第22回木津川マラソン奮戦記

日時      2005年2月6日(日)
場所      
京都府京田辺市、精華町、木津町、久御山町
距離      
フル
天候   
曇り

タイム    3時間17分49秒(ネット)
順位      
男子総合         121位/1769名
           
総合            123位/2083名

ここの大会は毎回参加させていただき、今回で4回目となった。
私にとって弦のいい大会で、過去の3回は毎回ベストを更新することができ、今回もそのつもりで臨んでいた。
できればサブスリー(3時間以内)、悪くても3時間05分を切るのを目標をおき、
そのために毎週水曜日はナイトランの練習会に参加して1人ではなかなかできないスピード練習をしたり、
マラニック等にもできるだけ参加してスタミナ作りにも励んできたつもりやった。
ところが、実際本番のレースでは思ったようにタイムは伸びず、残念な結果に。
原因は気象条件やコンディションもあったけど、それ以上につまらん失敗が!!!

去年まではスタートが10時35分やったのに、今年から10時丁度。そのため家に出る時間も早くしないといけない。
相変わらず準備は朝起きてから行い、JR学研都市線の東寝屋川駅を7時45分に発車する電車に飛び乗る。
(途中からダッシュやった・・)
約30分で京田辺市に到着し、とことこ歩いていたら、チーム怪速亭のかもさんやチョッパーさん、
かっちゃんと遭遇してみんな一緒に現地へ向かった。
去年からスタート地点が○○中学校から木津川河川敷の○○公園に変わり、歩くと結構遠い。30分はかかったかな?
現地には既に多くのランナーがレースの準備をしており、怪速亭のほかのメンバーも結構リラックスしている様子。
でも、寒さに震えて焚き火の周りには人も多かった。
去年はすごく天気に恵まれたけど、今年はずっと薄曇りの天気。
2年前の雪まみれのレースと比べたらましやけど、それでもかなり寒く感じたな。
それに風が気になる。スタート前はそれほどでもないと思ったけど、
実際河川敷に出るとそこそこ吹いてるような気もした。

レース用のシューズに履き替え、軽くウォーミングアップ。このときになんで異変に気がつかんかったんやろ・・?
スタート15分前のアナウンスで前のほうに並ぶ。
相変わらず3時半以内というグループが一番速いところで、よしやん、藤村さん、ふくぴーと一緒に並んだ。

10時ジャスト、『パンッ』というピストルの音と共に一斉にスタート。結構前のほうにいたのでスタート後の大混雑にはあまり遭遇することなく、10秒くらいでスタート地点のマッチを踏むことができた。

スタート 〜 5km     20分57秒
5km 〜 10km        20分21秒     (41分18秒)

今回は一応サブスリーを狙っていたので、当然それ相当のペースで走らないといけない。
フルを3時間ということは4分15分/kmが最低条件。
でも後半失速することを考えると、最初は4分〜4分05秒/kmで走らないといけなくなるし、かなり大変!!
1kmくらい進んだところに3時間のペースランナーに遭遇し、しばらくその後ろをついて走る。
しかし、よしやんはロケットスタートで、ペースランナーを抜いてどんどん進んでいた。
私も貯金を作るためにペースランナーより前にでて、結構いいペースで走っている4〜5人の団体に混ぜてもらうことにした。少し息が上がりながらも、ここまではなかなかええ感じで走れたかな?
去年よりもトップランナーは折り返しに近いところで遭遇しているのを感じながら、その後に続くランナーを見ていると、
高木さんやめっちゃええチームのしおっさん、そしてよしやんがええ感じで走ってる。
お互い健闘をたたえながら、折り返しに向かった。

10km 〜 15km    21分18秒
15km 〜 20km    21分50秒     (1時間24分26秒)

折り返してびっくり!
ずっと快調に走っていた10km。実は強い追い風のためで、折り返して逆走すると当然強い向かい風。
ペースも思うように伸びなくなってきていた。
それまで4分05秒/kmで走っていたのが、風に押されて一気にペースが落ちる。
それにやたら足が重たく感じてきた。次第に一緒に走っていた団体にはついていけず、ずるずると後退してくる。
よしやんはそれ以上にペースが落ちたみたいで、15kmを過ぎたあたりで抜かさせてもらう。
よしやんを抜かせてもらったからといって、こっちも余裕があるわけではない。
すぐ後ろには3時間ペース走の団体が迫ってきているし、これ以上ペースを落とすわけにいかない。
とりあえず、すぐ前を走っているランナーに必至についていくことにした。

20km 〜 25km    22分34秒
25km 〜 30km    25分59秒     (2時間12分59秒)

なんとかハーフは1時間半を切ることができたけど、これ以上ペースをあげるどころか、
このペースを保って走ることさえ不可能になってきた。
22kmくらいの給水ポイントで、とうとう3時間ペース走の団体に追いつかれたと思ったら、あとはあっという間。
20名くらいの団体に次々に抜かされ、どんどん離されていく。
こうなったら当然3時間以内の目標にはまず届くこともないし、あとは我慢の走りを繰り返すだけとなった。

何が原因でこうなってしまったのか。向かい風がむちゃくちゃ強いから?コンディションが悪いから?
それともシューズ・・?
シューズはいつも家の練習で履いているのではなく、だいぶ以前から履いてるターサーIGS。
かなり自分の足にマッチしているので、水曜日のナイトランの練習や本番のレースなど、
ここ一番のときしか履かないようにしていた。今回も狙ってるレースやったし、そのシューズで走ることにしたが、
今日に限ってイマイチマッチせず、足の裏はかなり痛い。
アスファルトの路面を直に感じるくらい衝撃を受け、靴底が減っているのを感じる。
「もうこのシューズも終わりやな・・」走りながらずっと考えていた。
「苦しい。向かい風が強い。足の裏が痛い。」周りのランナーに次々に抜かされ、
ついにはいだっちさんや藤村さん、よしやんにも抜かれてしまった。。

30km 〜 35km    26分18秒
35km 〜 40km    27分36秒     (3時間06分53秒)

1号線の木津川大橋をくぐると怪速亭のふきこさんが立っていた。
ふきこさんは15km地点くらいでも見かけたような気がしたけど、他のランナーを見送ってすぐに移動したんやろな。
ああやった移動しながら応援をしていただけたら、やっぱりうれしいもんや。
八幡市方面の折り返しを過ぎたらまた追い風になると思って我慢の走りを繰り返してきたけど、
折り返したところでもう遅れを取り戻すようなパワーは残ってへん。
相変わらずずるずるとペースが落ち、他のランナーにどんどん抜かされていく。
ついには2位の女性ランナーやMARIOさんにも抜かされてしまい、とても追いつくことがでけへん。
少しスピードを上げようとしたら今度は左の太ももあたりがピクピク言いだし、無理をしたらそのままつってしまいそう。
すれ違う仲間のランナーは向かい風でやはり苦しそう。激励を送りたいけど、こっちも全然余裕がない。
とにかく我慢の走りでゴールに進むだけやった。

今回はコンディションが悪かったと完全に開きなおり、ゴールまでは流しでいこうと決めた。
エイドでは立ち止まってパンを食べたりドリンクをおかわりしたり。
もうタイムは全く気にせずただゴールだけを目指すだけの走り。なんか寂しかったわ。

40km 〜 ゴール      10分56秒     (3時間17分49秒)

いつもならラスト2kmは最後の力を振り絞って!となるところやけど、
5分半/kmまで落ちたペースはもうあげることはできなかった。
とにかくこれ以上落ちないよう、今のペースをたもつのが精一杯でゴールを目指す。
ゴール前であと1kmのところでちえりんが怪速亭の旗を持って声援を送っている。
ゴール手前200mではハーフで先にゴールしたみぞさんやしーさー。やなちゃんがいる。
中途半端な笑顔で挨拶し、なんとかゴール!

今回のタイムは去年のこの大会(3時間15分)はおろか、2年前のタイムよりも12秒遅い。
あれだけ練習したのに2年前より遅いとは・・
2年前の泉州国際や、3年前の淀川市民、福知山みたいに途中で脱水症状で座り込むということはなかったけど、
あまりにも不本意な成績でかなりショックやった。
レースが終って足が痛いのはいつものことやけど、いつも以上に疲れている。
特に足の裏は痛くてまっすぐ歩くのも困難なくらい辛かった。

アフターは怪速亭主催で開催されるけど、このあと仕事で名古屋に行くことになっているので参加できず。
無料券をいただいた銭湯にみんなと行き、私はそのまま電車に乗って家に帰った。
去年の怪速亭の忘年会も名古屋に行くためにお酒は飲めなかったし、かなり悔しいな。
3月は京都シティの後に怪速亭の総会(ただの飲み会)があるので、そのときに弾けよう!

何でこんなに調子が悪かったのか。何でこんなに疲れたのか。
いろいろ考えながら家に帰ってびっくり!!!
なんと、レース用のシューズにインソール(中敷)が入っていなかった!
そういえば、去年アシックスでオーダーメイドのインソールを作ったものの、
すぐに小指に水ぶくれを作るために外に出していた。
そしてレースのときは違うインソールを入れようと思ってすっかり忘れていた。
そりゃクッションがないんやから足の裏は痛くなるし、疲れもたまっていくわな。

「もっと早よ気がつけよぉぉぉぉ・・」
気づいたときはあとの祭り。既にレースは終っておりました・・・

約1年ぶりのフルマラソンがこんなつまらん失敗で終ってしまい、なんともやるせない。
もしちゃんとインソールが入っていれば、もう少しマシなタイムで走れたと思うと悔しくて仕方ないわ。
次にフルマラソンを走るのは2週間後の泉州国際マラソン。
今度は堺の青馬会が相手ということでライバルも多い。厳しいレースになりそうやけど、まだまだ負けられへん。
もうこんな失敗がないよう、しっかりインソールを入れておこ。