地球の歩き方 ~ 福岡 編 ~
【 プロローグ 】
”漢”の旅は心に刻むもの・・・
私は、そう信じている。
ガイドブックを片手に『あっ!これ32ページに乗ってたね♪』とか
『すげ~ぇ・・・写真と同じ!』とか、そういう旅は性には合わないのだ。
”そんな旅なんてしてねえよ僕達私達”と、文句をいう人達も多いと思うが、
振り返って欲しい。じゃ、君達はその土地にいって何をしているのか?
自慢じゃないが、私の旅は、
少なくともその土地の女性と語らい、触れあい、ナメあい・・・
ま、平たくいうと、『風俗』である。
しかし、思い出は強烈に胸に残る。
仕事で再度その土地を訪れようものなら
『あ~。逆さ潜望鏡が得意技だった●●ちゃんはどうしてるかな?』
なんて思ったりして、これがまた良いのだ。
北は札幌から、南は鹿児島・・・
めぐるめく風俗の旅。
札幌は現在進行中としても、それにしても結構いいペースでその土地土地に
自らの種を蒔いている。
・・・蒔いているだけだが。
このペースなら、日本全土を塗りつぶす『凡作の野望 ~全国編~』
クリアも間近である。
同じ志を持った3人・・・ 『凡作』『バンブー』『ズッキーちゃん』
この3人が旅行に行く、といい出したら、間違えなくその趣旨なので
私たちと結婚したい女性に置かれましては
命がけで阻止することをお勧めする。
【 福岡へ・・・ 】
羽田空港にて、バンブーを待つ。
最近、札幌への出張(転勤?)が相次いでいるので、
羽田空港にはソープと同じぐらいの頻度で訪れている。
ズッキーちゃんは今年の春、会社の辞令で福岡に転勤。
ほぼ滞在3ヶ月が経ち、近隣の風俗に対しての造詣がかなり深くなっているに違いない。
ああ。彼はそういう男なのだ。
喫煙スペースで遠い目。
福岡へは2度目の訪問である。
以前の日記に述べたように、K君とともに中洲に繰り出して、まだ一年も経ってない。
しかしながら、今回のターゲット・プレイスは福岡が誇る歓楽街、中洲ではなく、
九州の入り口、北九州の小倉にしよう・・・と、頭の中で思い描いていた。
・・・
小倉・・・
私がまだ18歳になりたての春。
私は当時肉体労働系のバイトに従事。大学の入学式まで、という約束で
小倉に2週間ほど滞在して高校生活最後の休みを費やしたのだ。
そして宿泊先のホテルに戻る間、必ず菅井きんのような年配の女性に
『お兄さ~ん。遊んでいかない?若い子いるよ~』と、腕をつかまれたものだ。
当時18歳。私より若い女性が現れるはずもなく、
そもそもがそのババアが相手ではないか?という疑心暗鬼が生じた。
と、いうより、勇気がなかった。
その当時から巨根は巨根だったが、まだその色はディープなピンク。
そんな桃色モニュメントを、ババアの海で泳がせるわけにはいかなかった。
・・・そんな気持ちで”本陣”やらなんやら、なまめかしいネオンを振り切って
一心不乱にパチンコ屋に足を向けたものだった(その頃からかいっつ!)
こういってはなんだが、私ももういい大人。
こと風俗に関してはかなりのキャリアを有してきている。
この辺で。3桁プレイの実績は伊達じゃないことを当時の俺に見せてやる!
小倉でリベンジ、である。
そんなことを考えていたら、バンブー君が現れた。
一通りの手続きを終え、飛行機に乗り込む二人。
【福岡、到着】
福岡空港に着くと、ズッキーちゃんが車で迎えに来てくれている。
ズッキー「よお! 久しぶりだな!」
我々の中では、なるほど3ヶ月という歳月は、久しぶりである。
彼ははるばる飛行機に乗ってきた友人を迎える為に、
空港の駐車場を陣取り、旗を振る観光ガイドに混じって
空港の出口で私とバンブーを迎えてくれた。
ズッキー「どうすっか?ラーメンにするか?それとも福岡ドームにでも行くか?」
彼の車の車中には、九州の旅行ガイドなどが散乱。
彼は尋ねてきた友人には、キッチリ娯楽を提供する・・・そんな男なのだ。
そんな彼に対して、一言。
凡作「小倉にやってくれ・・・」
ズッキー「・・・・・・」
時計の針が、ちょうど午前11時を指していた。
は~い。毎度おなじみキャプションのコーナーですよ。
まず初めは小倉にて、風俗雑誌を購入するズッキー君の写真から・・・
(女店員)「店長~。この新聞いくらですかあ~。」って、女の子も困ってたじゃねーか!おい!
左下カコミの笑顔もちょっと困った感じなぐらい、いい笑顔です。100点(典明)。
小倉に到着の写真。ホントに真っ昼間ですね。更新してて情けなくなります。
後ろに見える『天使』『ホールインワン』・・・コテコテの店名がヤル気をそそります・・・