今、テレビを見ていたら、オリンピックの何かの競技で、
金メダルが二つ授与される異例の展開になったと
何やら大騒ぎをしている。
先に書いたかもしれないが、
私はスポーツ観戦全般に関して全く興味がなく、
サッカーのワールドカップの時などまるで非国民扱いであったぐらいで。
まあ、なんというか
私自身も股間に金メダルを二つ持っているので
心の底からどうでもいいじゃないか、と、そういう心境である。
でもたまに、スポーツ観戦嫌いは人生の数パーセントぐらいは損してるかも、
と、思うこともあったりする。
無料で電波で垂れ流されてる野球やサッカーなどに一喜一憂し、
その試合の展開によっては上機嫌になれたり、
その試合の展開によっては、時には涙したりして。
前にサッカーの試合かなんかで号泣している女の子を見て、
(ああ、この娘は自分のことで泣けることはないんだろうなあ・・・)
なんて、結構うらやましく思ったりしました。
私は、結構、人のことでは泣けません。
余談ではありますが、
先日鹿児島の特攻博物館(間違ってる?)に行った時、
久しぶりに泣きました。
読んで字の如く、戦時中「人間桜花爆弾」として特攻に殉じた人たちの
家族に宛てた手紙やら、写真やらが展示されてるんですよ。
当然10代、20代の彼らの写真なんてね、
そう、今の私達とそんなに変わりはないわけでね。
「妹よ。お兄ちゃんは日本の為に、これからの日本の為に、明日特攻します。」
なんて手紙と、その彼の写真があったりして。
その横では、しょうもないカップルが「うわ〜っ。ゼロ戦?」とか言ってるし、
周りでは、戦後発達した最先端技術を駆使して
彼氏と「お昼何食べた?」的なメールのキャッチボールをしている。
・・・
明日死にに行く若者の、家族に宛てる文章が一行よ。
不謹慎ですが、何で身を呈してまで・・・って思いません?
帰りの燃料を持たずに、死にに行くんですよ。逆に言えば
「これからの日本の為に、家族が笑って過ごせる日本の為に・・・」
って想いがなければ、いくらなんでも死ににいけませんよ。
未来の日本にささげる究極の自己犠牲。
確かに、平和になったからできることなんでしょうけど、
特攻の若者と同世代の若者(ま、私も含む)の、
水よりも薄い絆を埋めるようにメールをラリーするその姿を重ねると、
「あ〜あ。こんな人たちのために死にに行っちゃたのかあ。」
と思っちゃいましたね。風俗狂いの私を棚に上げて。
そこで涙です。
話はそれましたが、
だから玉が入ったとか入らなかったとかで一喜一憂できる状況ってのは、
しかも、ミーハーな女の子が泣いたり騒いだりできる状況ってのは、
平和でいいんじゃないですかね。
ええ。私にとってスポーツ観戦ってのは
それ以上でもそれ以下でもないです。
あ、そうそう。嘘ついてました。
こんな私でも、一つだけ他人様のやってるスポーツを観戦します。
SEXっていうスポーツに関しては、お金だしてでも見たいですね。
このスポーツはテレビでは放映されないんですけども、
ビデオ屋に行くとありますよ。AVってコーナーに。
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