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…あとがき…

「玻璃の花籠・新章〜鴻羽」

 

終わりましたー! 今回はまた、長く掛かってしまいましたね……連載を追いかけて下さった方も完結を今か今かとお待ち下さった方も、本当にお疲れ様でした! 昨年九月の連載開始から何と八ヶ月がかり、原稿用紙換算で四百枚をちょっと越えてしまいました。それでまだ、書き足さなくてはならないエピソードがいくつか残っていると言うのですから、なんともはや。

適当に周囲に流されるままに生きてきた豪族の末娘・貴子。彼女が自分自身の足でしっかり立つことを決意したそのときに、世界が変わり始めます。それが結果として吉と出たか凶と出たかはラストまでお読み下さった皆様はもうご存じでしょう。でもまだ、どう見ても「借りてきた猫」状態になってますねー、この先の彼女を心から応援したいと思います。
執筆順では末姫の藤華の方が先になってしまったため、今回でめでたく六兄妹すべてが巡り会うべき運命の伴侶を手に入れたことになります。何というか……本当に全部書いちゃったんですね。でもそれぞれが個性的でお互いの交流も少ないため、何となくひとつひとつの作品が独立しているようにも思えてしまいますが。都が舞台のものからひなびた田舎まで、毎回私自身が新しい発見でいっぱいでめいっぱい楽しませていただきました。

本編ではふたりの気持ちが一致するところまでしか書けませんでしたから(これがやっとでした)、その後のこともいずれお目に掛けたいなと思っています。そして!皆様待望の?全メンバーそろい踏みも……いつか書けたらいいなと。うーん、人数が多いだけに想像が付かない。「未来シリーズ」のバーベキューの時にもだいぶお時間を頂きましたし、今回も「出てきたらめっけもの」って感じでお待ちいただければと思いますー。

ではでは、次の作品のラストでまたご挨拶が出来ることを夢見て。この度も最後までのお付き合い、誠にありがとうございました!

 

2008年5月16日 『Powder Moon』管理人*Kara

 

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