオ
エイトプロ)
9/14 7:00他
日本映画専門チャンネル707 「警察日記」(久松静児監督 1955 日活) 9/3−9 10:15
「続警察日記」(久松静児監督 1955 日活) 9/10−16 9:30
「少年」(大島渚監督 1969 創造社/ATG) 9/17−22 9:40
「Wの悲劇」(澤井信一郎監督 1984 角川春樹事務所) 9/24−30 17:30
「病院坂の首括りの家」(市川崑監督 1979 東宝) 9/24−30 19:30

<コメント>

9月はなんと悲しいことに成瀬作品の放送は1本もなし。
昨年の秋は「日本映画専門チャンネル」で特集10本も放送したのに。
スカパー関係者、よろしく頼むよ。
私は成瀬作品が見たくて契約しているんだから(独り言)

「衛星劇場」では、小津、溝口の他、木下恵介、五所平之助といった
作品が連日放送される。
小津作品「小早川家の秋」は、関西を舞台にした作品で私はわりと好きです。
松竹作品ではないので、撮影は黒澤組の中井朝一、照明は成瀬組の
石井長四郎というのも珍しい。鴈治郎のステテコ姿、京都の女・浪花千栄子
が印象に残っている。
今回の特筆は川島作品「こんな私じゃなかったに」(松竹)でしょう。
ビデオもないし、相当貴重な作品のはず。川島ファンは見逃すべからず。

「日本映画専門チャンネル」では「警察日記」「続警察日記」は未見なので
見たい。森繁や三國連太郎や宍戸錠も出ている。
大島作品では名作との評判の「少年」も未見なので楽しみ。
「Wの悲劇」は薬師丸作品の中ではNo1でしょう。挿入歌もいいです。
市川崑監督の金田一シリーズは私はあまり好きでないが、
「病院坂〜」には何と、晩年の入江たか子が出演しているって知ってました。
資料によると五十嵐千鶴という役で出ている。前にビデオで見たのですが、全然気づきませんでした。
入江たか子ファンは是非発見しましょう。

記述しなかったが「時代劇専門チャンネル」では、アラカンの鞍馬天狗の戦前、戦後の作品
が放送、「NECO」では「大魔神」3部作が放送されます。


2000年8月 NEW(7/26)

衛星劇場310 「おかあさん」(成瀬巳喜男監督 1952 新東宝) 8/2 8:30他
チャンネルNECO 261 「陸軍中野学校」(増村保造監督 1966 大映) 8/2 8:00他
「陸軍中野学校 雲一号指令」(森一生監督 1966大映) 8/9 8:00他
「陸軍中野学校 竜三号指令」(田中徳三監督 1967大映) 8/16 8:00他
「陸軍中野学校 密命」(井上昭監督 1967 大映) 8/23 8:00他
「陸軍中野学校 開戦前夜」(井上昭監督 1968大映) 8/30 10:00他
日本映画専門チャンネル707 「藤十郎の恋」(山本嘉次郎監督 1938 東宝) 8/13−8/19 13:20
「赤西蠣太」(伊丹万作監督 1936 片岡千恵蔵プロ) 8/13−8/19 15:10
「洲崎パラダイス 赤信号」(川島雄三監督 1956 日活) 8/20−8/26 15:20
時代劇専門チャンネル718 「宮本武蔵」(内田吐夢監督 1961 東映京都) 8/27 11:00他
「宮本武蔵 ・般若坂の決斗」(内田吐夢監督 1962 東映京都) 8/27 13:00他
「宮本武蔵 ・二刀流開眼」(内田吐夢監督 1963 東映京都) 8/27 14:50他
「宮本武蔵 ・一乗寺の決闘」(内田吐夢監督 1964 東映京都) 8/27 16:40他
「宮本武蔵 ・巌流島の決斗」(内田吐夢監督 1965 東映京都) 8/27 18:50他
シネフィル・イマジカ 260 「孤独な場所で」(ニコラス・レイ監督 1950 米国) 8/27 0:00他

<コメント>

最初に成瀬作品は「おかあさん」。田中絹代の母親、香川京子の娘。
久しぶりに観るので楽しみ。岡田英次のユーモラスな演技がいい。
「衛星劇場」は最近、毎月成瀬作品を1本は放送しているようです。
いいぞいいぞ!

「チャンネルNECO」。
これでもかの「陸軍中野学校」5部作の一挙放映。私は市川雷蔵ではこのシリーズ
が一番好きです。名作とされているのは1作目ですが、他の作品も楽しめます。
草薙中佐役の加東大介も素敵です。

「日本映画専門チャンネル」では戦前の名作「藤十郎の恋」「赤西蠣太」は必見。
「藤十郎の恋」は黒澤明が助監督で「椿三十郎」に出ていた入江たか子の
若き日の美しい姿が堪能できます。「赤西蠣太」も本当によくできたシナリオで、
ラストシーンの余韻が渋すぎる!千恵蔵の二役です。

「時代劇専門チャンネル」では「宮本武蔵」5部作のこれまた一挙放送。
錦之助の武蔵はもちろんですが、小次郎役の高倉健は色気があってとてもいいです。
全部観て下さい。特に「一乗寺の決闘」での吉岡一門とのモノクロの決闘シーンは凄い迫力。

渋いところでニコラス・レイ監督の「孤独な場所で」もオススメ。


2000年7月 NEW(6/25)

衛星劇場 310 「稲妻」(成瀬巳喜男監督 1952 大映) 7/4 13:00他
「鬼火」(千葉泰樹監督 1956 東宝) 7/6 13:00他
「縞の背広の親分衆」(川島雄三監督 1961 東京映画) 7/7 8:30他
「二十四の瞳」(木下恵介監督 1963 松竹) 7/5 21:00他
チャンネルNECO 261 「盗まれた欲情」(今村昌平監督 1958 日活) 7/1 21:00他
「青空娘」(増村保造監督 1957 大映) 7/3 15:00他
「月に飛ぶ雁」(松林宗恵監督 1955 東京動画) 7/4 15:00他
日本映画専門チャンネル707 「風の又三郎」(島耕二監督 1940 日活多摩川) 7/2-7/8 13:20
「美女と液体人間」(本多猪四郎監督 1958 東宝) 7/2−7/8 15:10、2:30
「黒い潮」(山村聡監督&主演 1954 日活) 7/9−7/15 13:35
「鴛鴦歌合戦」(マキノ正博監督 1939 日活京都) 7/16−7/22 14:00
「ガス人間弟一号」(本多猪四郎監督 1960東宝) 7/23−7/28 15:25
CSN1ムービーチャンネル 312 「AFIアメリカ映画ベスト100 第6話」 7/1 13:30他
「NY<ニューヨーク>検事局(シドニー・ルメット監督 1997米国) 7/2 21:00他

<コメント>

最初に成瀬作品は名作「稲妻」。浦辺粂子の母親がいい。世田谷のシーンで出てくる香川京子も可愛い。
千葉泰樹監督の「鬼火」は未見なので個人的には楽しみ。

相変わらずレア作品の多い「チャンネルNECO」。
若尾文子の初期出演作品「青空娘」は増村ファンには必見でしょう。紹介した以外にも若尾作品はある。
またリクエストで募集したレアな日活作品も放送される。詳しくはhttp://www.necoweb.comで調べて下さい。

「日本映画専門チャンネル」では日本の戦前ミュージカル「鴛鴦歌合戦」がオススメ。
ディックミネが「僕はおしゃれな殿様〜」と唄いながら町を歩くシーンののんきなこと。
志村喬も意外に唄が上手い。
「黒い潮」はドキュメンタリータッチな社会派映画。監督兼主役の山村聡は新聞記者で
当時の有楽町あたりの風景も珍しい。
未見の「美女と液体人間」「ガス人間第1号」。
私は怪獣映画世代なのでこういうのも結構好きです。他にも「電送人間」「マタンゴ」が放送される。

洋画では大好きなルメット監督作品を。警官だった父親に向けられた汚職の疑いを
晴らそうとするNY検事役のアンディ・ガルシアの正義感には心打たれます。


2000年6月

日本映画専門チャンネル 707 「西鶴一代女」(溝口健二監督 1952 新東宝) 6/5 −6/10 13:30
「乱れ雲」(成瀬巳喜男監督 1967 東宝) 6/11−6/17 14:05
チャンネルNECO 261 「青春怪談」(市川崑監督 1955 日活) 6/1 10:00他6日、11日、20日、29日
「盗まれた恋 I Love You」
(市川崑監督 1951 新東宝)
6/3 15:00他6日、12日、18日、30日
「雪之丞変化」(市川崑監督 1963 大映) 6/4 12:00他12日、22日、27日
「天晴れ一番手柄 青春銭形平次」
(市川崑監督 1953 東宝)
6/7 10:00他13日、19日、25日
「飢える魂」(川島雄三監督 1956 日活) 6/3 7:00他6日、13日、17日、27日
「続 飢える魂」(川島雄三監督 1956 日活) 6/7 8:00他10日、13日、17日、20日、28日
衛星劇場 310 「夜の河」(吉村公三郎監督 1956 大映) 6/6 7:00他 13日、26日
「三等重役」(春原政久監督 1952 東宝) 6/2 19:00他 17日、22日、26日
「女系家族」(三隅研次監督 1963 大映) 6/7 7:00他 13日、28日
「旅の重さ」(斉藤耕一監督 1972 松竹) 6/6 19:00 他14日、19日

<コメント>
最初に成瀬作品は遺作の「乱れ曇」。武満徹の叙情的なメロディがいいです。
溝口の最高傑作と世評の高い「西鶴一代女」。三船敏郎が出演する溝口作品
はこれ一本のはず。前半部分だけの登場ですが。
今回も凄いのはチャンネルNECO。市川崑監督作品の4本はすべてオススメ。
特に、「青春怪談」と「盗まれた恋 I Love You」はレア度が高い。先月に書いた
「青春銭形平次」も是非。これに崑監督「愛人」が加われば、言うことなしだったのですが。
さらにレアなのが、川島雄三監督の「飢える魂 正続」の一挙放送。
川島フリークにとってはたまらないラインナップのはず。
衛星劇場の「夜の河」と「女系家族」は宮川一夫特集でも上映されていた。
「女系家族」は見逃していたので個人的には楽しみ。


2000年5月

310Ch衛星劇場 「妻の心」(成瀬巳喜男監督 1956 東宝) 5/3 19:00他、12日、23日、
「雲の上団五郎一座」(青柳信雄監督 1962 東宝) 5/6 7:00他14日、21日、29日
「浮草」(小津安二郎監督 1959 大映) 5/7 7:00他18日、26日、
261Ch「チャンネルNECO」 「足にさわった女」(市川崑監督 1952 東宝) 5/6 7:00他12日、14日、16日、23日
「足にさわった女」(増村保造監督 1960 大映) 5/7 7:00他12日、14日、19日、27日、30日
「町奉行日記 鉄火牡丹」(三隅研次監督 1959 大映) 5/1 12:00他6日、9日、12日、30日
「ある殺し屋」(森一生監督 1967 大映) 5/3 12:00他10日、20日、
「ある殺し屋の鍵」(森一生監督 1967 大映) 5/4 8:00他10日、20日、29日
「(ハル)」(森田芳光監督 1995 光和インターナショナル) 5/5 12:00他19日、27日
728Ch「ミステリーチャンネル」 「天晴れ一番手柄 青春銭形平次」
(市川崑監督 1953 東宝)
5/4 0:00他4日13:00、19:00、7日

<コメント>
今回のNECOは先月に続き市川崑監督特集。「足にさわった女」には増村版もある。
なかなかやってくれます。市川版では女すりの越路吹雪がカッコイイ。
そしてついについに「天晴れ一番手柄 青春銭形平次」が登場。
私は待ちきれなくてこの前LDを買ってしまいました。しかし、どうしてミステリーチャンネル
でやるかなあ。確かに江戸に出回る贋小判の犯人を若き銭形平次が見つけ出すのだが。
ミステリーチャンネルは月400円なので、これを観るだけでも追加する価値あると思いますよ。
黛敏郎のジャズ調の音楽に乗せて、銭形平次(大谷友右衛門)、八五郎(伊藤雄之助)、
豆腐屋の娘で平次の恋人 お静(杉葉子さま:可愛いです)などが繰り出すギャグの連続、
特に、江戸城「松の廊下」でのギャグはしびれること間違いなし!!
私は市川作品ではこれと「愛人」が大好きです。是非ご覧あれ。

市川監督は5/13から「どら平太」が公開されますが、同じ原作(山本周五郎「町奉行日記」)
を勝新太郎主演というレアな作品が「町奉行日記 鉄火牡丹」だそうで、この作品は
まったく知りませんでした。凄いのやるなぁ。NECO。
さらに、現在「三百人劇場」でも特集されている宮川一夫キャメラマンと市川雷蔵の傑作
「ある殺し屋」「ある殺し屋の鍵」も放送されます。

ちゃんと成瀬監督もありまして、衛星劇場の「妻の心」。銀行員の三船敏郎が
黒澤作品でのイメージとは異なった抑え目の演技でとても素晴らしいです。

あとは傑作喜劇「雲の上団五郎一座」もおすすめ。フランキー堺、三木のり平、八波むと志、
水谷良重、由利徹、森川信(寅さんの初代おいちゃん)、それにエノケン、アチャコなどの
オールスターキャストです。団五郎一座の出し物「ラブミー牧場」のあまりのくだらなさに
ショックを受けて言葉が不自由になってしまう興行主のアチャコの演技は何度観ても
爆笑します。のり平先生と八波むと志コンビの「お富与三郎」も凄すぎる!!

最近のでは、深津絵里が素晴らしい「(ハル)」も是非。

またビデオが増えてしまう!!!


2000年4月

「衛星劇場」 *「歌行燈」(成瀬巳喜男監督 1943 東宝) 4/3 7:00他14日、19日
「チャンネルNECO」 *「恋人」(市川崑監督 1951 新東宝) 4/6 8:00
他13日、17日、22日、27日
*「三百六十五夜」(市川崑監督 1948 新東宝) 4/2 16:50
他6日、15日、20日、29日
*「恋する女たち」(大森一樹監督 1986 東宝) 4/1 21:00
他5日、10日、14日、24日、30日
「日本映画専門チャンネル」 *「君も出世ができる」(須川栄三監督 1964 東宝) 4/9−4/15 8:25

<コメント>
今回はなんといっても市川崑監督「恋人」が貴重。私も未見だが、市川崑監督研究本でも都会的なセンスが高く評価されている。池部良と久慈あさみが主演。やっと観れる。嬉しい!
同じく、市川崑監督「三百六十五夜」も観たい。上原謙と山根寿子、それと高峰秀子主演である。

「恋する女たち」は、青春映画の傑作にして大森一樹監督の最高傑作だと信じる。
金沢を舞台に斎藤由貴をはじめとした3人の女子高生の日常生活を描いている。
ほのぼのとした雰囲気とユーモラスで可愛い台詞が楽しい。ラストもとてもいい。
大森作品では「トットチャンネル」「さよならの女たち」も放送されるので、これも是非。

「君も出世ができる」は、成瀬の助監督(「杏っ子」他)もつとめた須川栄三監督のミュージカル
喜劇の大傑作。旅行会社を舞台にフランキー堺のエネルギッシュな動き、高島忠男のボケ役、
社長の娘役でアメリカ帰りの雪村いずみなど素晴らしい役者が揃っている。
音楽は黛敏郎、作詞は谷川俊太郎という超一流メンバーのミュージカルナンバーが悪い
わけがない。特に、オフィスで皆が唄い踊る「アメリカでは」は何度観ても(聴いても)感動
的である。クレジットには出ないが、後半に超大物ゲストが突然出てくるシーンでは劇場で
拍手が起きました。誰かは観てのお楽しみに。

成瀬の「歌行燈」は、言うまでもなく成瀬の芸道物の傑作。若き山田五十鈴が朝の海岸で
舞を習うシーンの映像の美しさにはふるえがとまらない。