(2007/8/21(火)加筆修正)
ブームフート部の 亀裂修理・補強後(塗装前) |
ブームは人間の身体に例えると、油圧ショベル(パワーショベル・バックホー・ユンボ)の「二の腕」、フート部は同じくパワーショベルの「うで」の根元の部分です。
フート部はフートピンとよばれる大きく太いピンにより、油圧ショベルの本体側ブラケットに組みつけられます。
このフート部に亀裂が入る場合は、通常フートピンの入る筒状の部分(写真の黒い穴がある部分、「ボス」と呼ばれるパーツ)の上に入ります。
この事例では、ブーム周囲の半分以上に亀裂が入っていたため、機械本体からブームを外して修理しました。
また、亀裂修理部の周囲に補強用の鉄板を貼ってあります。
亀裂が生じた場合には、強力な力がかかったために、そこからねじれていることが殆どであり、そのため修理後にフートピンが「うで」の他のピンと平行になるように、修理する必要があります。