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健康のために一言-12
Q・高脂血症ってナーニ?:血液中の脂肪分が異常に多いことです(コレステロールと中性脂肪) Q・脂の種類と正常値? :@総コレステロール(150〜220mg/dl **200mg/dl以下が望ましい) A中性脂肪(50〜150mg/dl**食事に影響されるので早朝空腹時に測定) BHDLコレステ ロール(40mg/dl以上**善玉コレステロールと言われます。) CLDLコレステロール(70〜140mg/dl 動脈硬化のもと悪玉) =(総コレステロール)ー(HDLコレステロール)ー(中性脂肪)×0.2 Q・高脂血症は、何で体に悪いの? :動脈硬化を進める大きな原因のひとつです。Q・動脈硬化って? :水道管の中にいろいろなものがこびり付いて狭くなるような状態です。水の流れが悪くなり 時には詰まって流れなくなります。(脳におこれば脳梗塞、心臓に起これば心筋梗塞) Q・コレステロールと中性脂肪は、体に必要なの? :大変必要なのです。 コレステロールは、体の細胞をつくる材料とホルモンをつくるのに大切です。 中性脂肪は、私たちが活動するエネルギー源となり いずれも人間が生きていくために不可欠です。 Q・どこから来るの? :主に食事から摂取されますが、体内でも合成されます(肝 小腸)Q・自覚症状も無く 生死に関係無いのでは? :とんでもない! 知らないうちにどんどん健康を害し、ある日突然心筋梗塞、脳梗塞など起こし命に関わってきます。
Q・高脂血症の治療の目標値は? 心臓病 糖尿病など持っている場合いにそれぞれ異なります 狭心症 心筋梗塞の有無に注意 Q・高脂血症に糖尿病、高血圧が一緒にあると どれくらい心臓病のキケンがあるの?
Q・治療のポイントは? :食事療法、運動療法そして薬物療法です。(詳しくは、外来受診時にお尋ねください。) Q・大切なことは? :高脂血症の治療は長く続けることです。 薬を飲んでいれば、だいじょうぶと言うことではありません 。 食事と運動療法は薬の効果を引き出し治療の基本です。 (2001年6月11日 小田切医院 小田切弘人) |
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