初めてライヴに・・・
ところがこのホームページをつくり、プロフィールに「好きな歌手は小野正利・・・」と書いていたので、いきなり ライヴ鑑賞デビューとなった。小野正利ファンで小野さんに関するホームページを作っているSM嬢さんが、 うちの掲示板に書き込みをしてくれたことから、SM嬢さんのホームページに 遊びに行くようになり、吉祥寺でライヴがあることを知って行くことにした。バリアフリーのコンサート会場ではなく、いきなり 階段しかない地下のライヴ会場で大勢の人に手伝ってもらってデビューを飾る(?)のも、Rayらしいのではないかと(笑)。 小野さんを好きになったのは、ご想像のとおり吉田栄作主演のドラマ『君のためにできること』の 主題歌「You're the Only・・・」を聞いたのがきっかけだった。私、自他認めるミーハーですから。すごい高いけど男の人しか出せないパワフルで、濁りのない声。 二十歳になったころだったから、何が何でもロックというのがなくなり、一つ上のものを求めていたのかもしれない。まっ、Rayの 生き方は今でもロックなんで(爆笑)、デビュー前にはハードロッカーだった小野さんとは、そういう意味でも合っているのかもしれない。 「中退」というけじめと「卒業」というけじめ
オフの途中で、SM嬢さんが小野さんのファンクラブの会報を見せてくれた。会報には、小野さんが青春時代を すごした大学のキャンパスをもう一度訪れてみたことが書かれてあった。小野さんは音楽をやるために留年し、 プロを目指すために中退したという。いさぎよくカッコイイと思いました、ホントに。でも真似しようとは思わなかったです。 勉強せずやりたいことをやって、「留年」「中退」が身近な言葉になりつつあるRayですけど(笑)。就職活動に 失敗しあまり向学心が高くなかったけど、やっぱ大学院に行くと決めたのは自分自身だから。 論文をなんとか書き上げて卒業することが、Rayにとってのけじめだと再認識したひとときだった。 スター・パインズ・カフェで
生歌に酔いしれて
1曲目は『Heart』、2曲目が『愛をいまどうしたい』と新しめの歌を熱唱。やっぱCDより生歌が全然いいですわー。 私、映画館が好きではないんです。音が大きすぎて。あれがいいんじゃないのって言われるけど、疲れてしまって。 だけど海援隊の時もそうだったけど、コンサートとかライヴでは違うんです。なぜかな。スピーカーから 出ているのに、やっぱ生歌だからかな。不思議だよな。2曲目でもう酔いしれてしまったRayでありました。 あっ、思い出した、7年前のアノこと
もう1度小野さんは『You're the Only・・・』を歌いなおした。その時忘れかけていた7年前のことを突然思い出した。 浪人しているのにテレビはよく見ていた、というか、テレビを見過ぎて2年も浪人したのが事実かもしれないんですが(爆笑)。 毎年11月頃、フジテレビ系列でFNS歌謡祭という番組があるんですよ。その時は間違いなく小野さんが出るということで、 どういう人なのか見てみようと思って、テレビをつけていたんです。出てきて『You're the Only・・・』を歌い始めたら、最初から最後まで 音を外しっぱなしで聴くに耐えなかったんです。今思うと、新人なので生放送で緊張して、1つ外したら動揺してドミノのように なったのかなと。7年前は幻滅して、CDで聴いても生では聴かないと思いました。でも今吉祥寺まで来て、 生小野に酔いしれてるし、と思うと、自分でも笑っちゃうわ、ヴォーカリストとしての小野さんがとても成長したとわかるわ、 不思議でしたね。 『Freedom』
「翼広げて舞う鳥の様に 僕は自由に生きて行きたい (作詞;小野正利)
という歌い出しのバラードで、力強くまるでみんなを大空に連れて行く様な歌い方だった。本当によかった。聴いているうちに
自分の最近のことを振り返っていた。「こんな奴がこんな自由でいいのだろうか」と。やりたいことをやり、行きたい所に行き、
飲みたいときに飲み、騒ぎたいときに騒ぐ。もちろんいろいろな方々の助けがなければ、成り立たない。
だけど高校や予備校の時に夢見ていたものより、ずーっと自由な学生生活なんです。小野さんは
鳥だけど、Rayはイルカのように(そんなに利口ではないから、実際はネコだよな(爆笑))、行動範囲的には
制限されているかもしれないけどさ。周りの人に感謝しながら、本当に今自由を感じているRayでありました。後日大学の近くのCD屋で、この曲が入っているアルバム 「ザ・ベスト・シングルセレクション」を買ったのは言うまでもなく(爆笑)。だけど違うんだよな、何かが。 かとうれいこだー
第1部が終わり20分の休憩が入った。この時点で8時半。なんかいやな予感。SM嬢さんによると 今年3月に行われた「小野君とあそびましょう Vol.1」は9時40分に終わったとのこと。10時に吉祥寺駅に いれば問題ないんだけどね。でもここで帰ったら、もったいないよな、と思ったのであった。 心に染みる歌声とオヤジギャグの調和!?
だけどですね、MCに鈴木さんも小野さんもオヤジギャグ連発。2人ともレベルが同じらしい。そのレベルなら 竜ヶ崎(うちの大学がある街)に行けば、ゴロゴロと聞けるって(笑)。それもオヤジギャグの直後にバラードを 歌って、こちらに聴く準備をさせないものなぁ、ったく(笑)。 どこにでもいるあんちゃんのようなMC
SM嬢さんに言わせると、かなりMCが長かったらしい。アンコールもいれて3時間に18曲だから、そうかもしれない。 だけど最初に武田鉄矢率いる海援隊のコンサートを見ているRayですからね(爆笑)。この分だと、 次Rayが行くのはさだまさしか・・・と思った自分が怖い(爆笑)。 渡辺真知子の『ブルー』を知っている自分に・・・
その後小野さんは『Run to the Sky, Over the Sea』をパワフルに歌って、一応ライヴは終了したのである。 アンコールはいいけれど・・・
アンコールの1曲目は、小野さんがライヴ会場に来るときに作ったという『食用菊はかわいそう』。 小野さんが1人ギターで弾き語り、「うっそー、これ食べられるのー」「うそつきー、花の味しかしないー。って 花の味がわかるなんてオジサンびっくり」、「さっき刺し身の皿を店員がもって行く前に、食用菊にしょうゆを たらしてみたんだけど、隣の刺し身皿を見てみ、食用菊にしょうゆがしみてるぜ」と、食べ物として 見てもらえず、使い回される食用菊の悲しい運命を所ジョージ風に歌った。そりゃあ会場大爆笑。 所さんが好きで、卒論に所ジョージ論を書こうか、報道被害について書こうか、本気で迷ったRayも(迷うなよ、そんなこと(笑))、 この時は電車のことを忘れていた。 その後小野さんは『You're the Only…(English Version)』と『何がいま僕にできるのだろう』を 歌ったらしいが、私は聞き惚れている余裕がなかった。ライヴは10時20分に終了。SM嬢さんが スタッフのみなさんに頼んでいただき、早めに店から出していただいた。 懲りてない奴(笑)
帰りの焦りはあったものの、3時間、楽しかったです。病み上がりだったけど(実は3週間ほど風邪を ひいてまして、大学も休んでいたんす(爆笑))、行ってよかったです。バラードが多かったので、アップテンポの曲も 聴きたかったけど。音楽は生にかぎるねー、というのを覚えてしまったので、次は誰のに行こうかなー。 まずはチケットだよな・・・。全然懲りてない奴でした(爆笑)。 |