「反応区の研究」
                                    足健アカデミーよなご 藤原 清

 始めに:日本足部反射区健康法協会の折田会長や陳明仁先生にご指導を頂き、足部反射区健康法の指導を始めて9年になります。
 私が指導する生徒さんは、そのほとんどが継続指導(リピーター)です。そのため、足もみの効果が大変良く分かります。時には反射区本来の反応では説明できない意外な反応と効果を示す場所があります。その場所を“反応区の研究”と題して足健アカデミアンに発表したものをここで説明させていただきます。
 反応区の定義:次の通りです。
 1.反射区または、反射区の無い空白の場所で、反射区本来の効果以外の効果のある所。
 2.すでに反射区として広範囲に指定されている場所で、特に効果が現れる所。
 なお、日本足健アカデミーの反射区図表を基準としています。
反応区の説明をいたします。
1.A最高血圧
 場所:拇指末節骨の足裏の第2指側の指先部分(反射区番号D三叉神経のところ)
 効果:最高血圧の調整
 反応:反応区が硬いと血圧が高く、柔らか過ぎると血圧が低い。硬い場合は按、軟弱な場合 は摩で揉みます。柔軟で弾力があるのがベストです。
2.B最低血圧
 場所:拇指末節骨の足裏及び第2指側の指の付け根部分(B小脳・脳幹の所)
 効果:最低血圧の調整
 反応:硬いと高く、軟弱は低い。最高血圧同様ほど良い弾力がベストです。
3.L高血圧
 場所:足の甲側の拇指基節骨上で45扁桃腺をふくむ場所。
 効果:高血圧の改善。
 反応:この場所の盛り上がりに比例して、首の後ろの筋肉が盛り上がっており、この反応区を揉    むと血圧が下がり脳卒中を予防できます。
4.F口内炎
 場所:足の甲側拇指末節骨上の爪の生え際。
 効果:口内炎の症状の改善。
5.N難聴Aタイプ(ハイカラ難聴)
 場所:H耳の反射区のうち、小指末節骨の第4指側です。
 効果:症状の重い人でも短期間で難聴が改善されます。
 反応:先の細く踵の高い靴のため、この場所の肉が第4指に圧迫されて三角形に変形していま    す。特に第4指の趾節間関節の圧迫によるタコ・魚の目のある場合は、耳がきこえなくなる    原因となります。
6.0難聴B(突発性難聴)
 場所:H耳の反射区のうち小指基節骨の外側(I肩関節の爪先側)
 効果:突発性難聴の改善
 反応:慢性の肩こりやストレスのため肥厚し難聴となったもので、小指の太さが第4指より太く、     外側に張り出しています。
7.Gのど(痰切り)
 場所:足の甲側で脛骨の下端で、上伸筋支帯と下伸筋支帯囲まれた所。
 効果:喉に詰まった痰を切ります。咳を止めるにも効果があります。
 注意点:長拇指伸筋が通っているので、それを避けて押し込みます。
8.M便秘・宿便
 場所:足の前面で脛骨と距骨・踵骨の関節部分(距骨下関節)にあり、39腋窩リンパ腺の
     甲側に隣接しています。
 反応:踵骨側が肥厚していれば便秘、距骨の上のコリコリした固まりは宿便です。
 説明:足の裏側にある29横行結腸の反射区の一部は、膵臓や十二指腸の反射区の内側に     なります(隠れます)が、それが足の甲(背中側)に現れる唯一の場所がここです。
     52直腸・肛門、32肛門、25〜31小腸と大腸の反射区とこの反応区の4点をセットで揉     むと便秘・宿便はほとんど解消します。
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