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1月19日(土)

今日は歯医者です。



実は私、歯医者は久しぶりでありまして、ちょっと緊張してました。

おかげさまで今まで大きな病気にかかったことがなく、

痛い治療の想い出は、今のところ歯医者での治療のみでありました。



歯って脳に近いし、神経を刺激するイヤな痛みがあるでしょ?

今回は、痛みはないけどあらかさまに虫歯を発見。

「痛くなる前に直しとけ」という意味合いで歯医者に予約を入れた次第であります。

痛みに関してのみ回避的な行動をとる低脳動物のようで、少々お恥ずかしい。



しかししばらく私が歯医者に行かない間に、歯医者のほうでも若干様変わりしておりまして、

俗にいう「インフォームド・コンセント」という奴ですね。

治療内容や現状を懇切丁寧に説明してくれるのです。歯医者が。





しかし、一言言わせてくれ。



不安になるようなことは言わんでよろしい!





まあ俺も悪かったよ。余計な事言ったから。



注射を打つ前に「今日、薬品を口の中に入れましたか?」と歯医者に聞かれた際、




イソジンでうがいをしたんですけど、大丈夫でしょうか?」




って、昨日の日記を読んでいただければ

それが事実であることはわかっていただけるとは思うが

どうやらその歯医者の目は笑いをとりにいったと写ったらしく、

その瞬間からその歯医者は妙に慣れなれしくなってしまった。





その歯医者はまずは淡々と私の虫歯の現状を説明した後に・・・





「いやね。君の歯はかなり根が深くてね。」


「はい?」


「多分
麻酔が効きにくいからそのつもりで。」


「ちょっと待ってくださいよ。それって思いっきり痛いんじゃないですか?」


「うん。
まあ死にはしないよ。


。待ってください!どうか一つ痛くない方法でお願いします!」






気がつくと処女のように懇願している自分がいた。





「だから麻酔を打つんじゃないか。まあ気休めだけど。」



オイ!一言多いよこの歯医者。



「どうすることも出来ないけど、痛かったら手を挙げてくださいな。」



一言一言、ワザと言ってるとしか思えない。ホントに勘弁して欲しい。





強烈な不安の中で、ギュッと硬く手を握り締め

グラインダーのような音を立ててあの妙な歯を削る為の機器が私の歯に触れた瞬間



激痛



直ぐに小学生のようにビッと手を挙げる私を見て



ほらね。君は麻酔が効かないんだよ。」



ほらね、って・・・



「じゃあもう少し大量に麻酔を打ってみようか?」



もう少し大量って日本語になってねーよ。危なすぎるこの歯医者・・・





と、大悶絶すること約一時間。



とりあえずその歯医者さんは私の痛点を騙し騙し治療をしてくれていたようだが、

それでも私にとっては、痛くて痛くて仕方が無かった。

多分破瓜の痛みっていうのは、こんな感じだろうと思った(違うか?)。





とりあえず一通りのことを終えたと思われた時には

私は思いっきり涙目になっていたと思う。





そんな私に歯医者さんのキメの一言。



「はい、それじゃ、うがいしてくださいね。





イソジンは入ってませんけど。」





・・・笑えません。





夜は、錦糸町で友人とチャンコ鍋という爽やか大会だったんだけども、

まだその時には少し唇が麻酔でビリビリしとりました。





この日記を書いているこの瞬間における不安。それは



また来週もあの歯医者に行かねばならないことです。

1月18日(金)

日々硬派だ漢だと吠えてみたところで

やせ我慢こそ男の美学、そんな生き様でお腹が膨れるわけも無く

やはりたまには人間としてのの欲求を満たす行為が必要である。



もう何度目になるのだろうか・・・

”漢会”・・・日常をハードに生き抜く熱い魂をまずは一時開放し

同性同士では補いきれない心の葛藤を沈静すべく

世間一般には合コンと呼ばれるであろう会合が、本日もまた行われたのである。



男には男にしか理解しえない部分もあるが、

その反面、女でしか癒すことのできないアヤもある。



暖かい鍋料理に舌鼓を打ち

生を謳歌するように歌を歌い



そしてお互いを求め合うように体を交わすことは



人間としてむしろ至極当然の行為なのかも知れない・・・





・・・と、ここまで読んで

エッ?合コンで凡作ヤッちゃったの?と驚愕される皆様の顔が目に浮かびますが



ごめんなさいね。一行抜けてました。



「体交わした」のは風俗です。ええ。いつもの通り。





いい加減

合コンの後に風俗っていうカルチャー

は何とかしたほうがいいと思うぞ!俺!





今回の漢会をセッティングしていただいたエロ★ゲイツさん。

毎回苦にもされない私めにとっては、素晴らしい合コンでございました。ありがとうございます。



今回はハイブリットな下ネタを抑えたこともあり、会話もなかなか順調に展開し、

私込みの合コンとしては珍しいカラオケの2次会にも発展。



お行儀のよろしい方々は終電間際に帰路に就かれたわけですが、

どうやら隙を見せ始めた女性3人と、エネルギッシュな漢3人が

電車がなくなった時間帯のカラオケボックスに鎮座するという

なんとも鼻血ブーな展開になりつつありました。



ま、結局エロゲイツ氏が「女性3人を車で送り届ける」という侠気を見せたことにより

不適切な関係を築くまでには至らなかったのですが・・・



1月の寒空の中、ポツンと残された漢、二匹。



私の横にいる漢は、先日パチスロで一緒だったあのお祭り漢。(元の会社の先輩)





「まだ俺達の祭りは終わっちゃいねえ。」



いや、もう日付もキッチリ変わっておりますし・・・と、弱腰の発言をしかけたところ、





「バカヤロウ!この状況でなあ、抜かずに帰ることは許されねー。

そうだろ?お天道様が許しても、男として俺が許さねー。

侠気だ。侠気だぞ凡作!



チョウ・ユンファーなら絶対に断らねえ。






・・・どうやら脳にまでアルコールが侵食している様子なので、

素直に従うことにした。

まあ、このお誘いが無くとも、一人で行ってたでしょうから。





それにしても合コンの後の風俗っていいね。

今の今まで女の子と喋ってて、その後のH行為でしょ。

半日がかりの壮大なイメージプレイって感じ?

うん。こんな感じだからダメなんですね私。





ともあれ、イメクラを出たのが午前3時。

その先輩の家に泊めて頂きました。お世話になりました。



最後に、先輩の家に着くまでのタクシー内での会話。





先輩「スッキリしたなあオイ!」


凡作「そうっすね。」


先輩「で、どうだったよ?」


凡作「いや〜
テクニシャンって言われちゃいましたよ。」


先輩「オメー玄人慣れしすぎてお世辞がお世辞に聞こえてねーぞ。大丈夫か?」


凡作「いや、お世辞じゃないですって!」


先輩「騙されてるよお前。」


凡作「でも、イメクラは本番禁止なんで実力出ませんよジッサイ。」


先輩「イメクラは写真指名が無料だからいいじゃんかよ。」


凡作「う〜、まあそうですけど。」


先輩「写真、結構カワイかったじゃねーか。どうよ?良かったろ?」





凡作「良かったですよ。・・・・・・
写真映りが。





タクシーの運転手さん。聞こえないフリしてクスクス笑うのやめて下さい。

結構傷つきます。

1月17日(木)

今日打ったパチスロの台は”爆釣”という釣りをモチーフとした台。

別に”釣り”という要素はとってつけたようなものであるのだが、

”爆裂”という点は名前の通りで、凄いものがある。

うん。隣で見ていただけなんですけど。



ここ数ヶ月、私もこの台で格闘を何度もしているのだが、

残念ながら、最高勝ち金額は10万円程度。



10万円程度ですってよ皆さん。

いつからこの豚足くんはお大臣に成り上がったのか?

と疑問に思われる方々もいるかも知れないが、

この台がヤル気の時はそれまたスンゴイものがあって、

1万枚、2万枚は当然のように、時には3万枚以上もコインを吐き出す。

パチスロの場合、1枚20円。

3万枚でりゃ60万円ってな寸法よ。凄いね。



しかし、そんな夢のような展開に至るまでには幾多の困難があり、

この機種における困難とは、ずばり”選択”なのである。ボタンの押し順ってことね。



まず小役を揃えるのに12択。REGを揃えるのにも12択。

爆裂役の引き金となる役は約100回に1回成立するけどこれまた3択により、

実質確率300分の1。12分の1の高確率状態中に100分の1の3択に成功し、

かつ大連チャンフラグが成功時の100分の1程度にて抽選。

また通常時の100分の1程度で出現するハズレ目の、

これまた130分の1でプレミアムボーナスが確定するも、

それが100連チャンする確率はそのまた100分の1。



ウギャ〜って感じでしょ正味の話。



引こうと思って引けるものでもないんだけど、引く奴は引いちゃうんですよね。

それを引いちゃいすれば、ウン十万は確定するだけに、

ニアミスでもしようものなら、大悶絶すること間違えなし。



「なんでさっきアッチを選ばなかったんだろう!」ってね。



パチスロは人生に似ている。

皆様も過ぎ去ってしまった過去の己の選択に、苦悶した経験があるかもしれません。



そこまで言っておいてなんですけど、

私の人生の場合はそもそもそんな大役を抽選しているはずもないので、

いままでは選択は必要ありませんでした。

麻雀でいうと、字牌整理で流局。今まではこんな人生でした。



が、



明日は本年始まって以来の”漢会”。



「前の人がいいか、横の人がいいか。」

「アグレッシブに行くか、スマートに行くか。」

「ヤルべきか、ヤラざるべきか。」




結果はともあれ、このように自らの意思で選択しうる会になると良いのだが・・・



ウイッス!


今までみたいに剣山の上で正座!ってな感じの会にならないことを望んでおります。

1月16日(水)

今日、携帯に俗にいう迷惑メールが届く。



かなり前に携帯電話の番号のアドレスを変更してからというもの、

めっきりなりを潜めていたのだが、本日確認するかのような一通のメールが届いたと思うと

堰を切ったように次から次へと、なんと5通ものメールが届く。



なんつーか、本当に大したものである。



迷惑メールの内容ってのは、ほとんどが「出会い系」であったり「エロ系」である。

それじゃあお前の領分だろうが!という周りの声も聞こえるようだが、

その私が断言する。

こと俺に関しては、メールによる効果は全く無いのでやめて欲しい。



メールを送っている側も、多分私のような人間を主たる対象に送っているんだろうが、

残念ながら、顔の見えないことをいいことに人の迷惑も省みずにメールを送ってくる

そんな不誠実な業者が仲介する出会いにロマンティックな出会いがあるはずもないし、

仮にそんなところに登録するような素人の女性がいたとしても、

そんなババロアのような脳みその女とうまく行くはずもないのだ。



私のようなクサレが迷惑に思うのだから、一般の人は本当に迷惑に思うだろうね。

それとも意外とアッサリ対応しているのかな?



私のような寂しがり屋さんはね。

メールが届くとそれこそ「お。誰からだろうな。」と思うのですよ。

タイトルに「逢えない?」って書いてあろうものなら



え?誰だよ?誰だよこの子?



と、あばれはっちゃくのようにトキメいてしまうのだ。



そして、そのメールの正体が迷惑メールであることに気づいた刹那

フリップ式の携帯にキャメルクラッチをかけるように、真っ二つにしかけてしまう。



・・・



もう、これ以上私の心をもて遊ぶのはやめてください。



というかオラ!俺は風俗もアブノーマルも不特定多数も何でも大丈夫だ。

正々堂々と営業活動してみろよ!

繋がるメールアドレスを探す労力と暇があんならプレイ内容を充実させてみろよ。

本当に悶絶するサービスがあるなら、ちゃんとお得意様になる男だよ俺は。



このHPにおいても「どうせわからないだろう」という不誠実な態度はとっていないつもり。

秘匿性もメールやネットの売りなのかも知れないが、

何処にぶつけていいのかわからない不愉快さを与えるのはやめれ。





・・・と社会派ぶってキーボードをカチャカチャしてると、

本日6通目の携帯メールが届く。



タイトル「危険日」



なんじゃそりゃ?



(原文ママ)

駄目っ。今日は危険日なの。あっ、駄目っ・・・そんなエッチな出会いを求めるなら

   ↓    ↓    ↓

http://www.e-love.st



・・・興味のある人はどうぞ。



良かったなあメール業者。

一日のヒット件数二桁を誇るこのHP上にて、アドレスまで掲載してやったぞ。

だから、もう俺には送るなよバカヤロウ!



ま、このHPを面白いと思うブリリアントな方々はお前らのサイトになんぞは行かないとは思うがね。

1月15日(火)

ごくまれにではあるが

高速道路でノーヘルで二ケツ(二人乗り)で

アメリカンバイクで滑走する若いカップルを見かけることがある。

私も、久しぶりに今日見た。



昨日は成人式だったようであるが、若気の至りっていうのはタチが悪く、

何がタチが悪いっていうと「若さゆえこれぐらいのことは許される」というのを

間違えなく彼らは認識しているからである。



昨日もテレビ番組で、今年成人式を迎えた若者がモザイク付きでインタビューに答えていた。



「いや〜自分若い頃は無茶しましたよ。」

「ウッカリもみあいの最中にナイフで刺しちゃったこともありましたね。」

「ええ。嫌がる女の子も、何人も喰っちゃったしね。強姦寸前でしたね、アレは。」

「いや〜いろいろと申し訳ないことをしました。」



数ヶ月前のことだろうがお前ら!

とツッコミを待っているとしか思えない言動の数々。



かくいう自分も成人式の頃はあったわけだが、

今の私から推知していただければわかるように、決して褒められはしないが

少なくとも他人に迷惑をかける若者ではなかった、と自負している。



今まででも、女性に悲しい思いをさせたことがないのが自慢だ。

うん。悲しい思いをしているのは、いつも私。

ま、強いて言うのならウチの母親ぐらいのものだ。スマンね不肖の息子で。



何が言いたいかというと、

バカがバカなことをやるのは、バカだからしょうがないので可、なのだが

わかっててバカなことをやるのはみっともないから、お止めなさい、ということ。



先ほどの例でいうと、

はじめからノーヘル二人乗り状態で

「ウキョキョ〜」と叫びながら料金所を強行突破!というのは

キッチリ警察のお世話になるので、しょうがない、の一言で済ませてあげるが、



どうやら奴らの場合は、バイク一台、車一台で行動。

車に運転手と女性がおり、バイクもちゃんとメットをかぶって料金所を通過。

そして最寄のSAで落ち合い、メットを車に乗せ、代わりに女性をタンデムに座らせ、

次かその次ぐらいのSAまで、ノーヘル二人乗りを堪能する、と、そういう仕組みであろう。



私もノーヘル二人乗りのカップルを高速道路上で見かけた時、

「おっ、やっとるね。」と思ったものだが、

次のSAで段取り中の奴らの姿を見たときは〜あという気分になった。



そんな姑息で計画的な行為をしといて

「俺は誰にも縛られないぜ!ベイベー!」とか

「ヒロシってワイルドよね。」とか

「型にはまった大人になんかなりたくねーんだ俺は。」なんて

そんなことほざいているかと思うと、オジサン悲しくなります。



ワイルドもアナーキーもアウトローも結構だけどさあ。

一般にそう呼ばれている人って、一般の人が伺いしれないほどのリスクをしょって生きているはず。

そんなリスクも取れねーような君たちは、ダメ人間にすらなれねーよ。



多分奴が俺ぐらいの年齢になったら、吉野家の副店長あたりのポジションになってて、

バイトの若手に「俺も昔は無茶やったよ〜」とか言ってんだろうね。ガハハ。



若気の至りで人生棒に振ろうとするなら、

スパッとフルスウィングして欲しいね。





・・・俺?



いや、今のは練習ですよ。

まだ人生棒に振ってませんて。



ワンペナで打ち直してもいいですか?

1月14日(月)

今日、ある女性と逢う。

彼女は、実はかなり前から私が想いを寄せている女性である。



明るく、聡明で、それでいて飾らない女性・・・

そんな彼女と二人きりで逢うのは、本当に久しぶりである。



いつもなら軽快な下ネタで、自分のペースで会話を続ける私も、

彼女の前では、借りてきた猫のように・・・



自分では下ネタを話す自分が素なのか、ウソの自分なのかはわからないが、

とにかく彼女の前では、誠実で、また不器用な男になってしまう。



難しいのもので・・・

客観的にみれば、こと男女間においては、自分を曝け出し、自分を正直に表現すること、

自分の気持ちを正直に伝えることこそが、その恋愛を成就される近道だとは思うのだが、



実際には、まず嫌われることが恐い。

彼女と逢えなくなるのが、恐い。



ただの友人の一人としてでも、いつまでも彼女に逢いたい。



・・・そんなものだ。





彼女は自分の弱さを人には見せない。



たまには自分には弱い一面を見せて欲しい、とも思うのだが

彼女はどんなことがあっても、気丈に振舞っている。



でも今日は

そんな彼女が、初めてちょっとした弱音を私に語った。



「周りがみんな結婚しちゃって、少し寂しいかな?」



じゃあ俺と結婚しないか?とは言えない自分がいる。

本当は大好きなのに

精一杯カッコつける自分がいる。





「君はあせることなく、本当の恋を探せばいい。」



「でも、そんなこと言ってたら、おばさんになっちゃうよ。」



「大丈夫だよ。君はあせらずに、本当に君を幸せにしてくれる人を探せばいい。


そしてもし、最後の最後までそんな男性が現れなかったら、


・・・その時は俺と一緒になろう。


君が幸せになるまで、ちゃんと俺は待ってるから。」





・・・我ながらかなりくさい台詞だ。





「・・・私ね。凡作くんの、そんなところがキライ。」



「どうして?」



「・・・あなたが”好き”って言ってくれるのを、これからも待ってなきゃダメなの?」



「えっ・・・」



「なんで私が一人でいるのか、ちゃんと考えてよ。


凡作くんって、頭はいいんだけど、ホントに鈍いんだから・・・」




「本当に・・・本当に俺でいいのか?」



「・・・あなたでないと、ダメかも・・・」





今までも何度か彼女を見つめたことはある。

しかし今、目の前の彼女は頬を赤らめ、潤んだ瞳で自分を見つめている。



そして彼女は目を閉じた。



いままでずっと思い描いてきた彼女の唇。

彼女との口づけをずっと思い描いていたのだが、それが現実のものとなろうとしている。



(彼女をきっと幸せにしてみせる。)



そう決意をし、彼女の唇に自分の顔を近づけていった。





その時、携帯のベルが鳴る。





オヤジ「おう。今大丈夫か?」









大丈夫じゃねーよ。





せっかくのが覚めちゃったじゃねーか!



時に11:00AM。全くオヤジの電話が責められるものでないことは承知しているが、

最近ではその女性と夢でしか逢える機会がないので、私の怒りもわかって欲しい。



「重要な用事がある!」と電話を切り、再度眠りにつく私。

重要な用事でしょ。夢の中とはいえ、プロポーズの途中なんだから。





さっきも言ったが、男女の恋愛なんてのは本当に難しいもので、



私の気持ちは先ほどの行動に嘘偽りがあるわけではないのだが、

私のようなチンカスくんが見向きをされるはずも無く、

また逆に私のような男が簡単につかめる恋であったなら、

私のような人間を好きになるような女性に、これまでの恋心が持続するはずもない。



まあ、この辺が難しいところで

大いなる矛盾をはらむところで、やはり恋愛に不向きな体質であることを知る。



望んで見ることの出来ぬ睡眠中の夢。



せっかく出てきてくれて、しかもいい展開なのにオヤジの電話で中断とはもったいない。



夢の中でもいい。もう一度、君に逢いたい・・・



しかし彼女の姿はそこにはなく、

何故か戦闘機を操縦する私、という他愛もない夢に変わってしまった。



あ〜あ。今度彼女に逢えるのは、一体いつになるのだろう・・・





その数時間後、オヤジがなにやら怒鳴っている。



「オメー!重要な用事とか言ってたけど



さっきまでずっと寝てたみてーじゃねーか!






・・・



その夢こそが重要であった、と逆ギレしたい気持ちでもあったが、





まあ、こんなことで悶絶するぐらいのほうが、幸せな人生なのかもしれない。

1月13日(日)

私は何かで一山当てたわけでも、外資系の会社で破格の年俸で抱えられてるわけでも、

または実家が資産家なわけでも、千葉あたりに土地を有しているわけでもなく、



やはり6万5,000円という金額は、結構な金額と言わざるを得ないのだが、

それがパチスロで浪費されたものであるとなれば尚更である。



今日は会社員時代の先輩に誘われ、神奈川まで遠征。



神奈川は知る人ぞ知る「裏モノ天国」であり、想像にたがわず裏モノがブイブイ言わせているのだが、

意外に慎重な私は、東京でも打てるであろうごく一般的な機種に腰を落ち着ける。



私の財布の中には約2万円ほどしか入っておらず、

まあ昨今のパチスロシーンを考えれば、かなり不安な持ち金額であることは重々承知。

しかしそこは曲がりなりにもアマチュアプロを自認する私のこと、

たかだか2万円で退くことは、勝負としてはあまりよくない手法であるのも重々承知。

当然といえば当然のように銀行に走るわけであるが、

私のメインバンク(というか、そこにしか金が入っていない)S銀行が、

なんやらという銀行と合併することにより、本日はDCで金を引き出せない、という事実が判明。



それゆえ高利の金に手をつけざるを得なかったところから、転がり落ちるような展開になる。



ジンクス・・・



人は誰でも、何かしろのジンクスを抱えているものだろう。

私も、カードでキャッシングをして、パチスロで買ったためしがない。

キリのよいところで切り上げるのが、大人としての判断であろうし、

事実、私もそうしたのである。



お湿り程度の持ちコインを換金し、シャレで済む程度の負け金額にて、その先輩に終了を告げると、



「何?ヤメんの?なあ、寂しいじゃんかよお。もっとやってけよお。」



その先輩、それなりのコインを獲得してご満悦の表情であったが、

それ以上に後輩と昔を懐かしむように連れスロをするのを楽しみにしていた、というのである。



しかし先輩の打つ台は、お茶を濁して打つにはあまりにも過激な台。

ええい、ままよ、とその台を打ち始める。既に収支などは関係が無い。

そうだろ。今日は”祭”だよ。

勝った負けたなんていうくだらないことを気にしてはいけないんだよ。



「うひょ〜楽しいなあオイ。」



既に4万円近くマイナスのの自分には、先輩の無邪気さが眩しく映った。

この人は昔から、大胆で、細かいことを気にせず、堂々としている

気持ちの良い漢だ。



なんどか漢会にもご一緒させていただいているのだが、

トークも面白いし、ジョージ・クルーニー似のフェロモンフェイスで

女性からみればまさしく”当たり”の逸材。

そんな彼が素材にあぐらをかかずに下ネタやセクハラなど、自らを汚す作業で

場を盛り上げようとする姿は、まさしく私にとっての目標である。



そんな彼とともに”祭”を堪能しているのだ。収支などは関係ない。





・・・そんな開き直りが良かったのか、私の出玉のほうも徐々に勢いづいてきた。



(これで残金を気にせずに、祭を堪能できる・・・)



と、ちょっと安堵したその時・・・





「俺、もうそろそろマイナスになりそうだから帰るわ。」





待て〜い。そりゃ無いよ。





そんなこんなで、終始先輩のペースでした。



先輩に食事もご馳走になり、本当に楽しい一日だったのですが、

最後の「3、000円勝負」という訳のわからない勝負に強引に参加させられ、

何故かその10倍の30,000円を軽く捨てて、本日の勝負は終了。



二人で勝てれば、本当に言うことないんですけどね。



次は頑張りましょう!

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