健康のために一言-3
ワタシの血圧は? わたしは高血圧症?
時々
「最近血圧が上がって***」と話されている方をお見受けします。
しかし高血圧症とは何で、どんな悪影響があるか ご存知ないのでは?
血圧とは、血液が流れるときに
血管を押し広げる圧力のことです。
体では常に血液を必要としているので、たえず血管内を血液が流れていますが、
たくさん流れて押し広げる力が一番強いとき(最大血圧)と、
最低限の血液だけが流れ押し広げる力が最も弱い時(最低血圧)とがあります。
この血圧が慢性的に、正常より強くなってしまったのが高血圧症です。
@どこからが高血圧?
日本では高血圧の基準を、図のごとく決めています。
しかし最大血圧か最小血圧の一方だけが高めの、例えば最大140mmHg・最小95mmHg以上の場合も高血圧となります。
特に注意すべきは最小血圧が高い場合です。
又境界高血圧に入る方も油断が禁物です。!!
つまり計ったときに緊張していたりストレスで一時的に境界域になってしまった場合いと、
高血圧に進んでいく過渡期いわゆる高血圧予備軍の場合とがあるのです。
予備軍の人はこのままの生活習慣をつづければ高血圧症になってしまいます。
A高血圧はどこからくるの?
遺伝的体質:最も大きな要素。しかし遺伝するのはあくまで体質で高血圧という病気ではない!
生活習慣で予防と改善でキケンからのがれよう。
食塩の取りすぎ:日本人は、食塩の取り過ぎによる高血圧が多い
肥満:全ての生活習慣病の原因となる。肥満の人が減量すれば、それだけ高血圧も確実に改善します。
寒さ:血圧は寒さに敏感。飯山では冬場にキケンがいっぱい!!
ストレス:ストレスの大きさが、そのまま血圧の高さとなる。人間関係や仕事などは言うまでもなく
乱れた生活習慣も現代の慢性的なストレスとなります。
偏食、不規則な睡眠、運動不足はじわじわと高血圧をつくります。
性格:実は「高血圧になりやすい性格」もあります。
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小田切医院 小田切弘人