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タイヤショベル・
ホイールローダー
の修理事例

リフトアーム変形:修理前 リフトアーム変形:修理後

タイヤショベル(ホイールローダー)は、自動車と同じように四輪のタイヤで走行し(※ただしステアリングは、自動車と異なり、車体が中央で折れ曲がるように動くことで行われる)、油圧ショベルに比べると移動速度も速く、一般道を走行することが出来ます。

また、降雪地ではバケットの代わりに各種の除雪用アタッチメント(マルチプラウ、ラットシェーバーなど)を取り付けることで、除雪機械としての役割も果たします。

一般の目に触れる機会が多いという点では、油圧ショベルと並んで、代表的な建設機械と言えるかもしれません。


油圧ショベルとの違いは、例えば作業時には、油圧ショベルの場合は掘削物を上から手前側に掬い上げるかたちになりますが、タイヤショベルはリフトアームで下から前方(前上方)に掬い上げるかたちになります。

またバケットのバリエーションは、油圧ショベルほど多彩ではありません。

しかし移動速度が速く、バケットの容量も大きいので、例えば採石場においてダンプカーの荷台に砂利を積み込むのに、よく用いられているようです。

余談ですが、巨大なものでは、重量100tクラスのものも存在します(北海道には数台存在するそうです)。当然、一般道は走れませんが。


バケットやアタッチメントは、油圧ショベルと同様によく磨耗や変形、破損を起こします。

当社の見聞きしている範囲の話ですが、特に採石場での積み込みに使用しているバケットでは、内張りの補強に例えば9mm鉄板を使用した場合、一年ぐらいで補強板に穴が開くようです(※鉄板の材質にもよると思われる)。

また、作業時にバケットやアタッチメントに無理な力が掛かることで、バケット・アタッチメントを支持・稼動させる働きをするリフトアームが、中央のパイプ部分でねじれを起こしたり(結果として、バケット・アタッチメントが左右いずれかに傾いた状態になる)、左右の鉄板に湾曲・歪みが生じることもよく見られます。

そのようなリフトアームの変形修正は、当社で頻繁に行なっている修理事例の一つです。

リフトアームの変形状況は、多くの場合複雑な変形を起こしており、その修理時には変形箇所を確認し、どのように力を掛けて修正するべきか適宜見極めつつ、丁寧に作業を行なう必要があります。


※当サイトでは、当社業務上の通例に準じて「タイヤショベル」「ホイールローダー」を、同一種類の建設機械の名称として扱っております。厳密な定義とは異なる可能性がありますが、ご了承ください。

修理部位 掲載している修理事例

普通のバケット

タイヤショベル・ホイールローダー用バケット
タイヤショベル・ホイールローダーに
標準装備されているバケットです。

マルチプラウ

マルチプラウ
降雪地帯で使用される
除雪用アタッチメントです。
積雪を左右の鉄板で押しのけます。

ラットシェーバー

ラットシェーバー
降雪地帯で使用される
除雪用アタッチメントです。
スクリューが回転し、
硬い路面の氷や圧雪を削ります。

リフトアーム

リフトアーム
タイヤショベル
(ホイールローダー)において、
バケットやアタッチメントを
支持・稼動させるためのパーツです。

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