福知山マラソン奮戦記

日時      2006年11月23日(木・祝)
場所      
京都府福知山市
距離   
42.195km
天候   
曇りっぱなし

         男子     女子     合計
出走人数     
   名           名      名
完走人数    
4808名      806名   5614名
完走率       
%        %        %

タイム    3時間07分58秒
順位      登記の部      126位/520名
           男子総合      286位/4808名

   


去年までマンションの役員をやっていたり、
仕事のためのドタキャンとかでで、フルはほんまに久々。
去年2月の泉州国際以来やから、実に21ヶ月ぶりである。
100kmはしょっちゅう走っていたのにね。(^^;)

一応目標タイムは3時間を切ること。
みんなから「実力からいって問題なくいける」と言ってくれてたし、俺自身もそう信じていた。
ところが、大会直前まで出張続きで、疲れもあったんやろね。
思ったよりペースが上がらなくて3時間にはほど遠かった。

前日も家から250kmも離れている愛知県豊川市を出たのが夜8時。
帰宅は深夜0時で、お風呂に入ったりレースの準備をしていたら、布団に入ったのは2時となってしまった。
今回は自家用車で行くつもりにしていたので、翌朝は4時半起床。
枚方に住んでるうえちゃんと落ち合って、一緒に会場に向かった。

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会場では青馬会の着替えブースにお邪魔し、
そこでしばらくみなさんと一緒にくつろぐ。
わーわーすの受付のところにはダブルさんやいけやん、
ブラインドランナーのみっきーさんや中村さんも。
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RUN/WALK-Styleのブースもありました。(^O^)/ ち〜む怪速亭としてブースは用意していなかったけど、
メンバーには時々遭遇。
よしやんと、まさみんもおられました。

天気予報は雨の確立50%と言ってただけあって、ずっと曇り空。
少し風もふいてるけど、震え上がるほど寒くはない。
このまま雨が降らないことを祈り、
俺は久々のランパンランシャツのスタイルでレースに臨むことにした。

今回のスタート位置はBブロック。
恥ずかしくなるくらい、前のほうに並ぶこととなった。
福知山マラソンは登録選手も一般選手も申告タイム順に並ぶこととなっている。
そのため、当然速いタイムを申告すれば、その分前に並べるけど、
多分俺は『2時間50分』って書いてしまったような気がするなぁ〜(^^;)

同じブロックには青馬会の濱ちゃんやアガシさん、MARIOやKAZUくんの姿も見える。
久保くんも同じBブロックやったんで、スタート直前まで談笑。
でも、さすがフルマラソン。ウルトラマラソンにはないピリピリした緊張感が周りから伝わってくる。
100qマラソンなんか、スタート5分前まで誰も並んでへんからね。(^^;)


スタート〜5q  21分34秒
5q〜10q    21分26秒  (43分00秒)


スタートの号砲が鳴って、13秒後にスタートラインを通過。(どんなけ前やねん・・)
今回の作戦は四万十川100qマラソンのときみたいに前半を抑えること。
4分10〜15秒/kmのイーブンペースで走るつもりにしていた。
スタートしていきなり1.5qの下り坂も、飛ばしたいところをがまんの走り。。
でも、思ったほどペースが上がってこない、やはり睡眠不足がたかっていたのかぁ・・
市街地に入って5kmを過ぎたあたりから、濱ちゃんとアガシさんに遭遇。
そのまま追い抜いていこうかとも考えたけど、このまま濱ちゃんらと一緒に走ることに。
濱ちゃんらは4分20秒/kmを確実に刻んでいたし、
3時間でゴールできなくても、限りなく3時間に近いタイムでゴールできそうやったもんね。


10q〜15q   21分30秒
15q〜20q   21分25秒  (1時間25分55秒)


ここまでは全くのイーブンペース。
4分15秒〜20秒/kmを確実に守って走っていた。
ただ、このペースやったら3時間以内にゴールは無理と判断。
かといって、これ以上早く走るパワーもなかったし、
体調もイマイチやったんで早々にサブスリーは諦めることにした。
心の中でつぶやく。「うえちゃんをはじめ、応援してくれた人、ゴメンナサイ・・」

濱ちゃんらと一緒に走ってる中で、女性ランナーも1人ずっと後ろについてきてた。
その女性は堺の方らしく、前回の福知山では3時間04分でゴールしたとのこと。
むさ苦しいおっさんばかりで走るのもつまらんし、
「ついて行っていいですか?」の言葉に、「一緒に頑張りましょう!」と二つ返事した。

ハーフタイム   1時間30分38秒

最低でもここでサブ1.5ををしておきたかったのに、あかんやん!
今回はとりあえず自己タイム(3時間08分48秒)を上回ることに目標を切り替え、
あと残り半分を走りきることを誓う。

ハーフを過ぎたタイムがサブ1.5に届かんかったけど、
まだまだ元気に走れる。
脚もそれほど痛みもないし、対して息も上がってへん。
このまま順調に行けば、余裕で自己新は狙えるやろと思っていた。
しかし・・


20km〜25km   21分36秒
25km〜30km   22分01秒  (2時間09分22秒)


折り返し地点がある25kmまでは濱ちゃんとその女性で並行RUN。
お互いが引っ張り合いながら走るというかんじやった。
俺より先に走るメンバーでは三浦さん、西川さん、よしやんに健闘を叩きあう。
そして折り返し地点には、みっきーさんの伴走を後半から担当のうえちゃんに励まされる。
「ええペースや、そのまま維持していけ〜!!」
少しいっぱいいっぱいになりながら、返事をした。
「よし、このままペースを守ったら3時間5分以内は固いやろ」
と思ったが、ここから女性ランナーがペースアップ。
逆に俺達が女性を追いかけるような形になったけど、すごく速い。
先に濱ちゃんが途切れ、俺も追いつけなくなった途端、急に腹痛が!!(@@)


30km〜35km   23分23秒
35km〜40km   23分53秒  (2時間56分38秒)


実はここ3日くらい、時々やってくる腹痛に悩まされていた。
別にお腹を壊しているわけでもないんやけど、
胃のあたりがキリキリ痛くなってくる。
そのため前日の食事もうどんみたいに炭水化物にしていたし、
レース前にトイレも2回行っていた。これで万全やと思っていたのに・・
当然、スピードは落ちて大失速。走っているのも辛くなってきた。
歩くか立ち止まるか真剣に悩んだけど、ここは勝負むかけたレース。
易々と休みわけにいかない。
とりあえずほぼ毎回採っていた給水を3回に1回に減らし、
ウェストポーチに入れていた黒糖を口に入れ、我慢の走りを繰り返す。
すると、そのうち腹痛も和らいでいき、少し元気に走れるようになった。
よかった〜・・

39km地点は3年前に福知山マラソンを走ったとき、エネルギー切れで座り込んだところ。
幸い今回はエネルギーか切れず、元気に走れそう。
やっぱり、ウルトラを重ねているうちに、スタミナも少しついたかな??


40km〜ゴール   11分20秒  (3時間7分58秒)

苦しい苦しいレースも終盤を迎え、あとは最後の上り坂。
福知山マラソンの中で一番苦しいところにさしかかった。
「とにかく普通に走れば自己新は間違いない、あとひと踏ん張りや!」
自分に言い聞かせ、そして周りの「ラスト頑張れ〜」の声援に後押しされながら、最後の力を振り絞る。
たった1.5kmの上り坂やのに、遥かかなたに見える。
走っても走ってもゴールにたどり着かないのではという錯覚まで出てくる。
それでも休むことなく前へ前へ・・・・
そしてゴール!!!(^O^)/

今までの自己記録は2年前の泉州国際で出した、3時間08分48秒。
とりあえず、自己新だけは達成することができた。。
今回のレースは実に21ヶ月ぶりのフルマラソンということもあって、
自分の実力と展開が全く読めなかったけど、
なんとか最後まで止まらず、歩かず、意識が飛ばずができて、よかったわ。
ほんとはサブスリーを狙っていただけに、それができなくて少し残念やったけど・・

先に行かれた女性ランナーは3時間03分で自己新とのこと。
「ありがとうございました〜」と、わざわざ御礼を言ってくれた。

今回サブスリーができなかった反省点として
@ とにかく寝不足。レース前の睡眠が2時間半はあかんやろ!
A 腹痛対策。もっとしっかりケアしなさい!
B シューズ。練習やレースで底が全くないシューズではダメ!
っていったところかな?
シューズは出張続きでなかなか買いに行く間もなく、
完全に賞味期限の切れた底では、脚に力が入らんかった。。
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レースが終わってからみんなのゴールを見届けてから帰りたかったけど、
家の用事ですぐに帰る必要があったので、2時半くらいに会場を後にした。
たくさんのランナーの中にたくさんの知り合いがいて、
それぞれが目標を持って望んだ福知山マラソン。
また来年も記録を狙って頑張りたいと思う。。(^O^)/