7月20日は、世間では”海開き”であるとのこと。
奇しくも本日は、私にとって"漢の海”開き。
当HPを更新し続けて1年以上経つので、
昨年度の"漢の海”がどんなであったか、知っている人もいると思うが、
アレと全く変わらない。
何度でも言う。
他に女が下着姿同然で闊歩している場所、あるか?
ということで、今年も5回以上”漢の海”を開催するのが、当面の目標である。
カレーライスに福神付けなみに、海にマッチする男、凡作。
既に、"老人”以上に、海にマッチした男になってしまっている。
さて、今回の参加者であるK君が車で迎えに来る。
毎年、惰性的に伊豆半島に向かうのだが、今回も懲りずに伊豆。
今日は混雑が予想されるので、熱海あたりで落ち着こう、という話。
そして熱海の浜辺の見えるベンチのようなところで、
醜く肥えた上半身を晒し、お日様の下で日光浴。
傍目にはサングラスをかけた、世を忍ぶ30代に見えるのだが、
実はサングラスの奥では、視線が女性の水着に向いているのは
これも昨年の”漢の海”の通り。
流通業界に詳しいK君が
「今年の水着の流行は●●といって〜」
と、興奮気味に語りだすが、
その実、二人ともその中身にしか興味がない。
ただしこの”漢の海"活動は、
全く持ってジャスト・ルッキングな活動であり、
ナンパなどは持っての他なのである。
趣旨としては、壮大なイメージプレイ。
海で悶々として悶々として、風俗で大爆発!という
一日がかりの壮大なイメージプレイだと思って頂いてかまわない。
だから、ナンパなどは、間違ってもしないのだ。
そういう共通認識を持つ二人の前に現れたのが
ショッキングな蛍光色の大胆な水着を着た女の子二人組。
普通なら、目の保養に勤しむところであるが、
・・・残念ながら顔がジャイ子に花沢さんだった。
顔はアレでも、後姿でどうにかなってしまいそうなだけに、
二人は懸命に目を反らしていた。
「ねえ、日焼け止め塗って〜」
「●●の肌、ツルツル〜」
とか、どう考えても周りの男に聞こえるように話していそうだが、
残念ながら、我々はもういい大人。
のび太やカツオにならない術ぐらいは知っているのだ。
そんな意外に苦しい展開が30分ほど続いたと思うと、
嬉しいことに、同年代の男二人がその女の子達にナンパを開始。
強がり抜きに、電車で立っている老人に先に席を譲るヤツが出てきたような
そんな責任感の押し付けから開放されたような気がしていた。
それがね。
ホントにその男達の会話が面白いのよ。
・・・別の意味で。
あまりにパワフルなので、ちょっと長いけど、ご紹介いたします。
・・・
男1「ねえねえ。二人で来てるの?」
女1「うん。そうなの。」
男2「へえ〜。ドコから来たの?」
女2「私たちはねえ、埼玉県・・・」
(・・・へえ、遠くから来てるんだなあ)
男1「知ってる、知ってる。へ〜埼玉かあ。」
(そりゃ、知ってるだろうよ)
男2「さいたま市って最近できたんだよね。
漢字でかけねーのかっつーの!ハハハ!」
(わざとひらがななんだよ・・・)
男1「ハハハ!・・・あれっつ?でもどう書くんだっけ?」
(わかんねーのかよっつ!)
男2「あれだよ・・・・サイコロのサイ?」
(サイコロのサイって書いてみろよオメーら!)
男2「俺たちはねえ・・・足柄市ってところから来たの。」
女1「え〜知らな〜い。」
男1「マジでマジでえ?めっちゃ近いよここから」
(・・・近くねえよそんなに)
男2「マジで?足柄山って知らない?」
(山、ぢゃねーよ。ここは海だよ海!全然近くないよ!)
女1「足柄って、どー書くの?」
男2「手と足の足にね、手へんに、え〜と・・・」
(甲乙丙の丙だろ・・・しかも手へんじゃねーし)
男2「足柄の柄」
(その漢字がわかんねーっていってんだろ!)
女1「あ〜、わかった。」
(わかるのかよっつ!)
男1「足柄山に住んでた童話の人、いるの知ってる?」
(金太郎だろ?コテコテだなあ)
男2「♪昔からむっかし〜」
(大声で歌うなよっつ!しかも浦島太郎だろっつそりゃ!)
女1「へえ〜桃太郎なんだあ」
(どうしてそうなるっつ?!)
男1「ちげ〜よ。金太郎だよ。金太郎って歴史上の人物なんだぜ」
男2「そうだぜ。実在の人物なんだぜ」
女1「へ〜。何した人なの?」
男1「そりゃあ・・・刀狩とかだよ。」
(ホントに地元かっつ?)
男2「どーでもいいけど、そっちの彼女、全然しゃべんないね。」
女2「だって・・・焼きたくないから・・・」
(答えになってねーぞおいっつ!)
・・・
こんな破壊力のある会話のラリーを数分続けて、
4人の若い男女は一緒にその場を離れていった。
凡作「Kよ・・・」
K君「何だよ」
凡作「若いっていいなあ・・・」
K君「な。」
その後は予定通り、テンションを維持しつつ池袋の風俗へ。
またもや強烈な体験をしたが、この部分を書くとエロ小説になってしまうので、
この辺でおしまい。
|