モンテンルパ世界平和祈念公園内の平和観音
処刑された17名の墓石

この歌は、昭和27年12月24日、歌手の渡辺はま子さんがフィリピンのモンテンルパの「ニュービリビット刑務所」で日本人戦犯収容者の前で歌った曲です。
この曲はこの刑務所に収容されていた死刑囚達が作詞作曲したものです。

この歌にまつわる話題は尽きませんが、何ともいえない悲しい哀調を帯びたメロディーですね。

1.
モンテンルパの 夜は更けて
つのる思いに やるせない
遠い故郷 しのびつつ
涙に曇る 月影に
優しい母の 夢を見る


ツバメはまたも 来たれども
恋し我が子は いつ帰る
母の心は ひとすじに
南の空へ 飛んでゆく
さだめは悲し 呼子鳥



3.
モンテンルパに 朝が来りゃ
昇る心の 太陽を
胸に抱いて 今日もまた
強く生きよう 倒れまい
日本の土を 踏むまでは

フィリピン郊外にある「ニュービリビッド刑務所」