医療法人弘生会小田切医院

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健康のための一言-7

         頭痛について

頭痛に悩む方はかなり多いのですが、「頭痛ぐらい」という気持ちから、実際に病院を訪れる方は少ないようです。しかし、「かぜからの頭痛」と考えて放置していた方の一部は髄膜炎であることがあり、早期に適切な治療をしないと重症となり、取り返しがつかなくなることがあります。

今回は@「緊急性を要する頭痛」A「慢性の頭痛」B「その他の頭痛」に分けお話します。

@緊急性を要する頭痛

くも膜下出血や脳出血を代表とする脳卒中による頭痛です。

突発する激しい頭痛で、吐き気・嘔吐を伴うことがしばしばです。

ただちに病院で入院検査が必要になります。

次に数時間以内に生命予後が問題になることは少ないのですが、適切な処置をしないと、極めて重症になる疾患は、髄膜炎・脳炎・脳腫瘍・慢性硬膜下血腫などがあります。

A慢性の頭痛

筋緊張性頭痛:頭痛の中で一番多く「頭が重い」「頭がすっきりしない」などの症状があります

頭の骨(頭蓋)に付いている筋肉が緊張状態を持続することが痛みの原因で、肩こりを伴うことが多いのが特徴です。

誘因としてストレス・目の疲れ・うつむき姿勢(台所や仕事場等)・精神的緊張・があげられます

軽い場合いには、薬よりもストレッチを中心とした運動やストレスを減らす生活の改善をお勧めします。

片頭痛(へんずつう):片側性の事が多く、発作性にずきずきと脈打つような頭痛です。

前兆としてキラキラするようなものが見えて来る場合があります

片頭痛は脳の血管がちぢまったり、ひろがったりして起こる頭痛です。

誘因としては、ストレス・月経がありますが、特にストレスが去った後に多く(週末など)、

女性では月経前と月経中に多い傾向にあります。

さらに特定の飲食(チョコレート・赤ワイン・チーズ・など)で誘発されることがあります。

40%と高率に家族に同じような症状を持っている方がいます

鎮痛剤の多用は片頭痛を起こしやすくなるので要注意です。

Bその他の頭痛

高血圧・かぜ・副鼻腔炎・緑内障・貧血や呼吸器疾患などさまざまな病気に伴って頭痛は出現します。

又くすり(例えば狭心症の薬)の服用による頭痛もあります。

       

         平成12年5月17日  小田切医院  小田切弘人

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最終更新日 : 2007/6/1