10.E内臓
場所:54胸椎及び55腰椎の反射区に隣接する足底側(脊
柱起立筋上)にあります。
効果:神経の伝達が良くなり、内臓の症状が改善され、
同時に腰痛も軽減します。
反応:脊柱起立筋が硬直して腰椎等に負担が掛かるので、
よく揉みほぐします。
11.H股関節
場所:足首の外側にある後距腓靭帯と後脛腓靭帯の深部にあります。
効果:深く揉む事によって足首の動きがスムースになり、股関節の動きがよくなります。
12.J大腿・下腿
場所:足の甲で、立方骨と踵骨の側面35膝関節・60肘関節の甲側にあります。
効果:大腿部及び下腿部(腓腹筋・前脛骨筋等)が柔軟になります。また膝痛も改善されます。
反応:大腿部や下腿部の筋肉が固くなるとこの場所も固くなります。
提案:この場所は、反射区の原点である胎児の姿と重ね合わせてみると、肘関節を中心に、
指先側に前腕・上腕、踵側に大腿・下腿と並ぶ姿は、正に反射区にふさわしく思われます。
13.Kこむら返り
場所:足底腱膜(長拇指屈筋)です。
効果:この足底腱膜を揉みほぐすと、こむら返りが起こらなくなります。
反応:足底腱膜が弓の弦のようにピーンと張った状態になると、こむら返りを起します。拇
指を甲側に反らすと揉み易くなります。
折田 充
右はヒトとゴリラの足の筋肉比較です。
ゴリラの足はごつくて丈夫そうですが、ヒトのようには敏捷で安定
した歩行はできません。それはヒトの足にはゴリラと比較にならないほど大きく大臀筋が発達しているからです。
下図はヒトの歩く時に、@片足を前に出した時、Aその足で体重を支えた時、Bもう一方の足を前に出した時、の三つの段階の筋肉の働く様子を表したものです。大臀筋はAの時の体を片一方の足で支えるときに活躍する筋肉なのです。
支えている脚に体重がかかるときに、股関節を安
定させ、また体が前に倒れないように前脛骨筋とともに支持しているのが大臀筋です。
大臀筋が衰えると自然と体はふらつきます。
大臀筋を鍛えるには片足で体重を支える、相撲の四股のような運動や片足スクワットなどがいいです。
体を支える力が弱くなって転倒するのが恐いです
ね。股関節骨折など大きなアクシデントにもつながります。
ヒトが二本足で歩ける訳―サルとの違い
9.D腰痛
場所:立方骨、外側楔状骨、第4中足骨上にあります。
効果:腰痛の改善と背中(腰)の曲がりを直し、姿勢を良くします。
反応:背中(腰)の曲がった位置は、肘の高さを背中に回した位置と60肘の反射区(第5
中足骨の底部)を甲側に引いた位置と同じで、腰と背中の中心です。そこより足先側
は背中、踵側は腰です。
page2
第48号 2007.06