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'99年5月8日(土曜日)に大阪で某MLのオフ会をやることとなった。このオフ会は前の年にも
同じ場所で、日頃はメールによる言葉のやり取りをしている関東から四国にいる人達が30人以上
集まって、大騒ぎをした。私も、手動の車椅子に乗ったおねえさん達 2人と新幹線で大阪まで行き、参加したのである。なんか今年は50人集まるとの噂も。
「酒のある所には必ず現れる」と指導教官に呆れられているRayが行かないはずがない(爆笑)。行くことにした。
ところが今回は関東から私しか行かないらしい。困ったな。別に一人で行けないとか、介助者が
必要だとかいう問題ではない。移動はいつものように行き先を書いたメモとチケットを駅員や空港の
カウンターの人に見せれば乗り換え駅や目的地まで手伝ってもらえるし、向こうに着けば食事や
トイレの介助は向こうの友達がやってくれるというのだ。問題なのはチケットの取り方である。
前の年はおねえさん達にすべておまかせした。新幹線の予約は東京駅に1か月前に電話する。
電話番号も教えてもらった。だけど聞き慣れている人でも2,3度聞いてやっとわかるほどの言語障害が
私にはある。知らない人に電話をかけても、理解できないだろう。東京駅のFAX番号を調べて
なかった場合はどうしよう。それに前以てチケットを取りに行かなければならないのである。前の年チケットを取りに行ったおねえさんから、駅員の対応が悪く、
予約したおねえさんが障害者3人で行くと言ったのにもかかわらず、勝手に介助者がつくというような取られ方
をされて時間がかかったと聞いていた(おねえさん達には言語障害がないのです)。1日つぶし
往復2,220円かけて、東京駅で言葉も通じずそんなことになるかもしれないなら、かったるくなった。
そんな時グットニュースが入ってきた。この年の春に大学を卒業するサークルの後輩、
Tの就職先が旅行代理店で、すでに実習で働いているというのだ。やったー、新幹線と飛行機
どっちが安いのかも調べてもらって、代わりに取ってもらおうっと。まっ、障害者という特殊な客だし、
慣れない仕事をしている後輩なので、新幹線なり飛行機なりの障害者専用予約窓口ぐらいは
自分でインターネットで調べようかなと、思った。
卒業式の夜サークルの飲み会のあと、2次会の行く前にちょっとした時間でのTと私の会話である。
「新幹線と飛行機のどっちにします?」
「帰りは夜まで向こうにいるつもりだから飛行機。行きは料金が安い方。」
「今から予約すると、新幹線の身障者割引より飛行機の早割(はやわり)のほうが得かも。」
「じゃあ、それで。」と行ったら、サークルの顧問で障害者福祉が専門のA先生が話に入って来られた。
「どこに行くだよ。」「大阪です。」「ついでに石崎も行けば。Rayと行けば安く済むだよ。」
石崎は今度4年生になる後輩で、卒論で「車椅子での旅行」について書いている女の子である。私は
自分自身に金が無いのですぐに「金は?」と聞いてしまった。「あります。」
というわけで、石崎が一緒に行ってくれることになった。その前まで飲んで1泊して帰ってくる予定だったが、
石崎にとっては往復2万円以上かけて大阪に行くのにあまりにもばかばかしいと思うので、オフ前日から
大阪入りして2泊して観光することとなった。
日本IBMが作成したHPAccessible
TokyoでJALのプライオリティ・ゲストという
障害者専用予約窓口をみつけたので、Tに電話して予約してもらった。すると 「Rayさんの電動車椅子の型はドライかウェットか聞かれたんですけど。」とTから言われた。ドライ?
ウェット? たぶんバッテリーのことなんろうだけど、はっきりとした意味がわからない。「うちのはバッテリー液を
補充する必要がないタイプだから、たぶんドライ。」と曖昧に答えてしまった。いいのかよ、おい。
4月1日身体計測とX線撮影のため大学に行ったついでに、旅行代理店によって、飛行機の
チケットを取りに行った。羽田・関西空港間往復で、早割で通常料金の35%引き(身障者割引
だと25%)の21,100円だった。早割で月曜から木曜の便を取ると通常料金の50%引きらしい。
今度は・・・・と思ったが、大阪の友達は社会人ばかりだ。相手にしてくれないって(爆笑)
去年はじめて大阪に行ったものの、ほとんど「飲みに行った」といって過言ではない。だから大阪って
どんなところかわからない。なので大阪の友達やWE'LLnetの
何でも掲示板を使って「車椅子で行ける大阪の観光スポット」をきいた。そしたら、
・大阪市内は地下鉄が車椅子でも簡単に乗れる
・関西空港の乗り降りなら、なんばがいい
地下鉄? なんば? 大学の本屋で大阪の旅行雑誌を買い(うち国際観光学科が有るんでそういうものが豊富なんです)
、なんばのページをみたらなんばグランド花月がある。吉本グッズを買うぞと即座に決めた(爆笑)。
石崎にもどこに行きたいか旅行雑誌を見せて聞いてみた。「フリーマーケットのあるアメリカ村」といかにもおしゃれに
興味が有る21歳の女の子らしい返事。それなら行こうかと地図を見たら、なんばとアメリカ村の間に
道頓堀! この1年間「道頓堀に行ってぜひ食い倒れてみたい」と大阪の友達に何度も言っていた私
である。もうコースは決まった(爆笑)。
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