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リフトアームのねじれ・変形修正(2)

(2006/5/27(金)追加)

修正前、右側手前のみ浮いている。修正後
修正前、右側手前のみ浮いている。修正後、4点とも鉄板に接触している。
修正前 修正後、4点とも鉄板に接触している。
修正前修正後
修正後(組んだ状態)
修正後(組んだ状態)

リフトアームはタイヤショベル・ホイールローダー前部に取り付けられているHの字の形をしたパーツで、油圧シリンダー(アームシリンダー)の力で上下動し、バケットシリンダーやリンクなどとともにバケットの支持・稼動部分を構成して、バケットを上下させる役目をします。

タイヤショベルを使用中に、歩道の縁石にひっかけるなどして、バケットの片側のみに大きな力が加わった場合、このリフトアームがねじれることがあります。

このページの事例では、リフトアームを平らな鉄板に乗せると、修理前では4点(ボス付近の4箇所)が鉄板に接しておらず、一箇所だけ浮いています。(※左上の写真)

これは、リフトアーム中央のパイプにねじれが生じた状態であり、実際にタイヤショベル本体に組んだ状態では、バケットが正面から見ると左側(運転席から見て右側)が上がった状態になります。

また、リフトアームの(後方、運転席から見て)右側の板にも変形が生じています。

修理作業においては、ジャッキ等で適切な力を加え、バーナーで加熱しながら修正しました。

修正後は、リフトアームの4点とも鉄板に接触しています。(※右上の写真)

またタイヤショベル本体と組んだ状態の写真を見ると、バケットがおおむね本体と平行な状態になっています。

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