第14回京都シティハーフマラソン奮戦記

日時      2007年3月11日(日)
場所      
京都市
距離      
ハーフ
天候   
曇り時々晴

タイム    1時間27分01秒
順位      
男子総合         490位/4325名


写真は松ヶ橋あたりでやっほ〜さんに撮ってもらったものです。

今までハーフの自己ベストは2年前の1時間26分35秒。
やはりフルで3時間を切るためには、ハーフを1時間25分くらいで走る力はほしい。
先月の泉州国際でのハーフのタイムが1時間27分48秒やっただけに、
ハーフ限定やったらもう少し速く走れる確信はしていた。
ところが・・

2月の泉州国際市民マラソンでは目指せサブスリーの気持ちで望んでいたが、
根本的な力不足のために、最後までイーブンペースを保つことができず、
あと4分を残して残念な結果になってしまった。
でも、ハーフまでの距離はそれなりにいい調子で走れていたし、
30km位まではイーブンペースで走れる自信はあった。
そのため、今シーズン最後のレースとなるこの京都でも、なんとかいい結果を残したいと思っていた。

とりあえず風邪は引いていないし、脚に故障はない。
ただ、日頃の疲れが溜まっているようで、それだけが少し不安やった。

朝は5時前半くらいに起きて6時半過ぎに出発。
京阪三条駅についたら、そこから歩いて会場まで向かう。
いつもやったら、ここで知っている方によく遭遇するんやけど、
今回はどなたにも会わなかったなぁ・・

8時前には現場に到着。みやこめっせ内のトイレで用をたしてから、
ち〜む怪速亭の集合場所である岡崎公園グランドに向かう。
場所取り係のチョッパさんやコウジさんなど久しぶりの再開を喜び、
レース用のランシャツに着替えた。

前日の夜から雨が降り出し、
それがいつまで降り続くか不安やったけど、
家を出たときはやんでくれたのでラッキー!!
ただ、今回はランパンランシャツ姿にしたけど、結構寒いし、
北からの風が強い。この風が結局今回のレースを大きく左右してしまったと思う。
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いよいよスタート。

8時57分に車椅子の部がスタートし、9時ジャストにマラソンの部はスタートする。
3年前から陸連選手として参加しているので、一般集団より先頭グループに陣取ることができる。
やっぱり前からのスタートは気分もええな。
ダブルさんや納豆太郎さんらと軽く話をし、
寒いながらも和気あいあいとしながらスタート時間を待った。
周りからはかなりピリピリするのを感じる。
このんへんがウルトラマラソンと大きく違うところやね。。

『パンッ』というピストルの音と共に一斉スタート。
陸連集団はスタートもスムーズやけど、
とりあえずスタートダッシュで平安神宮の鳥居をくぐる。
鳥居を過ぎてすぐの右折も渋滞なく走れることを確認しながら人の波へ・・
って言いたいところやけど、ポジションもポジションだけに、
周りのランナーはむちゃくちゃ速い。。。(@_@)

スタート〜5km 20分24秒

最初の1kmは手元の時計で4分ジャストやのに、平気でどんどん抜かされていく。
とりあえずこのまま4分/kmを維持するつもりいたけど、
ある女性ランナーを目標物にしていたら、次の1kmは3分50秒になっていた。
少し息苦しくなってきたのを感じてきたし、目標ランナーは諦めてペースダウン。
すると、あれよあれよとペースが落ちてしまい、
たち直すことが難しくなってしまった。
「何でこれくらいのペースで息切れやねん・・?」
頭で考えているほど速く走ることができない自分に焦りを感じてきた。

コースは平安神宮から西へ走り、川端通りを少し南下し、御池通りを右へ。
烏丸通りを右に曲がって今出川通りまで北上するが、今出川通り手前の一条付近が5km地点となる。
相変わらず少年野球の子供たちがハイタッチを求めるが、申し訳ないけど無視。

誰か目標になる人がいればなと思って走っていたら、
走会ねっとで同じチームやったら納豆太郎さんがおられた。
納豆太郎さんは俺よりもずっと速いサブスリーランナー。
俺と同じような位置で走る人はないんやけど、最近調子が悪いと聞いていた。
それやったらということで、しばらく納豆太郎さんの後ろについて、
俺を引っ張ってもらうことにした。

5km〜10km 20分53秒(41分17秒)

最初の5kmは20分でいくつもりやったのに、
通過のタイムを見て愕然とした。
予定より30秒遅れていることに焦りを感じるが、やはり思うようにペースは上がらない。
なんとか遅れを取り戻したいけど、ここからのコースは賀茂川を北上となり、俺のなかでは一番いやなところである。
北からの向かい風をもろに受けながらゆるい坂道を上っていくのはかなり苦しい。
それまで納豆太郎さんの背後にピタリとつけていたけど、
納豆太郎さんもかなり苦しそうで、じりじりと遅れてくるのが分かる。
結局、ここでお先に行かせていただき、またまた一人旅となった。

賀茂川から北山通りを右に曲がると、沿道に見たことある顔が。
ち〜む怪速亭のかもさん、みきぽん、こがみ姉さんである。
かもさんはカメラを構えているし、苦しい中でも必死の笑顔。(^O^)/
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10km〜15km 21分04秒(1時間02分21秒)

だんだんペースも落ちていき、レースの流れとしてはかなり苦しいところ。
なんとかペースを落とさずに走りたいけど、徐々に疲れてきているのが分かる。
でも、北山通りから白川通りを左に曲がる松ヶ崎橋あたりでは、
今回故障で走らないやっほ〜さんが待ってくれていると聞いている。
とりあえずそこまでは走りぬかないと、やっほ〜さんに悪いわな。
でも、橋を過ぎてもやっほ〜さんは見当たらない。あれっ?って思っていたら、
橋を左に曲がったところでカメラを構えていた。
ちゃんと笑顔になってたかな〜?

白川通りに入ると国際会館までの2kmは折り返しコース。
先に走っているメンバーとも会えるし、あとから来られるメンバーともすれ違うことが出来る。
あまりにも速い先頭集団は見ることできなかったけど、
だいじゅさんやMARIOといった知っている速いランナーは見ることができた。
でも、俺もいっぱいいっぱいやったし、健闘をたたえるパワーは残っていなかった・・

国際会館の折り返しで後続のランナーを見てみると、すぐ後ろに久保くんがいた。
久保くんは去年の福知山でも同じようなタイムでゴールしているし、走力がすごく近い。
ただ、俺も意地やし、ここで易々と抜かれるわけにはいかない。
あと7kmはとりあえず逃げ切ることだけを考えて走ることにした。

15kmまでの5kmのタイムが21分を切れるように走りたかったけど、やっぱりできない。
疲れと向かい風と国際会館までだらだら上り坂が、かなりきびしい。
「もう自己新は無理やな・・」
少し弱気になってきたが、後続の知合いランナーと健闘を叩き合っていたら、
最後までレースを捨てるわけにはいかなくなる。
なんとかこれ以上タイムが落ちないことを祈りながら、ひたすらゴールを目指して最後の力を振り絞った。

15km〜20km 20分10秒(1時間22分31秒)

後続のメンバーと声を掛け合いながら、このコース1番の難関である立体交差に差し掛かる。
上りとしては1番きついところで、ここでいかにタイムを落とさずに上りきるかが勝負の分かれ目と思う。
ここは「しんどいのはみな一緒!」を自分に言い聞かし、
とにかく我慢の走りをする。

しばらくすると、
いつのまにかスタート直後に目標にしていた女性ランナーがいる。
その女性も最初に飛ばしすぎたのか、だいぶ苦しそうに見える。
今出川通りまでの上り坂あたりで、その女性ランナーを抜き、
ラスト3kmの下り坂に全神経を集中して走る。

「1人でも多くのランナーに追いつけ!」と自分に言い聞かせ、
前へ前へ・・
すると、今度は敦賀のSHOさんが走っていたので、
必死に追いかけることにした。

今出川通を過ぎたあたりで知っている方が応援している。
うえちゃんや吉岡さんの姿は見えたけど、あとは分からない。
じっくり見たら分かったかもしれないけど、じっくり見ている余裕がない。
とりあえず笑顔で応対して、先を行かせてもらった。
あとから分かったけど、写真を撮っていただいたのは、
中谷さんやった。
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20km〜ゴール 4分29秒(1時間27分01秒)

SHOさんとの距離が少しずつ近づいていくのを感じながら追いかけていると、
うずらさんや浜ちゃん、もりけんさんといった知っている方が、声をかけてくれる。
SHOさんも俺の存在に気づいたようで、必死に逃げる。
SHOさんとのデッドヒートは平安神宮の一般ランナーが並ぶあたりまで及び、
そして最後の最後に追いつくことができた。
心臓がバクバク言っているのが聞こえるくらいラストスパート!
鳥居をくぐる直前にSHOさんをかわし、そしてゴール!!!

ゴールした瞬間、そのまま崩れてしまいそうになるのを必死にこらえながら、
SHOさんや前後の知ってるランナーと握手を交わす。
今回は目標タイムに届かなかったどころか、自己新よりも26秒も遅いのは少し残念。
でも、今は苦しい中でも楽しくバトルができ、
最後まで走りきれた喜びのほうが大きいので、とらえずよしとしよう。

俺の直前にはわか練の大場さんが少しの差でゴールされていたし、
俺のすぐ後ろには久保くんや、伴走で走られていたおシオ師匠がゴールしてきた。
俺の前後10秒くらいには、またまた知っている顔ぶれがたくさんあったみたい。
同じような走力での争いはお互いが刺激するし、楽しいな。

レースのあとは去年に続いてチーム怪速亭の総会に参加。
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ここでは先のブログにも書いたとおり、
やっほ〜さんをはじめ役員が一斉に退任して、新しい会長を決めることとなった。
そして、やっほ〜さんの推薦の元、
総会に参加されたメンバーの賛同を得て、
俺が次の会長に就任してしまった。
はっきり言って会長という柄ではないし、
あまりえらそうなことは何もできない。
でも、誰かが引き受けなあかんことやし、
みんなが楽しく走れる場を作ることができたら、
その協力は惜しまないつもりでいる。
会長は副会長を6人任命することになっているが、
すでに俺の信頼できる方を6名選んで打診はしているし、
大半の方は承諾を得ている。

去年のややこしい事態から1年が経ち、前任のやっほ〜さんはここまで持ち直してくれた。
それを俺の代でつぶすわけにいかないし、今までどおり存続を続けていきたい。
でも、あまり張り切りすぎるのもよくないわな。
仕事をしながらの活動で身体ガもたへんし、来年度に会長になるかたが迷惑するもんね。

京都シティハーフマラソンが終わったことで、今シーズンのレースは終了したことになる。
ただ、5月以降はユリカモメ70kmを控えているし、6月はにちなんおろち100kmも予定している。

これからはウルトラモードで頑張ろう!!
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