ブーム下面（ブームシリンダーブラケット前方）
：亀裂修理・補強

（2006/5/26（金）追加、2007/8/17（金）加筆修正）

ブーム下面亀裂部（写真中央）	ブーム下面亀裂修理・補強後（未仕上げ）

ブーム下面亀裂部アップ	ブーム下面亀裂部アップ（反対側から）

ブーム下面亀裂修理・補強後アップ（未仕上げ）

パワーショベル・バックホー・ユンボにおいて、上部旋回体とブームの間に取り付けられ、伸縮することでブームを直接動かす役割をする油圧シリンダーを「ブームシリンダー」と呼びます。

この事例では、ブーム下面に位置しているブーム側のブームシリンダー取り付け部（ブラケット）前方に亀裂が生じ、またそれに伴い、亀裂部の周辺に若干の変形が生じていました。

修理の大まかな内容としては、ジャッキ等を用いてブームに適切な力を加え、ブームの破損部周辺に生じた変形を修正しつつ、クラック部をしっかり開先をとって溶接し、その上から補強用の鉄板を溶接しました。
（※上記写真は、サンダー仕上げ・塗装を行なう前の状態です。）

修理部に貼り付けた補強板の形状は、修理部付近にかかる応力を逃がすために、曲線状にしてあります。

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