沙羅の章◆登場人物紹介
何だか当初の予定より人間が増えてきてしまいました。
余りにも紛らわしい名前が多いので、ボケボケな自分のためにキャラ表を作りました。
宜しければ参考にしてくださいね。
◇沙羅◇
(さら) |
海の奥底「海底国」の長である現竜王のただひとりの御子として生を受ける。母親が異界である「陸」の人間だったため特に「西南の集落」の人々からは疎んじられている。 |
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◇華繻那◇
(カシュナ) |
現竜王。海底国を取りまとめる歴代稀にみる優れた気質を備えている。西南の集落に決められた許嫁がいたが「陸の娘」沙緒と出逢い、周りの反対を押し切って彼女を后に迎えてしまう。多くの側女を抱えるのが通常な世界で沙緒ひとりを愛したため周囲からの非難が絶えない。 | |
◇沙緒◇
(さお) |
沙羅の母親。元々は「陸」の人間。ある理由から死を覚悟して入水したが海底国まで辿り着いてしまい、そこで華繻那と巡り逢う。明るく自由な心の持ち主で周囲の攻撃に落ち込みつつも前向きに生き、生涯を華繻那の愛に包まれて過ごす。 | |
◇多奈◇
(たな) |
沙羅の乳母(めのと)の子。年少より竜王の館の東所に母と共に住まい、今も沙羅の良き理解者。沙羅の置かれた境遇のことを自分のことのように気に病み、その幸せを願う。北の集落出身。多岐の孫に当たり、多尾は大叔母。 |
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◇多岐◇
(タキ) |
長年、現竜王の華繻那に使える名実共に「一の侍従」。歴代竜王に仕える者を多く出している「北の集落」出身。穏やかではあるが優れた采配能力の持ち主。 | |
◇多尾◇
(たお) |
沙羅の母、沙緒の侍女であり良き理解者であったが現在は沙羅付きの侍女の長を務める。増えすぎた体重のせいか腰痛が悩みの種。香の調合の腕の優れていることでも知られている。 | |
◇多矢◇
(たや) |
多岐の末息子。亜樹付きの侍従となる。聡明で寡黙な人柄だが、公の場ではしっかりと任務を遂行する。しかし、彼の身の上には複雑な背景があって…。 |
◇亜樹◇
(アジュ) |
西南の集落出身で父は現大臣、母は竜王・華繻那の姉である「翠の君」。華繻那に男子の世継ぎがなかったため、「次代の竜王候補」として幼き頃から乳母と共に竜王の館に移り住んだ。 |
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◇美莢◇
(みざや) |
亜樹の乳母(めのと)。亜樹が年少の頃より共に竜王の館に移り住み、母親代わりを務めてきた。気丈な性格で沙緒・沙羅親子を毛嫌いしている。亜樹に10人以上の側女(そばめ)を送り込み「亜樹様のお世継ぎは西南の集落の女子の腹から」が信条。 | |
◇翠の君◇
(すいのきみ) |
亜樹の母であり、華繻那の長姉。西南の集落の大臣家に嫁ぎ、多くの子を成している。 | |
◇秋茜◇
(あきあかね) |
美莢が送り込んだ亜樹の最初の側女。表向きは亜樹付きの侍女であるが、特別の意味を持って西南の集落が遣わしたのは誰の目からも明らか。気の強い性格で他の側女を蹴落とそうとする。 | |
◇茅野◇
(かやの) |
秋茜と同じ、古くからの亜樹の側女。おっとりした女らしい性格であくまでも控えめ。でも秋茜の攻撃にも負けず亜樹の元にいるのだから結構、強い? | |
◇螢火◇
(ほたるび) |
翠の君と美莢が知恵を絞って送り込んだ新しい側女。亜樹の従妹に当たり顔なじみであったため、うち解けるのも早い。育ちのせいか他の側女と比べ美しさと気品に溢れており、作法も申し分ないが… |
◇占いおばば◇
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東の果ての祠に住み、「陸」への通用門を守る占者の長老。占いの他、薬の調合の腕のすばらしさも有名。少し気むずかしいところもあるが、華繻那ですら一目置く存在。沙羅の良き理解者。 |
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◇美守◇
(みもり) |
現・侍女長。竜王の館の侍女達を取りまとめる権力者。その名の通り、西南の集落出身。 | |
◇岩守 湊◇
(いわもりみなと) |
沙羅の従兄弟(沙緒の弟の子供)。浜辺の小さな診療所を切り盛りする若いが腕の確かな医師。内科専門。 | |
◇春日 渚◇
(かすがなぎさ) |
湊の医大の同級生。総合病院をへて今は湊の診療所を手伝っている。しっかりした性格の美人女医。外科が専門。 |